「カムカムエヴリバディ」第60回~そうだ京都、行こう。 | 日々のダダ漏れ

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カムカムエヴリバディ 第60回
第13週「1964-1965」
そうだ京都、行こう。

 

 

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<竹村クリーニング店>

和子) るいちゃん。

 荷物まとまったか?

るい) おばさん。

 はい。あともう少しです。

和子) うん。

平助) うん・・・。

 はあ・・・さみしなるなあ・・・。

和子) あんた。

平助) うん?

和子) それは言わん約束やろ。

平助) うん・・・。

るい) 東京やのうて京都に住むん

 ですから。いつでも会えます。

 

**********

 

<Night and Day>

木暮) まあ、京都やったら、

 ベリーちゃんもおるし、

 私も、安心や。

錠一郎) ええ。

木暮) まあ確かに、いっぺん環境

 変えた方がええかも分からんな。

錠一郎) はい。そう言わはる。

 お医者さんも何人かいました。

 

**********

 

<竹村クリーニング店>

るい) 私、まだ諦めてません。

 いつかまた、ジョーさんが、

 トランペット吹ける日が来る。

 そない信じてます。

平助) うん、うん。

 

**********

 

<Night and Day>

木暮) ジョー。

(ケースに入れたトランペットを

 差し出す木暮)

木暮) これは持っていけ。

 

**********

 

<竹村クリーニング店>

和子) るいちゃん。これ持っていき。

(映画「妖術七変化」のポスター)

るい) えっ!?

平助) えっ!?

和子) いやいや・・・

 ちゃうがなちゃうがな。

 これやこれやこれ。これやがな。

(裏に書かれた錠一郎のサイン)

 

**********

 

<Night and Day>

木暮) いつかまた、

 トランペット吹ける日ぃまで・・・。

 

**********

 

<竹村クリーニング店>

和子) 大事に、持っとき。

(ポスターを受け取るるい)

 

**********

 

<Night and Day>

(トランペットを

 受け取る錠一郎)

木暮) またな。ジョー。

 

**********

 

<竹村クリーニング店>

平助) 元気でな。るいちゃん。

和子) 幸せになりや。

るい) はい。

 

**********

 

<Night and Day>

(頷く錠一郎)

 

**********

 

(一枚の書類を手に、

 空き地を通りかかる錠一郎とるい)

るい) あっ。

少年) おねえちゃんボール取って!

少年) こっちこっち!

(少年にボールを投げるるい)

 

**********

 

大阪を発つ前に、

るいと錠一郎は、

婚姻届を出しました。

 

るいは、大月るいになり、

錠一郎の戸籍に、初めて、

家族が加わりました。

 

**********

 

<新緑の美しい京都>

 

**********

 

(鮮やかな手つきでお茶を

 たてる、上品な和服姿の女性)

るい) お茶の先生の、

 娘さんやったんですね。

一子) しつこい。

るい) すみません。

錠一郎) ベリー、

 一子さんいう名前やったんやな。

一子) それもしつこい。

一子さんが、いちご?

 いちごでベリー。

一子) ばかにしてんの?

錠一郎) えっ、違うよ。

 かわいらしいなあ思て。

一子) 京都ではベリーて

 呼ばんといてや。

るい) えっ?

一子) あれは、大阪での仮の姿や。

(お茶を出す)

るい) え~っと・・・。

一子) お作法はまた教えるさかい。

 今日はそのまま飲み。

るい) はい。頂きます。

一子) ジョーは飲まんとき。

錠一郎) 何で?

一子) こぼすさかい。

錠一郎) ・・・・・・。

るい) (笑)

一子) それで? 

 これからどないすんの?

るい) しばらくは、宿に泊まりながら

 住むとこと仕事探します。

一子) えっ?

るい) えっ?

一子) 家も仕事も決まってへんの?

るい) はい。

一子) 何やそれ。

錠一郎) 貯金はあるよ。

一子) どれくらい?

るい) 切り詰めたら、2人で

 みつき暮らせるくらいかな。

一子) それだけ?

るい) はい。

一子) 大丈夫かいな。

るい) 岡山から出てきた時かて、

 似たようなもんでした。新しい

 気持ちで、一から始めよ思たら、

 これが一番いいんです。

一子) あんた、

 意外にギャンブラーやな。

(クスッと笑い、お茶を飲むるい)

るい) あ・・・おいしい。

 

**********

 

(旅行かばんを手に、

 石畳の道を歩く2人)

(求人情報の掲示板を見るるい)

るい) やっぱり、クリーニング屋

 さんが手っとり早いやろか・・・。

 ねえジョーさ・・・。

錠一郎) どこ行ってんの?

