暖かくなってきましたね。
なぜか、土いじりをしたくなる季節です。
育ったのが農家だったこともあるのですが、
両親が、何でも手作りをする年代でした。
味噌醤油は自家製で、
畑で野菜は勿論、山菜を採って保存食、
子どもがいればおやつ用の果物の木を植える。
セーターやパジャマ、綿入れやお布団も、
手作するのを見てきました。
ひるがえって、わたし。
野菜を育てるウデも
モノを修理する技術もないけれど、
街暮らしなので不自由はなく、
本屋の仕事を生きがい暮らしています。
でも時々、
本屋は手渡す仕事で、
モノを作り出す仕事ではないことに、
心許なさを感じることがあるのです。
今のような季節が特にそうですね。
生活に必要なものを、
自分の手で作り出す安心感が、
あるといいなと思うのです。
とはいえ、時間もウデもない今は、
できることと言ったらせいぜい、
お店の前で花を育てることくらいです。
きれいに咲いているように見えますけど、
枯れたものはどんどん撤去され、
実質、ここは、
生き延びた花たちだけの楽園
というのが実情です。笑
絵本にも、土を作ったり、
日当たりを考えて植物を植えたり、
それぞれに合った肥料をあげたりして、
荒れ果てた庭を子どもたちでよみがえらせる、
すてきなお話があって、 ↓↓↓
見ているとムズムズします。
こんなことができたらなぁ・・・。
庭をつくろう!
ゲルダ・ミュラ- 文・絵 ふしみみさを 訳
あすなろ書房 本体¥1500.
HP記事 ・・・→ のず~っと↓
・・・が、こういうことは、
本屋をやっている間は無理でしょうね。
もうしばらくは、
小さい人達の心を耕すのが仕事と心して、
本屋第一で行こうと思います。
ところで、
お子さんと庭作りされるご家庭には、
こんな本が一冊あると便利ですよ。
何を植えようか迷うところから始められて、
育てるコツや楽しみ方も、
わかりやすく解説されています。
育った植物の利用のアイデアも色々と・・・。
園芸一家の登場するすてきなイラストは、
造園家でもある作者によるものです。
植物にやって来る鳥や虫(や、猫)に
ついても触れられているので、
アゲハのために柑橘類を育るわたしも、
参考にします!
みんなの園芸店
ー春夏秋冬を楽しむ庭づくりー
大野八生 <解説とイラスト>
福音館 本体2800.
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