包む | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

「夢文庫ピコット」店主です。
名古屋市天白区で子どもの本と木のおもちゃの小さなお店をやっています。
「このお店ず~っと前からありますよね?」と言われるようになりました。

 

他の書店の様子は分かりませんが、

当店は普段から、

贈り物のお客さまがとても多いです。

ましてや今の贈りものシーズンには、

お母さん ラッピングしてくださーい

と希望される方がほとんど。

包装紙もこだわって用意し、

包んで包んで、包む毎日です。

 

 

 

 

 

 

四角いの、長いの

薄いの、厚いの

出っ張っているのだってOK。

 

指紋パーは減りますけれど💦

包む作業は大好きです。

包みながら

開ける時の嬉しさを想像します。

 

日本には、包むという文化が、

昔からあるといいますね。

紙が貴重だったころには

葉っぱで包む

布で包む

という事もして来たし、

大切な贈り物に水引を掛けるという

贈るお作法も今に伝わっています。

 

<贈り物と日本の文化>

なるサイトを覗いてみますと

包んだり結んだりには

清める・守るという

意味があるのだとか。

 

現代のわたしたち、

特に本屋のラッピング担当キメてるは、

そこまで深くは考えませんけれど・・・、

大切なものを<包む>作業には

特別感があります。

 

大好きな絵本の1冊

包んだ人の気持ちを押しのけて、

包みから出て来てしまったお人形の

お話をご紹介します。

 

お国によっては

過剰な包装を良しとしないと聞きます。

このお話の作者は、

チェコ在住の出久根育さん。

はたしてチェコでは

贈り物を包むのが一般的なのか、

それとも日本育ちの作者ゆえ

このお話が生まれたのか、

ともかくも、

お人形に心ひかれた女の子と

そのお人形との関係が展開するのは、
包みを押し開け、

お人形が外に出て来たところから。

この場面の驚きとワクワクと

その後に続く少しうしろめたい気持ち!

大人になった自分の中にいる、

小さい時の自分がそれを感じます。ニコニコ

 

 

 

 

わたしのおにんぎょうさん

 

でくね いく 作・絵

偕成社 本体¥1,600.

 

お友だちの誕生会にお呼ばれしたわたし。

お母さんが夜の間に

プレゼントを作ってくれました。

目が覚めて見付けたのは、

黄色い巻き毛に青い目のお人形でした。

お母さんにお人形を包んでもらい

お友だちの家に向かって歩いていると、

ガサゴソ、ガサゴソ・・・

そして包みの中から、

お人形が声を掛けてきたのです。

 

出会いの場面で、

このお人形を一目で好きになりました

という言葉はありません。

けれども、読んでいると、

わたしの中の小さい子どもが

主人公のその気持ちを

感じているのがわかります。

そして、包みから出てきたお人形が、

 

ドキドキ 知らない子のお人形になんか

なりたくない ドキドキ

 

と言うのを聞いて

自分の中の小さいわたしも

一緒に嬉しくなるのです。

不思議な気持ちに陥るお話です。

 

タイトルでお気づきかも知れませんが、

このお人形と女の子のお話は

勿論ハッピーエンドです。

やってはいけない事を次々やらかす

やんちゃなお人形と女の子のおはなし、

安心してお読みください。

 

それにしても・・・

もしお人形が

お母さんに包まれていなかったら

このお話の展開は変わっていたでしょうか。

 

ともあれ、

包む仕事はしばらく続きます。

包んだものが、

先方へ到着前に出てきてしまったり

しませんように。

 

 

 

お知らせ

 

ベル お子さまくじは25日までです

ベル​​​​​​​ 24日は定休日ですが

  PM1:00から営業します

・・・→

 

 

ピコットに応援よろしく

読み聞かせランキン

 

 

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