研修 適塾 | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

ピラティス・ストレッチインストラクターのyou.suke(ようすけ)です、アラフィフです。

 

 

本日は研修でした。(自主研修と称し)

今般思いがけなく空いた隙間の休みに、本当に「フッ」と、心の片隅で一度行きたいと思っていた緒方洪庵の「適塾」(てきじゅく)を訪ねました。

 

「解剖学」の研修ということですね、一応。そういうことで、江戸時代後期に大阪で開いた私塾で、医者であり蘭学者、教育者である、緒方洪庵(おがたこうあん)の適塾に行って参りました。

 
いわゆる「解剖学」と言えば、主にピラティスでは、骨格筋を理解し、動きを理解するために必須です。それを効率よく元気な体を造り上げるために、インストラクターの養成においては必ず学ぶものだと思います。
 
 
さて、適塾のあるエリアは船場と呼ばれる地域にありまして、御堂筋線「淀屋橋」の駅を降りると、比較的地味なひっそりとしたエリアでありまして、しかし、ここはかつて金融・商社中心である大阪の業務中心地でした。
そして、この地区の一角に、こちらですね。
 
 
ありました、ありました。これが適塾です。
 
 
        
 
然とそこだけタイムスリップしたような心地よい感覚があります。
こちらは、今は大阪大学の医学部が管理しています。
 
 
入ると・・・・
(ちなみに入場料は270円。非常に良心的な料金です。)
 
 
入ると、塾の中は、結構広いですね。
 
      
 
 
中庭もあります。
 
 
 
この適塾からは、何人もの幕末・維新の人材が輩出していますね。
福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内といった、そうそうたる人達ですね。
そして、上記のような人々は、蘭学・医学を学びながら、また維新の時代の中で政治の運動に身を投じていきました。

 

 

医学・解剖学といえば蘭学、つまりオランダから輸入した学問ですね。

この適塾には全国から千人以上の人材が集まり、それはもう本当に辞書を奪い合うように、本当に熱心に先を争うように勉強をしたようです。

 

こちらの部屋が講義を受けていた部屋であるそうです。

 

 

 

 

 
 
 
解剖学の教科書は、こんな感じ。
 
そして、
解剖学よりも、感じたのはむしろ塾生の「学ぶ」姿勢能の真剣さ。いや、真剣であったであろうという想像ですが説明書きを見ると、上の写真の部屋を畳一畳分ごと個人のスペースとして分け、その小さなスペースで、切磋琢磨していた様子がありありと伝わるのです。
また、教育者として、そこまで多くの人を導ける気迫と知識。
 
その凄みを、落ち着いた緒方洪庵邸宅兼私塾の学舎に感じました。
 
では、では。