(こちらの記事は学園ブログに掲載したものを転記しました。)
ご家庭によってクリスマスの過ごし方もサンタクロースの処遇(?)もまちまで、
そこには「我が家の文化」「我が家の教育方針」が存在すると思います。
東京子ども図書館の松岡享子さんに、
「サンタクロースの部屋―子どもと本をめぐってー」(こぐま社)という本があります。
その中で著者は、「見えないものを信じる力」について触れていて、
大変興味深く読みました。
サンタクロースを信じる」という子ども時代の体験が、
その人の中に「見えないものを信じる」能力を育てるのだと書かれています。
「サンタクロースの部屋」に出会って随分たって、
今度は宇宙飛行士の毛利さんについて書かれたものを、読む機会がありました。
まだ人が宇宙に行ったことの無かった彼の子供時代、
毛利さんは「宇宙に行きたい」という夢を持たれたのだそうです。
その後の努力ははかり知れないものがあったと思いますが、
毛利さんは、子ども時代に存在しなかった「宇宙飛行士」という夢に到着されました。
見えないものを信じるという能力が、毛利さんの夢を実現する原動力だったのでしょう。
私自身については、それを生かして何かを成し遂げたということは残念ながらありませんが、
「見えないものを信じる」能力はかなりのもの(^^)です。
そのせいで、楽しい時間・豊かな時間が持てる人生は幸せです。
そういった訳で、「目に見えないものを信じる力」の芽を育てるお手伝いが、
サンタさんの手下の本当の任務と思っています。