「虎に翼」第126回~第26週「虎に翼」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第126

第26週「虎に翼」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

美佐江) 「けどこの東京で、私は

 ただの女にすぎず、掌で転がすは

 ずが、知らぬ間に転がされていた。

 身籠れば、特別な何かになれるか

 と期待したが無駄だった。私の中

 に、辛うじて残る、『特別な私』

 が消えぬうちに、消えるしかない」。

(綴られた、最後のページ)

美佐江) 「あの人を拒まなければ

 何か変わったの? 」。

佐江子) 美雪は昨日、

 警察に補導されました。

 こんなお願いを佐田さんにする

 ことは間違ってると分かってい

 ます。でも美雪にこのまま、娘

 をなぞってほしくない。

 どうか…どうか…。

(頭を下げる美雪の祖母・佐江子)

 

**********

 

(一点を見つめ、

ウイスキーを飲む寅子)

航一) 寅子さんの独り言を、

 盗み聞きするつもりはないよ。

(そばでウイスキーを飲む航一)

寅子) 例の子、やっぱり美佐江

 さんの娘だった。そして美佐江

 さんは、彼女が小さい頃に、亡

 くなっていた。蓋をしてきたも

 のと向き合うのは、苦しいわね。

(グラスを置き、

寅子の正面に立つ航一)

(人差し指を立てて、くるくる回す)

航一) ちちんぷいぷい~!

(目を剥く寅子)

航一) 今、寅子さんが強い意志…。

 強い意志、いっ…意志~…。

 ああ~! ああ…ああ…。

(崩れる航一)

寅子) ハハハ…えっと、あの、

 無理をしてくれてありがとう。

航一) はい、無理をしました。

 無茶をしました。

寅子) でもその気持ちが、

 うれしいわ。

(ぐったりソファーに座り直す航一)

朋一) あの~…。

寅子) あら…。

朋一) もうそろそろいいかな。

 あっ、夜遅くごめん。盗み聞きす

 るつもりではなかったんだけどど、

 ただ…。ちちんぷいぷいが聞こえ

 て入りづらくて。

航一) ああ~…ああ~…。

朋一) ああ、ごめんって。

 ごめんって。

寅子) ハハハハ。

朋一) 電話じゃなくて、直接

 会って、2人に、言いたくてさ。

 考えた結果…。僕、家具職人に、

 なることにしました。

寅子・航一) えっ?

朋一) だから明日から、修行の

 ために、岐阜に行ってくる。

寅子) えっ?

朋一) フフ。

寅子) それは、

 ハハ…随分と急な話ね。

朋一) 朋成を育てるために、稼ぎ

 はいるけど、法律とは、距離を置

 きたい…。で、ふと、思い浮かん

 で。ほら僕、手先が器用だろ。そ

 れで、知り合いのツテを頼って。

寅子) そうなの。

航一) 思いついた時、法律を学ん

 だ時と同じくらい、胸が熱くなっ

 たか?

(航一を見つめる朋一)

朋一) なった。

航一) じゃあ、楽しんでおいで。

 遅いけど飲もう。

朋一) いいね。

寅子) フフッ。

朋一) ありがとう。

寅子) よし、どうぞ。

(グラスに酒を注ぐ寅子)

寅子) はい。

航一) 乾杯。

朋一・寅子) 乾杯。

航一) はあ~。

(笑い声)

 

**********

 

最高裁大法廷で行われる、

美位子の裁判が近づいています。

 

(壁に書いた、憲法第14条を

見つめているよね)

轟) こんなしがない事務所の弁

 護士が、お偉い先生方15人の前

 で弁論するなんてなあ。

 そりゃあ怖気づくよな。

よね) 別にそんなんじゃない。

 私はただ、今この憲法に見合っ

 た世の中になっているのかどう

 か考えていただけだ。

轟) うあ~! う~山田~!

 心を痛める暇も、

 緊張してる暇もないぞ!

 そんな暇があるなら、

 弁論の練習だ~! 聞いてやる!

よね) おお!

(カウンターで洗い物をしながら、

2人を見ている美位子)

轟) いけ~!

 

**********

 

昭和四十七(1972)年・五月

 

(満員の傍聴席)

男性) ご起立ください。

(判事15人が入廷、中央に桂場)

(揃って一礼)

(一同着席)

(左右の判事を確認し、

仏頂面を正面に向ける桂場)

桂場) 開廷します。

(席を立ち、15人の

判事に向き直るよね)

よね) 論点は、誰の目から見ても

 分かり切っていますので、回りく

 どい前置きはしません。

 刑法第200条。尊属殺の重罰規定

 は、明らかな憲法違反です。昭和

 25年に言い渡された、刑法第200

 条の、最高裁合憲判決。その基本

 的な理由となるのは、人類普遍の

 道徳原理。はて? 

(ジロリとよねを見る桂場)

よね) 本件において、道徳の原理

 を踏みにじったのは誰か? 尊属

 である父を殺した被告人ですか?

 それとも、家族に日常的に暴力を

 振るい、妻に逃げられ、娘を強姦

 し続け、子を産ませ、結婚を阻止

 するために娘を監禁した、被害者

 である父親ですか? 暴力行為だ

 けでも許し難いのに、背徳行為を

 重ね、畜生道に落ちた父親でも、

 彼を尊属として保護し、子供であ

 ある被告人は、服従と従順な女体

 であることを要求されるのでしょ

 うか?

(よねを見つめている轟)

よね) それが人類普遍の道徳原理

 ならば、この社会も我々も、畜生

 道に堕ちたと言わざるをえない。

 いや畜生以下…クソだ!

(よねを見る桂場)

桂場) 弁護人は、

 言動に気をつけるように。

轟) 不適切な発言でした、

 お詫びいたします。

(頭を下げる轟)

轟) 行け、山田。

よね) 憲法第14条は、「すべての

 国民が法の下に平等である」とし、

 第13条には、「すべての国民は個

 人として尊重される」とある。本

 件は、愛する人と出会った被告人

 が、全ての権利を取り戻そうとし

 た際、父親から監禁と暴力による

 妨害を受けた結果であります。当

 然、正当防衛、もしくは過剰防衛

 に該当する。むしろ、今もなお、

 尊属殺の重罰規定が、憲法第14条

 に違反しないものとするならば…。

 無力な憲法を、無力な司法を、無

 力なこの社会を、嘆かざるをえな

 い! 著しく正義に反した原判決は、

 破棄されるべきです。以上です。

 

**********

 

(掃除の手を止め、事務所の

壁に書かれた、憲法第14条を

見つめている美位子)

 

**********

 

そのころ、美佐江の娘、美雪が、

再び家裁に送致されてきました。

 

(窃盗教唆事件、

売春防止法違反事件、

と書かれている)

(うつむき、目をつぶる寅子)

 

**********

 

(面接室に一人座った、

制服姿の美雪)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

娘と寅子に呪いの言葉を残して亡く

なっていた美佐江…恐ろしい子…!

東京でもこじらせたままだったのね。

いい出会いが、なかったんだなあ…。

 

航一の渾身のちちんぷいぷいからの

よねの渾身の答弁。轟の存在が力強

い。最高のバディだよね。良き良き。

 

 

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