常連さんと立ち話をしているところへ、電話です。
「もしもし、えっと~、あれ、なんていう本でしたっけ・・・
それを注文したいんですけど。」
と、お客様。
前回ご来店の折の事を思い返したり、
内容をお尋ねしたりして、
ご注文の2冊の題名は、めでたく特定できました。
すると、
その遣り取りをそばで聞いていた、
常連さんが言われます。
「人間関係っていうのは、双方向で築いていくものなんだって。
だからね、
題名がわからないお客さんがいるのは、
それでも注文を受ける店長がいるからよ!」
えええっ!
店長のせいですかあ?
そうそう、その通り。
という会話の後で、その常連さん、
「ところでさあ、私がこのまえ買ったあの本・・・。」
と、これまた題名無しでの本探しに突入で、
ほら!と、ふたりで笑いました。
先回のブログ むずむずする に書いた雑誌の、
「本屋へいこう」特集に出てくる全国の本屋さんたちは、
財力と知力にものを言わせて、
おっ!と目を引く店舗外観や凝った内装の店内、
そして、素晴らしい品揃えを実現されています(うらやましい~)。
が、
当店ピコットは、そういうことは全くムリ。
なにかお金のかからない“売り!”を考えなくちゃ。
それならば、「聞く本屋」というのはどうだろう・・・。
それしかない。、
実際、うちは本当にいろんなお尋ねをいただくんだもの。
○才の子にあげるんだけど
研修のテーマが○○なので
自由研究何にしよう
子どもの時好きだったあの本はまだあるかな?
元気が出る絵本を紹介して
予算が余った(^^)/
この前ラジオで言ってたアレ
本好きにするには何を読んであげればいい?
ウチの子の育ちが心配
作家の○○さんの新刊は?
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毎日がなぞなぞ大会です。(^^)
こんなですからね。
「遊ぶ本屋」で売れている全国展開の書店さんがありますが、
それならうちは、
聞く本屋!
ご来店の折りには、なんなりとお尋ねくださいね~。