Half bloom(6) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「その人。 とてもいい人で。 こんな私でも・・いいって言うの。 『結婚を前提にしてつきあってほしい』って、言うの。」

 

柚は指で涙をぬぐった。

 

「・・あったかくて。 見てるだけで・・元気が出る人で。 人の気持ちを・・いつも思いやれる人で。 ・・家族を。 とても大事にしていて、」

 

柚は成のことを頭に思い浮かべた。

 

「・・私を。 大切にするって・・言って、」

 

ポタポタとテーブルに涙が落ちる。

 

母はそっと柚の隣に座って彼女の肩を抱いた。

 

「・・よかったねえ。 神様はちゃんと見ていてくれるね。 そういう人と巡り合わせてくれるなんて。 お母さんも、嬉しい。」

 

母も涙ぐんだ。

 

「もし。 その人さえよければ。 いつでもウチに連れていらっしゃい。 きっとお父さんもわかってくれる。」

 

柚の背中にやった手に少し力を入れた。

 

 

母の気持ちはとても嬉しかった。

 

柚は一人の部屋に帰ってひとつ大きく息をついた。

 

手術を受けようという気持ちは大きくなったものの。

 

果たして。

 

それで解決することはあるのだろうか。

 

 

・・会いたい。

 

 

こんなにも彼のことを思う日がくるなんて。

 

 

そこに携帯が鳴った。

 

「あ、いま家?」

 

成だった。

 

「え、あ、はい、」

 

今彼のことを考えていたので驚いた。

 

「さっきまでさあ、まひるが来てて。 食うだけ食って帰っていったよ、」

 

それにはふふっと笑ってしまった。

 

「まーちゃんも。 食べるの大好きで。 幸せそうに食べる所・・ナルさんにすごく似てる、」

 

「え? いや、ソレないでしょ。 血も繋がってないのに、」

 

そういうことを明るく笑い飛ばす

 

そんな彼の感覚が好きだった。

 

「この間、おれのスマホで撮ってもらった写真あるじゃん? めっちゃよく撮れてんの。 ゆーちゃんにも送ろうか、」

 

「え? ああ、はい。」

 

「あ・・でも。 おれゆーちゃんの携帯番号しか知らないなーー、」

 

そんな風に言う彼に一瞬なんのことかわからず戸惑った。

 

「じゃあ。 LINEの友達追加の許可をオンにしておきます・・、」

 

と言うと、

 

「そう! それ! やっぱね。 姑息な手段で手に入れちゃいけないよね! 合法的に本人からもらわないと!」

 

成の嬉しそうな顔が見えてきそうな声だった。

 

それには唖然とした後、柚は声をあげて笑ってしまった。

 

「・・前に。 私の携帯番号を。 折り返すからって・・セリシールの女性の方に訊かせたんじゃないんですか?」

 

「え? そうだった?」

 

「絶対訊くようにって言われたって、言ってましたよ、」

 

「いやいやいや、もー、さよちゃんおとなしそうな顔してすぐそんなこと言うから。 おれに対しての当たりがめっちゃ強いんだよー、なんかしらんけど。 全然年上とか思ってないの、」

 

彼はいつもこうやって

 

私の心にある雨雲を払ってくれる。

 

まだまだ迷う柚ですが、成の明るさにいつも救われます・・

 

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