手をつなぐ | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

小さい子たちって、

気持ちを伝えるために

手をつないできたりしますよね。

 

くまクッキー あっちにいこうよ

うさぎクッキー あれ、とって!

ねこクッキー 一緒にやろう

 

などといった場面で、

大人の手をギュッと握ってくる

あのコミュニケーション。

(と言うのかな・・・。)

 

お店にいる時のわたしは、 

そういう相手をしてくれそうな人女性

に見えるようで、

実はわたし、小さいお客様から、

よくこのギュッをしてもらいます。恋の矢

 

昨今、世間では、

よその子にうっかり声を掛けちゃいけない。

不審者と思われるから・・・。

などと言われているらしい。

なのに、お店にいる時のわたしに限っては、

手をつなぎほ~だい

です。

本屋でよかったと思う事の一つです。ラブラブ

 

 

今年は、新型コロナウィルスの蔓延で、

どなたにとっても大変な年だったと思います。

ピコットも、感染防止対策や経営面で、

戸惑うことばかりでした。

最初にその情報を耳にした時には、

1~2ヶ月の辛抱だろうと思ったのですが、

その後、状況が分かるにつれて、

これはもう年単位で対策するしかないと、

覚悟しました。

その頃が一番気持ちが重かったと思います。

 

お店を開けていて大丈夫だろうか、

という迷いもあった時、

金融関係のある人に、

「しばらくお店を閉めたら、

助成金が申請できますよ。」

と言われ、すると、

それだけは絶対にイヤだ!

という気持ちが

むくむくむくと湧き上がりました。

 

わたしは楽をしたいわけじゃない。

お店がやりたいのだ!

という気持ちが、むくむくむく。

 

でもね、

これまで細~く長~く営業してきた、

その事が無駄じゃなかったと気付くのも、

このような厳しい状況の時なんです。

 

お父さんおじいちゃんお母さんおばあちゃん

ピコット、やってる?

 

と、お店を心配して来てくださる

常連様のありがたいこと!

こんな時だからこそ

子どもたちに充実した時間を!と、

来店してくださる新しいお客様も、

たくさんありました。

 

それに手をギュッとつないでくれる、

小さい人もいますからね。

 

経験のない状況に奮闘した一年でしたが、

例年通りに30日で仕事納めをして、

今日はお店の大掃除(を、ちょっとだけ)。

 

お客様に感謝して、

自分の努力もちょっとだけ褒めて、

今年を締めくくりたいと思います。

 

来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年をお迎えください。

 

 

てとてと てとて

浜田桂子 / 福音館 /本体¥900. 

 

暮らしをつくり思いを表し、

人とつながる、

人間の手ってすごいなあ

そう思わせてくれる絵本です。

 

 

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