「カムカムエヴリバディ」第102回~どこか思いもよらない場所まで、連れて行ってくれますよ | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

カムカムエヴリバディ 

第102回 第20週「1994-2001」
どこか思いもよらない場所まで、

連れて行ってくれますよ

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

ひなた) A ninja was a kind of spy.

 (忍者はスパイのようなものです)

 They served under the lord,

  collectng information and assassinating 

 enemies, using various techniques 

 known as the art of the ninja.

 (彼らは領主に使え、情報を集めたり、

 敵を暗殺したりしていました。そのた

 めに、様々な忍術を使いました)

  Like that.

(ハリウッドの視察団に、

 技を披露する忍者たち)

(爆発音と歓声)

 

**********

 

<道場>

ひなた) And this is the practice room, 

 called a "dojo".

 (そしてこちらが練習場です。

 道場といいます)

ミラー) Dojo. We've heard about that. 

 That's great!

ひなた) It's a sacred place.

 (神聖な場所です)

(視察団の中の白髪の女性が、

 神棚を見上げ、足を止める)

(その姿に微笑むひなた)

ひなた) Now we'll see the "shiho-giri".

 (これより「四方斬り」をご覧頂きます)

 It's a kind of purification ritual.

 (お祓いの一種です)

(シャッター音)

(四方に立てた巻藁(まきわら)を、

 袴姿の殺陣師が、本身を使って斬る)

外国人) Wow!

殺陣師) えいっ!

(拍手と歓声)

ミラー) Thank you very much.

 It was all very inspiring.

パトリシア) ありがとうございました。

 全てに刺激を受けました。

(口々に) Thank you.

榊原) そう言っていただけると・・・。

パトリシア) We're so happy to hear that.

ミラー) We will come again.

パトリシア) また来ます。

榊原) ありがとうございます。

 お待ちしてます。

パトリシア) Thank you. 

  We are waiting for you.

八代) では私が、お見送りさせて

 いただきます。

ミラー) Thank you very much.

榊原) ありがとうございました。

 ありがとうございます。

外国人) Thank you.

榊原) ありがとうございました。

口々に) Thank you.

(頭を下げる、視察団を見送る

 ひなたと榊原)

ひなた) はあ~。

榊原) はあ~。

ひなた) 緊張した。

榊原) お疲れさん。いや~

 すばらしかったわ大月さん。

ひなた) ありがとうございます。

 原稿読んだだけですけど。

榊原) いやいや。

ひなた) 日系アメリカ人ですかね?

榊原) うん?

ひなた) あの、

 アニー・ヒラカワさんいう人。

榊原) ああ。

 キャスティングディレクターの?

ひなた) はい。

榊原) 多分そやろ。えっ何で?

ひなた) 何か、すてきな人やなあ思て・・・。

(神棚を見上げていた女性を思い返す)

 

**********

 

<道場>

榊原) 主演はマット・ロリンズらしいで。

ひなた) えっ、うそやん!

榊原) ホンマホンマ。

ひなた) めちゃくちゃ大型

 企画やないですか。

榊原) 僕もびっくりしたわ。

ひなた) それで、江戸時代の日本が

 舞台って、どういうことなんやろ。

榊原) う~ん・・・詳しいことは公表

 されてへんけど、日本人にもかなり

 大きい役どころがあるみたいやで。

ひなた) へえ~。

 誰が抜てきされるんやろ。

榊原) 多分、さっきの、アニー・ヒラカワ

 さんが、何人かピックアップして、監督

 に推薦して、そこから決まっていくんや

 ないかなあ。

ひなた) そうか・・・。それがキャスティ

 ングディレクターの仕事なんや。

榊原) それ以外はかなり大規模な

 オーディションがあるらしいわ。

ひなた) オーディション?

榊原) うん。

 戦のシーンとかあるみたいやから、

 何百人規模やと思う。

ひなた) 何百人!?

