「ちむどんどん」第15回~うちだけ何もない。何もできない | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第15
第3週「悩めるサーターアンダギー」
うちだけ何もない。何もできない

 

 

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<夕方・比嘉家>

暢子) ただいま。

優子) お帰り。

暢子) すぐ手伝うから。

優子) 暢子。

暢子) ん?

優子) 明日、学校終わったら一緒に

 行こうね。眞境名商事さん。売店に

 電話あったよ。

暢子) はい…。

 

**********

 

<高校の音楽室>

(歌子が一人、

 ピアノの前に座っている)

(鍵盤のふたをしめる)

歌子) ♪「いま私の願いごとが

 かなうならば 翼がほしい」

 

**********

 

歌子) ♪「この背中に 鳥のように

 白い翼 つけてください」

 

(シークワーサーの木の下に

 立ち、海を見る暢子)

(手を伸ばし、枝についたシーク

 ワーサーの実を取る暢子)

 

歌子) ♪「この大空に 翼をひろげ

 飛んで行きたいよ」

 

**********

 

<音楽室>

歌子) ♪「悲しみのない 

 自由な空へ

 翼はためかせ 行きたい」

(歌い終え、一人微笑む歌子)

(ドアが開く音)

下地) にらんだとおりね。

(下地が迫る)

(飛び出す歌子)

下地) 待て!

歌子) ハッ!

下地) 待て!

(柱のまわりをグルグル回る2人)

(目が回り、フラフラの下地)

下地) うわっ…。

 比嘉歌子!? 比嘉歌子!

 

**********

 

(登校してきた暢子が、

 とぼとぼ校庭を歩く)

正男) 暢子、勝負しよう。

暢子) いいよ。さっさとやろう。

 

**********

 

男性) 位置について…。

 よ~い…。

♪(ホイッスル)

(陸上部の正男とトラックを走る暢子)

(校舎のベランダから見ている歌子)

(ゴールの手前で正男が追い抜く)

♪(ホイッスル)

正男) よし!

暢子) うちが…負けた…。

(しゃがみ込む暢子)

(ベランダから見ている歌子)

 

**********

 

<眞境名商事>

優子) 本当に、申し訳ありません。

専務) 英樹君を殴ろうとしたそうだね。

優子) 何でやったわけ?

 訳があるんでしょ?

専務) 英樹君が言うには、さしたる

 理由もなく、いきなり殴りかかって

 きたと。社長、そうですよね。

暢子) それは違います。

 

(回想)

英樹) どうせ玉の輿目当てだろ?

 うちに応募してくる女はみんなさ。

 仕事よりも、いい結婚相手をあさ

 りたいだけだろ? お前の代わりく

 らい、いくらでもいるんだからな!

 

専務) 女のくせに、強情だね。

 女は、女らしくしないと。

社長) 殴ろうとしたのは

 本当なのかね?

暢子) はい…。

専務) そういうわけで、このままじゃ

 とても採用できないと。

暢子) 女らしさって何ですか?

優子) 暢子)

暢子) 女のくせにって何ですか?

 女は強情じゃ駄目なんですか?

専務) 女は愛嬌。

 職場の潤滑油としての役割はもちろん、

 良妻賢母になるためにも、自己主張せ

 ず、一歩引いて男を立てる。お母さん、

 こんなこと言いたくありませんが、お兄

 さんといい、彼女といい、親のしつけに

 も多少問題があったんじゃないですか。

優子) 本当に、申し訳ありません。

暢子) 謝ることない。

 お断りします!

専務) 何?

暢子) うちはここで働きたくありません!

専務) いいの? うちみたいに

 条件のいい会社はほかに…。

暢子) 失礼します!

専務) へっ?

暢子) 騒いですいません。

 ごめんなさい!

(事務所の人たちに頭を下げ、
 出て行く暢子)

(優子を見る専務)

専務) どういう娘さんです?

優子) 自慢の娘です。

(微笑む優子)

優子) 失礼します。

(社長に頭を下げ、去って行く)

 

**********

 

<海の見える公園>

暢子) どうしてすぐカッとなるのかね。

 自分でもよくない、直した方がいい

 と分かってるのに…。

 どうしたら直ると思う?

優子) お母ちゃんもそうだったさぁ。

暢子) えっ?

優子) 若い時はすぐカッとなって、

 暢子と同じ。

暢子) まさかやー。ありえん。

 信じられない。

優子) 暢子は、

 何に一番腹が立ったの?

暢子) 女のくせにって言われて…。

 今日ね、初めて男子に、かけっこで

 負けた。負けたことは、そんなに悲

 しくない。でも、今までは、勝ったら

 「女のくせに」って言われて、これか

 らは、「やっぱり女だから」って言わ

 れると思うと、すごく悔しい。うちは、

 この村も、沖縄も、自分が女だとい

 うことも、全部大嫌い! 本当はね、

 自分で自分に、もやもやーしてる

 からかもしれない。本当は、何か、

 心を燃やせるような、打ち込める、

 一生懸命になれるものを見つけた

 いって、ずっと思ってる。でも…そ

 れが何かが、全然分からない。み

 んな自分のやりたいことが分かっ

 てる。でも、うちだけ何もない。

 何もできない。

(暢子の肩を抱く優子)

優子) 泣いていいよ。

 もっといっぱい泣きなさい。

 暢子は、暢子のままで上等。

 大嫌いな自分も、

 大事な自分だからね。

 いつかきっと、この村に

 生まれてよかったって、

 女に生まれてよかったって

 思える日が来ると思うよ。

暢子) お母ちゃん、ありがとう。

(優子に抱きつく暢子)

(暢子を抱きしめる優子)

 

**********

 

<比嘉家>

(仏壇の賢三の写真の前に、

十数枚のドル紙幣を備える賢秀)

良子) ただいま。

歌子) ただいま。

智) お邪魔します。賢秀!

