絵本の入り口 表紙絵      | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

       
ぬいぐるみのこんが、埋もれています。            
入荷してきた商品が片付かず、            
こ~んなことに。            
            


 

言い訳するみたいなんですが、   

( ↑ してますよね。)        
この状況は

道路渋滞と同じ理由で起きるのです。

すなわち・・・、      
発注・入荷・お届けと作業が

まあまあ順調に流れていても、      

クリスマスが近づき、      
忘れん坊サンタやうっかりサンタの 
追加注文がちょくちょく合流し始めると、
入荷がずれ込んだり、
大荷物になってさばききれなかったり。

そこで、店内に荷物が溢れ大渋滞、

こんがうずもれる、という~。   
            
そんな混乱状態の当店内ではありますが、

今回、
クリスマスとはかなり雰囲気の違う話題を。            
            
11月に発行されたこぐま社の新刊 

       
しっぽや     

       
これ、本当に面白いんですよ~            
そう思ってお奨めしているのですが・・・、

皆さん絵本を手にした途端、

引かれます。

 

お父さんお母さん赤ちゃん いや、ちょっと・・・。
            

どうやら、

表紙が怖すぎるらしいのです。

          
ほら・・・。 
目

 

 

        

 

しっぽや

ななもりさちこ文 大島妙子絵

こぐま社 本体¥1,300.

 

公園にしっぽを売る屋台を出した男(?)と、

口車に乗ってそれを買う人間たちのお話です。

詳しくは書けません。 

 


            
            
確かにこのしっぽ売りは、
曰く有りげで、怪しげではあります。 
そのズルくて欲張りな心の内が  
人相に現れているように見えます。

          
でもこの絵本は、
しっぽ屋に騙されて悪の世界に落ちるとか、
暗黒に引き込まれて戻れなくなるとか、            
そういうお話ではないんです。
彼からしっぽを買った人の後遺症は、
嬉しい時にお尻を振ることくらいですから。 
            
それにしても、表紙の威力ってすごい。
この絵本の場合、威力が強すぎる。

表紙もめくらず、

いや、ちょっと・・・。   と言われるお客様続出。

いやはや。 
            
そのような事態に、         
この作品、実は怖すぎるのだろうか?
面白いと思う私の感性は変なんだろうか?と、
絵本屋、ちょっと自信を失いかけておりました。

    
そんなところへ、
今日お店にやって来たのが

3歳前くらいの可愛いお嬢さん。
            
楽しい絵本を何冊か見た後、  
ママ、よんで!と、この
しっぽやをご指名。            
            
子どもの本のことは子どもに聞け!
と常々思っている本屋は、      
チャンス!とばかり親子さんに大注目。
全身が目になり耳になりましたよ。 
            
結果、このお嬢さんは、

ページが開かれても怖がるどころか全く平気で、
ママの声に耳を傾け絵に見入り、
ふ~ん・・・。  
            
3歳ほどと見える彼女に

内容をどのくらい味合えたかは別としても、 
少なくとも、

怖すぎるからイヤ
という事はなかったのです。            
            
その様子をつぶさに見せていただき、
ほらね! 
表紙が少しくらい怖くても、
この本を手にしなかったらあなた、

大きな損失ですよおいでと、
子どもの本屋は大いに自信を回復したのでした。

 

それにしても今回のことでは、   
表紙絵の威力に改めて感じ入りました。 
と同時に、絵本の入口である表紙絵で、
お客様をを怯ませないテクニックを

身に付けたいと思ったのでした。  
            
ところで、ピコットもお奨めして来た
コールテンくんのクリスマス ・・・→ が、
出版社品切れになってしまいました。      
残念!
で、net上の在庫を検索すると、
定価税込¥1650、のこの絵本が、
すでに4千~5千円台という金額で

取引されているではありませんか!

         
え?

わたし、今日その絵本の最後の1冊を、

定価で売ったとこなんですけど。 
            
おもちゃなども、

品切れすると途端に高値になります。
ご紹介した
しっぽやも少々悪い奴ですが、  
わたしには、人間のほうがずっと怖い。      
            
みなさん、しっぽやの変異種が、 
人間社会にはウヨウヨいるみたいですよ。 
うっかり騙されないよう、ご用心
!

 

 

 

 
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