スリランカと出会わせてくれた絵本作家のこと | ほんとうのピコットさん

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「夢文庫ピコット」店主です。
名古屋市天白区で子どもの本と木のおもちゃの小さなお店をやっています。
「このお店ず~っと前からありますよね?」と言われるようになりました。

きつねのホイティの作者、
シビル・ウェッタシンハさんが亡くなられたとのこと。
お客様から知らせていただきました。

 

お客様とは上のお嬢さんが赤ちゃんの時から、
もう10年以上のお付き合いです。
パパがスリランカの方なので、
一家でウェッタシンハさんの大ファンなのです。

 

訃報はスリランカの首相の
インスタグラムでお知りになったそうです。
国の長が悼む程に、

ウェッタシンハさんは、
スリランカの大切な存在だったのでしょう。

 

ホイティのお話は、皆さんよくご存知ですね。
見知らぬ旅人をもてなすお国柄を舞台に、
大らかな女将さんたちと、
どこか憎めないきつねのやり取りは、
聞きても読み手も愉快になれる、
読み聞かせにぴったりのお話です。

 

 

 

きつねのホイティ

 

シビル・ウェッタシンハ 文・絵 

松岡享子 訳 福音館 本体価格¥1300.

 

 

 

 

彼女の作品で、

わたしの中に印象強く残っているのは、
ふしぎなな銀の木
死が展開の鍵となっている物語です。

 

主人公の王子は、窮地で、

持てる勇気をかき集め、
大王の娘たちを刺すのですが、
それにより物語は目まぐるしく展開します。
スリランカの昔話であるこのお話を、
「人を刺す」場面を避けることなく、
聞き手の共感を得られる児童文学にした、
作者のその表現力は計り知れないと、

この本を手にした時には衝撃を受けました。

 

 

ふしぎな銀の木

シビル・ウェッタシンハ 文・絵

松岡享子・市川雅子 訳

福音館本体1,400

 

 


お客様一家のパパさんが、

母国のこの作家の絵本に出会ったのは、

来日してからだそうです。
お子様方と一緒にお国のお話を読むのを

日本での暮らしの中で楽しまれています。

 

日本の子どもたちも、

ホイティを始めとする

シビル・ウェッタシンハさんの作品に親しんで、

スリランカを、

特別に親しい国と感じるようになってくれたら、

と思っています。

 

ウェッタシンハさんに感謝を込めて。

 

 

 

 

スリランカのお土産にいただいた絵本

シンハラ語です!

 

 

 

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