良子) 帰ってきたの!?

歌子) お帰り!

(合掌したまま動かない賢秀)

良子) あっ、お金、どうしたわけ?

賢秀) 博打で勝った!

智) であるわけね。

 賢秀は博打の才能もあるからな。

(微笑みあう良子と歌子)

賢秀) あ~! 腹減った!

(寝転ぶ賢秀)

賢秀) 暢子は?

良子) 暢子、就職の話断ったってよ。

 さっき売店で善一さんに聞いたさ。

歌子) 向こうじゃなくて、暢ネーネー

 の方から働きたくないって言ったって。

よし! 暢子よくやった!

歌子) それとね、暢ネーネー、

 かけっこで、陸上部の

 キャプテンに、負けたわけ。

智) えっ?

賢秀) なら相当落ち込んでるなあ。

智) 暢子たちが帰ってきたら

 パーッとやるか!

賢秀) 上等!

智) フフフッ…。

歌子) でも多分、芋しかないよ。

賢秀) 売店で、何か買ってくるか。

 あの金で。

 

**********

 

<表>

(暢子が、優子と帰ってくる)

(立ち止まる暢子)

暢子) うち、泣いた顔してない?

優子) 大丈夫。

 

**********

 

(賢秀たちの笑い声)

暢子) ただいま!

優子) ただいま。

賢秀) お~! お帰り!

(縁側に、レコードプレーヤー)

暢子) これ、どこから?

智) 善一さんから借りてきた!

暢子) 何で?

賢秀) 暢子の就職祝い!

 じゃなくて、就職断った祝い!

 パーッとやるわけさぁ! ハハハ!

良子) フォークダンス、

暢子) 教えて教えて! 

 ちむどんどんする!

智) 俺たちは先に

 習ったからさ。ほい。

良子) 手握って。

♪(レコード)

賢秀) せ~の!

良子) 後ろ。左回る。

智) 左左!

賢秀) おいおい、おいおい…!

良子) もう一回前!

賢秀) 前~後ろ~!

賢秀) はい、左左…。

智) 右右右!

暢子) ニーニー!

 

沖縄が、本土復帰という大きな

時代の変わり目を迎えた頃、

やんばるの小さな村のきょうだいは、

それぞれに傷つきながらも、

大人への階段を上っていました。

 

そして、高校最後の日々を送る

暢子に、運命を変える出来事が

起ころうとしていました。

 

**********

 

久々に、昭和のおじさんのあまりにも正直な

発言を耳にしたけど、やっぱり嫌なものだね。

 

女は愛嬌。職場の潤滑油としての

役割はもちろん、良妻賢母になる

ためにも、自己主張せず、一歩引

いて男を立てる。

 

今でもこう思ってる年配者はたくさんいると

思う。大きな声で言えなくなってるだけでw

女性社員を社員の嫁候補に考えていたの

は会社のほうだし。いろいろ甦ってくるなぁ。

 

優子に何に一番腹が立ったのかと聞かれ、

暢子が「女のくせに」と言われたことだと答

えたことに、ちょっと驚いた。そっちか~と。

 

女のくせにって言われて…。
今日ね、初めて男子に、かけっこで
負けた。負けたことは、そんなに悲
しくない。でも、今までは、勝ったら
「女のくせに」って言われて、これか
らは、「やっぱり女だから」って言わ
れると思うと、すごく悔しい。

うちは、この村も、沖縄も、自分が

女だということも、全部大嫌い! 

本当はね、自分で自分に、もやもや

ーしてるからかもしれない。

本当は、何か、心を燃やせるような、

打ち込める、一生懸命になれるもの

を見つけたいって、ずっと思ってる。

でも…それが何かが、全然分から

ない。みんな自分のやりたいことが

分かってる。でも、うちだけ何もない。
何もできない。

 

女のくせに、女だから、女、女…。そっちか。

てか、この村も沖縄も大嫌いだったとは…。

おばちゃん全然分からなかったよ~(苦笑)

何がびっくりって、そこが一番びっくりしたよ。

そこからの自分探しの悩みはあるあるだし、

気持ちはよ~く分かるんだけど…。どうして

も今じゃない感が…。心に入ってこなくって。

 

泣いていいよ。
もっといっぱい泣きなさい。
暢子は、暢子のままで上等。
大嫌いな自分も、
大事な自分だからね。
いつかきっと、この村に
生まれてよかったって、
女に生まれてよかったって
思える日が来ると思うよ。

 

いいこと言ってるっぽく聞こえるんだけど…

響かないんだよね~。元はと言えば、あな

たがもう少し娘たちの衣服に気を配ってあ

げていれば…と、思ってしまうからなのか。

相性が悪い脚本でも、分からないってこと

はなかったんだけど、今回は…キャラの行

動が読めない。意外というより、やってるこ

とと、言ってることが一致してなくて戸惑う。

 

若草物語をなぞるのやめれ…(ボソッ)

 

 

<お知らせ>

来週はGWのため、お休みします。再開で

きたとしても、週末以降になると思います。

ブログの更新がなくても心配しないでくだ

さいね。リフレッシュして復帰する予定~。

 

 

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