子どもの本と木のおもちゃの店夢文庫ピコットです。
名古屋市天白区にあります。
たまたま店主が留守にしていた時、
常連の小さいお客様が
レジに立つバイトさんに、
“ほんとうのピコットさんは、どこ?”
と聞いたそうな・・・。
それがブログのタイトルになりました。
お馴染みさんが来店されての、第一声。
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赤ずきんの本ってないかしら?
そこで、
うちではこれを置いていますと
ワッツの絵の赤ずきんをお見せすると、
赤ずきん
ヤ−コプ・グリム ヴィルヘルム・グリム
ベルナデッテ・ワッツ
岩波書店 本体¥ 1,700
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あ~、これこれ、
こういうのを探していたのよね~
と喜んでくださいました。
お孫さんに「あかずきん」の話をしたら
それ知らない・・・と言われ、
それなら絵本を一緒にと思われた
のですが・・・
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近所のお店で探してみたけれど
マンガみたいな絵のしかなくて。
わたしのイメージと違うのよね。
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・
・
そうでしょうね~。
街では、昔話の絵本も
可愛くアレンジされた絵本が人気なので、
こういう地味系?の絵の作品は
あまり見かけません。
内容的にもこの本のように
おばあさんと赤ずきんは
おおかみに容赦なく呑まれてしまい、
そのオオカミも眠っている間に
お腹を切られてしまう
という再話に忠実に書かれたものは、
避けられる傾向にあります。
お越しくださったお客様は
そのほんとうの赤ずきんのおはなしを
↑呑まれたり切られたりする
求めて来てくださったのでした。
昔話は洋の東西を取わず、
悪い者が退治されたり
愚かなものは生き残れないお話が
たくさん語られてきています。
それは、
人生には厳しい面がたくさんあることを
映しているからなのですが、
だからこそその怖い昔話が、
子どもたちの生きる力になるともいえます。
なぜなら、
社会に出て生きて行く時
困難に出会うかもしれないけれど、
それは、
知恵や勇気や機転やユーモアで
乗り越えられる
・・・ということを
お話の中で疑似体験できるからだそうです。
営々と語り継がれた昔話は、
聞き手を力づけてくれるのですね。
このお客さまも、
ただ可愛いだけではなく
力強さもある赤ずきんを
お孫さんに手渡したいと思われたのでしょう。
小さいひとたちには、安全な場所で
楽しく過ごしてほしい、と
思う気持ちも本当です。
でも、どの子もみんな大人になって
自分の足で歩き出します。
その時に、昔話の中での疑似体験が
支えになるかもしれません。
昔話の怖さを避けることはない
という理由で、
語り継がれたお話が
忠実に再話された絵本を
ピコットでは選んでいます。
ただし
ただし、
理由もなく残酷なだけのお話は
オススメできません。
このお話でも、
赤ずきんがオオカミに食べられたのは、
お母さんに注意された寄り道をしたからで、
オオカミがお腹を切られたのも、
赤ずきんをだまして寄り道させ、
2人を食べてしまったからですよね。
<残酷さ・怖さ>は
必然性のあるもの限定です。
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