「バランス感覚」は、こんな感じだと思います。 | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

こんにちは。ピラティス&ストレッチインストラクターのyou-suke(ようすけ)です。おじさんです。プロフィールは大したことがないですが、こちらです。

今日は雨模様ですが、久しぶりに温度が下がり体が休まる気もします。

 

 

さて、本日はですね、体の「バランス感覚」とは、どんな感じか?これは体の感覚に人そぞれ染み込んでいる個人差があり、感覚的なアプローチとしては人の数だけあります。

個人的には、私は次のような感じです。

もちろん、腹部の深層筋を使っている感覚はあります。

 

 

電車でめったに座らない習慣は(窮屈なので)ずっと以前からのことで、たいていドアの近くに立っていますが、以前は頻繁につり革につかまってバランス練習をやっていました。
今は、コロナ対策で、あまりつり革にもつかまらなくなりました。


以前していたバランス練習というのは、つり革に軽くつかまり、揺れた時には、さっと強くつかまれるようにしておく練習ですね。
これはバランスを何気なく維持するトレーニングとして、深層筋のいいトレーニングになりました。

すべてのエクササイズで、この感覚は役に立ちます。


木の枝にとまっている鳥はなぜ、枝から落ちないか。

鳥さんの体に比べて足の接地面は小さいですよね。

 

それは、「落ちてもいい」と思っているから。鳥さんに聞いたわけじゃないですけど、でも鳥は飛べるから、落っこちる心配をしていないと考えると、私たちのバランスのイメージはしやすくなります。


本当に昔のことですが、ウェイターの仕事をしていたことがあり、この時に、トレーを持つのが徐々に上手になりました。
この体勢からの料理の給仕はむずかしいのです。ひじょうにむずかしいです。はじめに研修で何と困難な動きかと思ったものです。
しかし、慣れてくると、揺れるお盆が「揺れないように」意識を集中しすぎると不安定になり、逆にお盆を見ないように、なおかつ体が傾かないように、体に力を入れないようにするとうまく運べるということが分かりました。

他の例では。。。

私は昔、柔道をやっていました。その柔道の話で恐縮ですが、寝技の抑え込みありますよね。

これは、「袈裟固め」という抑え込み技ですが ↓


抑え込みのコツは・・・
尾骨を1センチほど前方に出すつもりで、体全体は脱力して、お腹の深層部だけ「クッ」と筋肉収縮させておきます(お腹の軽い引き締めのイメージ)。
相手が力を入れて、抑え込みを返そうとしたときに、自分の「全身」に「軽く」「均等に」力を込めて(瞬間的に)返しを防ぎます。
尾骨の感覚を中心に、腰はそのまま力入れずに、腰の重みを維持する感じです。


「返されてもいいや」と思っている感じで、それでいて万全の受け身体勢で、相手の力に瞬間的に対応する感じでした。
立っているとき、電車のつり革につかまっているときも、その感じです。
「こけてもいいや」と思っている感じで、それでいてこけずに万全の態勢で揺れたらバランスとるぞという具合に立つ。

いろんなところで、深層筋を強化する体幹のトレーニングが出来るので、「ああ、これはトレーニングになるな」と考えるのも面白いと思っております。

では。
おじさんでした。またここでお会いしましょう。

今日は、ここ最近の暑さから一転してますので、コロナ対策で換気は心がけつつも冷えないようにしていきましょう。

 

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