重さを利用する | 動きの哲学、日常のヒント

動きの哲学、日常のヒント

ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

体側のストレッチは、「重さ」
を使うのがコツです。

 

ストレッチを行う時は、自分自身も、受講者様も、常に「力まないよう」に留意します。

特に胸郭を拡げ、呼吸の深まりを促す「体側」のストレッチ(下図)では、そのことを大切にしてほしいです。ところが、体を曲げようとして、思わず力んでしまう事もよくありますよね。

 

 

そういう時に、体重を利用すると、上手く伸びます。

 

 

このストレッチでは、重心を右足にかけるのがポイントです。

 

つまり、「上に向かう指先のベクトル」と、「右足から床に向かう重力のベクトル」が体の側面をゆったり十分に伸ばすのです。伸ばしやすいのです。

 

身体の「重さ」を利用することで、余計な力みが抜けて、リラックスしながらストレッチの動きを行うことができるからです。

 

スッキリと爽快感を感じるストレッチとなります。仕事などで根詰めて疲れてきたら、軽くやってみてはいかがでしょうか?

 

 

2025.5.4rewrite