店頭でのことですが、
大人のお客様はたいてい、
本を手に取りながらこう言われます。
この本知らない・・・
え~っ!こんなの出てる。
それに対して、
小さいお客様たちはみんなこう言います。
これ、知ってる!
これ、持ってる。
これ、保育園で読んだ♪
反応が、全く反対です。
買う本を選ぶ時も、
小さい人たちは
知っているシリーズ、
知っている作家の本を選ぶ確率が高いです。
当店の場合だと、
本屋(わたし)がページをめくりながら
読んだり、内容を簡単に説明することで、
内容を把握して、
これがいい!
となる事も多いのですが、
これも、知っている中から選ぶ
というケースのひとつですね。
まだ自由に文字を読めない小さい人たちが
本を選ぶ時には
<知っている絵本>を
手掛かりにすることが多いのだと
見ていて感じます。
ところで、来週、
絵本遠足の園児さんたちがやって来ます。
本の扱いなどは、
園で事前にお浚いをして来てくださるので、
わたしの心配は
どの子もみんな自分の好きな本を
見つけられるだろうか?
という1点のみです。
それで、先ほど書いたような
小さい人たちの本を選ぶ手掛かりを念頭に
事前に本棚の本を少し入れ替えて、
ロングセラーをはじめとする
日ごろ園でよく読んでもらう本が
目に入りやすいように準備します。
そうそう、何年か前、
この園の子どもたちを迎えた時の事ですが、
100かいだてのシリーズ
あたらしいのでたよね?
と聞かれたことがあります。
あるよ~と
<ぬまの00かいだてのいえ>を
出してあげると
嬉しそうに見ていましたが、
その子が買ったのはは
シリーズ第1巻のこちらでした。 ↓
100かいだてのいえ
いわいとしお文・絵
偕成社/本体¥1200.
・・・
新刊じゃないんかい?
って
心のなかでちょっと思いましたけれど、
馴染んでいる巻がよかったんですよね。
園に持ち帰って、きっと
お友だちと何度も何度も読んだことでしょう。
本日の
~新刊情報~
パンダおやすみたいそう
いりやまさとし
講談社/本体¥1,100.
「おやこたいそう」「ともだちたいそう」など
小さい人たちが体を動かすのにぴったりの
このシリーズの最新刊。
今回は、ゆったり動いているうちに
だんだん眠くなっていく
お休み前の体操です。
寝かせ付けの救世主になるでしょうか?
ちょっとだけ ともだち
なかがわちひろ
のら書店/本体¥1500
ともだちがいっぱいいるってすごいこと?
好きなものが同じだと
ともだちになれる?
ぼくが親しくなったのは、
全然タイプが違うけど
ひとつだけ趣味が同じヒロくんだった。
※ 幼年童話
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