榊原) そや。

 当然立ち回りとか、スタントとか

 できたら有利やからな。条映の

 俳優さんや、大部屋さんらにも、

 チャンスがあるで。

 

(回想)

五十嵐) 五十嵐分四郎です。

 五十の嵐と書いて五十嵐。

 アラカンの、五十倍です。

 よろしくお願いします。

 

**********

 

(家に帰ったひなた)

(押し入れの中のダンボール箱)

(小さな箱を取り出す)

(箱の中に五十嵐にもらった風鈴)

ひなた) あほやなあ。あんたは。

 あともうちょっと我慢してたら、

 スターになれたかもしれへんのに。

(風鈴を指でつつくひなた)

 

**********

 

<映画村>

(茶屋の前に、視察団の

 アニー・ヒラカワが立っている)

女性) お待たせしました。

 中へどうぞ。

(通りかかったひなたが見ている)

 

**********

 

(店をのぞくひなた)

(串だんごを食べているアニー)

ひなた) フフッ。

アニー) Oh. (あら)

ひなた) あっ・・・。Sorry.

 (失礼しました)

アニー) Hello, Ms. Otsuki.

  (こんにちは、大月さん)

ひなた) Hello, Ms. Hirakawa.

 (こんにちは、ヒラカワさん)

女性) Here's your change. Thank you.

(茶屋の娘からお釣りを受け取るアニー)

アニー) It's a cozy space.

  (居心地のいい空間ね)

ひなた) Thank you.

  (ありがとうございます)

 May I・・・may I  join you?

 (ご一緒してもいいですか)

アニー) Of course!Here. Have a seat!

 (もちろんよ。どうぞ! 座って!)

ひなた) Thank you.

  (ありがとうございます)

(アニーと並んで座るひなた)

アニー) Would you like one?

 (ひとついかが?)

ひなた) Thanks, 

 but I can eat them any time.

 (ありがとうございます。でも私は

 いつでも食べられますから)

アニー) I see. (そう)

ひなた) Where is everyone?

 (みなさんは?)

アニー) On the top of a mountain.

 (山のてっぺんよ)

ひなた) A mountain?

 (山?)

アニー) They went to see 

 some old temples.

  (古いお寺を見に)

ひなた) Oh. Location hunting.

 (ああ、ロケハンですね)

アニー) Right. I decided not to go 

 today so I stopped by here.

  (そう。今日は私は行かずに、

 ここに立ち寄ったの)

 I Know・・・Kibinojo loves 

 these dumplings, right?

 (知っているのよ。黍之丞が

 このおだんごを好きなのよね)

ひなた) That's right!You know a lot.

 (その通りです! よくご存じですね)

  I'm glad kibinojo is so well-known 

  even in the U. S.

 (黍之丞がアメリカでもそんなに

 有名やなんてうれしいです)

アニー) Ms. Otsuki. (大月さん)

ひなた) Yes?(はい)

アニー) How do you come to 

 speak English so well?

 (どうしてそんなに、英語が

 上手に話せるの?

ひなた) I don't think 

  my English ability is that good.

  (それほどの英語力やないと思います)

 Don't be modest. 

  Your English is impeccable.

  (謙遜しないで。

 あなたの英語は申し分ないわ)

ひなた) Well・・・.

 I listen to English lessons 

 on the radio every morning.

 (ええと・・・毎朝ラジオで英会話の

 番組を聴いています)

アニー) Ah・・・.

 Is it still being broadcast?

 (まだ放送されているの?)

ひなた) Still? (まだ?)

アニー) Ah. I mean・・・,

 it's a little old-fasioned.

 (なんていうか・・・

 古風なやり方だと思って)

ひなた) I know. 

 I didn't think. I'd be able to learn 

 so much English by radio.

 (わかります。私もラジオでこんなに

 英語を身につけられると思っていま

 せんでした)

  To be honest, I thought I'd get 

 tired of listening every day.

  (それに私は、番組を聴き続ける

 なんて、とてもできない人間だと

 自分で思っていました)

アニー) ウン。

ひなた) Yes. But at first,

  I had something to keep me going.

