マシンピラティスの話 ピラティスさんのキャンプ(収容所)時代に思いを馳せる。 | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

 

私は現在マットピラティスしか教えておりませんが、パーソナルトレーニングを受けた実感も併せて言えば、リフォーマー(パーソナルトレーニングの器具)は、

 

・スプリングの調整により、過不足なく必要な負荷を筋肉にかけられる。

・予備動作や反動を使わずに、丁寧なトレーニングができる。

・負荷の方向を多方向に設定できる。

 

リフォーマーは「これぞピラティス」なイメージがあると私自身は始めたころに感じました。ビジュアル的にいい感じ、という話なのですが、これは、意外に大事なことなのです。

 

もちろんカッコいいだけでは成果が出ないのですが、しかしながら、「ピラティスをやった感」つまり達成感により常にモチベーションが上がり、継続がしやすくなります。継続すると結果的に効果が出る、ということです。

 

 

なお、私自身の極めて個人的な感覚ですが、初期のジョセフ・ピラティスさん(ピラティス創始者)に思いを馳せることができる点がリフォーマー、その他のマシンにあります。

 

ピラティスさんが第一次世界大戦中にキャンプ(収容施設)で看護士として傷病兵にリハビリの指導をした際に、ベッドのスプリング等を使って狭い場所でエクササイズを指導しましたが、これがかなり現在のピラティスの原型を形成しています。

 

ピラティスさんの当初の精神を思い起こさせる、ということです。

 

限られた環境、狭いベッドでも工夫を凝らしたトレーニング。これがリフォーマーはじめマシンピラティスの原型だ、というのが私自身の感覚です。

 

 

 

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