アゲハ母さんの大まちがい | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

あら、どうしてそこに あせる

お店の前に柑橘類の小さな鉢植えがあり
この季節はアゲハの幼虫の観察が日課です。

今年もアゲハ母さんが来るようになり、
孵った幼虫を数えていたところ、
何と、
みかんと隣りあったローリエの葉に、
途方にくれている幼虫発見!

アゲハ母さんは、

ちょうちょ 

この葉っぱを食べて

大きくなるんですよ!
というメッセージを込めて、
柑橘系の匂いのする葉に産卵するといいます。

ところが、うちに来たアゲハ母さん
みかんとローリエの葉が重なり合う場所で、

 

 



ちょうちょ 

みかんの匂いがするから、

だいたいこの辺 ~・・・♪

 

と、
ローリエの葉に卵を産んでいったみたいです。

うっかりもの。

卵から出たら食べられない葉の上だったので、
チビ虫は為すすべもなく立ち尽くして
いました。
いつからそこにいたのかわかりませんが、
これはたいへん、死活問題です。

そこでローリエの葉ごと柑橘へ移して、
念のため、みかんの葉っぱをこすって

香りを立ててみました。

すると、




※ 金属はローレルを止めたホチキスの針です

 

 

 

宇宙人くん ああこれこれ、これが食べたかったのよ。

と、(言ったかどうかは不明ですが)
2ミリほどの幼虫は香りに反応し、
のそのそとみかんの方へ降りて行きました。
みかんの葉をかじった痕がありますから、
その後、腹ペコからは逃れたのでしょう。

 

 

 


幼虫の3枚が大変残念な写りですが、証拠として。

その幼虫、

育っていれば今はこれくらいのはずです。
 

 

 

 

でも、この個体が生き延びて、

蝶になれるかどうかは神のみぞ知る。
1頭の蝶が産む卵の数の多さを思うと、
無事成虫となる数が少ないことは予想されます。

1人の子どもに愛情と時間を掛ける
わたしたちの子育てとは違いますね。

仕事も片付かないわたしがアゲハの救済って、
何しているんだ?と思わない訳でもありません。
が、日頃、経済社会の荒波に揉まれ、
波

(溺れそう・・・)

人間中心の価値観に浸りきっているのを、

虫たちとの付き合いは、

クローバー 地球は人間だけのものではないよ
クローバー 人間も自然の一部なんだからね
 

という視点に立ち返らせてくれます。

さて、本屋に戻って・・・。


蝶やその飼育の本は続々と出ていますが、
久しぶりにこの絵本を手にしてみました。 ↓↓↓

クモの巣にかかって羽を傷めたアゲハが、

無事産卵を終え・・・

 

美しくて、ドラマチックです。

 

 

 

ちょう あげはの一生

徳田之久 文・絵

福音館 本体¥1,000. 初版1983/03

 

 

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