 (でも初めのうちはあるものが

 助けになりました)

アニー) something? (あるもの?)

ひなた) A card 

 my father made for me.

 (小学生の時、

 父が作ってくれたカードです)

 He would stamp the card.

 (父がカードにスタンプを

  押してくれたんです)

アニー) How smart your father is.

  (賢いお父さんね)

ひなた) And how simple-minded I am.

 (そして私は単純なんです)

(笑い声)

ひなた) Usually, cards like that are 

 used to motivate school kids to get 

 up early and join the radio exercize.

 (普通はそういうカードは、子どもを

 早起きさせて、ラジオ体操に行か

 せるために使うんです)

アニー) Radio exercise・・・.

ひなた) Yes. Early in the morning, 

 people from the neighborhood get 

 together in an open space to 

 exercise along with the radio.

 (はい。近隣住民が朝早く広場に

 集まって、ラジオに合わせて体操

 するんです)

  I think it's unique to Japan.

  (日本独自の文化だと思います)

 Have you heard that before?

 (聴いたことがありますか?)

アニー) No! No, I haven't.

 (いいえ、全然)

  It's my first time in Japan.

  (日本に来るのは初めてですから)

ひなた) I understand. 

 (そうなんですね)

アニー) I have to go. (行かなくちゃ)

ひなた) Oh. Sorry to bother you.

 (あ・・・お邪魔してすいませんでした)

アニー) You didn't. 

  It was nice talking to you.

  (邪魔だなんて。

 おしゃべりできてよかったわ)

ひなた) Likewise. (こちらこそ)

  When are you leaving for the U. S.?

 (いつアメリカへ向けて

 出発されるんですか)

アニー) Tomorrow. (明日よ)

ひなた) Oh・・・.

アニー) But we'll be back in two years.

  (でも、2年のうちには戻ってきます)

ひなた) For the auditions.

 (オーディションで)

アニー) Right. (そう)

ひなた) I'm looking for forward to it 

 (その日を楽しみにしています)

アニー) Yeah.

 Ms. Otsuki. (大月さん)

 Keep on learning English.

  (英語の勉強を、

 これからも続けてください)

 I'm sure it will take you somewhere 

  you never imagined.

 (きっとあなたを、どこか思いもよらない

 場所まで、連れて行ってくれますよ)

(微笑み、去って行くアニー)

(笑顔で見送るひなた)

 

**********

 

<大月家>

ひなた) ホンマにええの!?

 結婚式のデザートが、回転焼きで。

一恵) ええねんて。

 お父さんとお母さんの時も

 そうやったんやから。

ひなた) そうか。ほな、心込めて

 焼かせていただきます。

一恵) ありがとうございます。

小夜子) あとはひなちゃんだけやね。

ひなた) えっ?

小夜吉) お母ちゃん。

 そないなこと言うたらあかんで。

 お嫁さんになるかならへんかは、

 人それぞれなんやさかい。

ひなた) フフフフ・・・。

一恵) フフッ、ホンマ。

 小夜吉っちゃんの言うとおりやわ。

小夜子) ごめんねひなちゃん、

 いらんこと言うて。

ひなた) アハハッ、全然。

 お見それしました。

小夜吉) はい。

一恵) さすがやわ。

小夜吉) おいしい。

一恵) フッ、おいしい。

  

**********

 

2000年 1月

 

いよいよ、ハリウッド映画、

「サムライ・ベースボール」の

出演者オーディション、

参加者募集が始まりました。

関西地方のオーディションは、

条映で行われることが決まっ

ています。

 

ひなた) 虚無蔵さん。

虚無蔵) 身の上書きか。

ひなた) はい。エントリーシートです。

 大部屋のみんなが次々に持ってき

 はるんです。あっ、英語で出さんと

 あかんから、手伝うて言われて。

虚無蔵) おひな。

ひなた) はい。

虚無蔵) 近頃のそなたの八面六臂

 の活躍ぶり、見事なものじゃ。

 あの夏、そなたをここへ誘うたこと、

 我ながら慧眼と自賛しておる次第。

ひなた) 虚無蔵さん・・・。

 あっ、虚無蔵さんもはよ持ってきて

 くださいね。エントリーシートです。

 オーディション受けはるでしょ?

虚無蔵) フッ、戯れを。

 御前芸比べには懲りたわ。

ひなた) えっ?

虚無蔵) 拙者は西洋の映画

 になど関心なし。

ひなた) いやそないなこと

 言わんと受けてください。

虚無蔵) 老兵は消え去るのみ。

ひなた) いやそれ時代劇っぽい

 けど西洋のやつやし。

虚無蔵) この大作が成功すれば、

 きっと時代劇は救われるであろう。

 その日を心待ちにしておるぞ。

ひなた) えっ?

 あっ、いや、そやなくて・・・!

(立ち去る着流しの虚無蔵)

ひなた) はあ・・・。

 そやからこそ、虚無蔵さんにも

 出てほしいのに・・・。

 

**********

 

(休憩所のテレビの前に、

 役者やスタッフ)

 

オーディションの直前に放送されてい

た「連続テレビ小説」は、「オードリー」

でした。京都・太秦が舞台で、時代劇

に魅せられたヒロインのお話です。自

分と共通点の多いヒロインの物語を、

ひなたも熱心に見ていました。

 

榊原) おはよう。

ひなた) おはようございます。

榊原) 今日オーディションに

 先立って、ハリウッドのアク

 ション監督が来はるそうや。

ひなた) えっ、そうなんですか?

榊原) うん。まっすぐ道場に入らは

 るらしいから、先行って開けとい

 てくれる?

ひなた) はい。

 

**********

 

<道場>

(誰もいない道場に入るひなた)

(足音)

(入り口を振り返る)

ひなた) Hello・・・.

(笑顔が強ばり、後ずさりするひなた)

(神棚に一礼し、

 道場に入るスーツ姿の五十嵐)

 

**********

 

アニー森山良子説が多かったけど・・・本当に

森山良子だった! ドラマの主題歌を、息子が

作っているし、森山良子のお父さんが日系二

世でトランペッター、しかもルイ・アームストロ

ングと親交があった人だったとのこと。これは

もう運命というか・・・ぴったりのキャスティング。

リアルに、ご縁があるキャスティングだよね~。

日系二世ということで、ひなたとの会話は全て

英語。そして長いっ!またも心が折れそうにw

 

Ms. Otsuki. 
Keep on learning English.

(英語の勉強を、
これからも続けてください)
I'm sure it will take you somewhere 
you never imagined.

(きっとあなたを、どこか思いもよらない
場所まで、連れて行ってくれますよ)
 

ここで、アニーの口から重要なセリフが~!!

ロバートさんが安子に言ったセリフと同じよね。

 

Mrs. Kijima. 
英語の勉強、
これからも続けてください。
Keep up good work.
きっと、あなたをどこか、
思いも寄らない場所まで、
連れていってくれますよ。

第32回~おいしゅうな~れ、おいしゅうな~れ

 

確実に、安子につながる人であることは、確か。

個人的には、安子本人というパターンではない

方がいいとは思う。何にしろ、安子が選んだ行

動に納得できる理由付けがあればいいなあと。

 

まさに、いつ来るとも分からぬ機会・・・チャンス

が・・・映画村にビッグチャンスがやってきた時、

ひなたが思い出すのは五十嵐のこと。そして、

その五十嵐が、ひなたの前に現れる。キャ~!

揺れたくなくても揺れるよね。どうするひなた?

 

お嫁さんになるかならへんかは、
人それぞれなんやさかい。

 

そうなんだよね。お嫁さんにならなくてもいいけ

ど、ひなたが幸せになってほしいと、切に願う。

 

 

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●「カムカムエヴリバディ」HP

 

 

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