子ども) 天神さんやで。

錠一郎) るい。天神さんやって。

るい) 天神さん?

 

**********

 

(人の流れに乗って、

 屋台の並ぶ参道を歩く2人)。

(るいの足が止まる)

子ども) おいしい。

子ども) おいしいな?

子ども) うん。

(子どもたちが屋台の前で、焼き

 たての回転焼きを食べている)

(焼き型の丸いくぼみに並ぶ

 あんこを見つけるるい)

錠一郎) 食べる?

るい) あっ・・・。

(笑って首を横に振るるい)

 

**********

 

(河原のベンチに座った2人)

錠一郎) 何考えてんの?

 さっきから。

るい) ジョーさん。

錠一郎) うん?

るい) 回転焼き屋さん、

 やってみいひん?

錠一郎) 回転焼き?

るい) あれやったら、最低限の

 設備でできると思う。

錠一郎) お・・・お店持つってこと?

るい) うん。

錠一郎) 竹村クリーニングの

 おじさんとおばさんみたいに?

るい) (頷く)

錠一郎) え~・・・。

 できるかなあ・・・。

るい) やってたこと、あるんや。

 お菓子屋さん。お母さんと2人で。

 大阪で、おはぎ作って売ってたん。

 この傷も・・・。その時に・・・。

(るいを見る錠一郎)

錠一郎) いいの?

 しんどくならへん?

るい) なるかも・・・。でも・・・

 分かる時が来るかもしれへん。

 何でお母さんが、私を捨てたんか。

(るいの肩を抱く錠一郎)

錠一郎) やってみよ。2人で。

 

**********

 

るいと錠一郎は、

回転焼き屋を開くための

手ごろな物件を見つけ、

そこに暮らし始めました。

 

錠一郎) ただいま。

るい) お帰り。分かった?

錠一郎) これでいいの?

るい) うん、ありがとう。

(大鍋に、小豆を入れる)

 

**********

 

るいは、幼い頃の記憶をたどり、

あんこ作りを始めました。

 

(鍋を覗きこむるい)

るい) 小豆の声を聴けえ。

 時計に頼るな。目を離すな。

 何ゅうしてほしいか、

 小豆が教えてくれる。

 食べる人の、幸せそうな顔を

 思い浮かべえ。

 おいしゅうなれ。

 おいしゅうなれ。

 おいしゅうなれ。

 その気持ちが、小豆に乗り移る。

 うんとおいしゅうなってくれる。

 甘えあんこが、出来上がる。

 はっ!

(火から鍋をおろす)

(不思議そうに見ている錠一郎)

 

**********

 

(焼き型に並んだ円形のくぼみに

 生地を流し込むるい)

るい) ありがとう。

(錠一郎からあん差しを受け取る)

(半円形の、棒状のあん差しに

 取ったあんこをへらですくい、

 くぼみの生地の中へ、

 一つ一つ乗せていく)

 

**********

 

(あんこを乗せた生地に火が通り、

 ほんのり焼き色が付いたら、

 あんこなしの生地に上下を合わせる)

 

**********

 

(やがて、ふんわり焼き上がる

 回転焼き)

るい) よし。

錠一郎) 食べてみようか。

るい) (頷く)

 

**********

 

(月明かりの縁側に座った2人)

錠一郎) 頂きます。

るい) 頂きます。

錠一郎) うんうんうん。おいしい。

るい) ホンマ?

錠一郎) うん。

るい) よかった。

錠一郎) うん。ふ~ん・・・。

 これがるいとるいのお母さんの味か。

(るいの顔が少し曇る)

(パクパク食べる錠一郎)

るい) フフッ・・・。

錠一郎) 何?

るい) よう出来てる。

錠一郎) 何が?

るい) これやったら、

 ジョーさんもあんここぼさへんわ。

(笑い声)

(るいの膝の上に置かれた、お皿の

 上の回転焼きを手に取る錠一郎)

錠一郎) 何か・・・

 お月さんみたいやな。

(回転焼きを夜空に掲げる)

 

お店の屋号は、

「大月」、に決めました。

 

Rui and Joichiro decided to 

name the shop "Otsuki", 

which means big moon.

 

**********

 

<昼>

るい) ジョーさん? 何してんの?

錠一郎) チラシ作ってんねん。

るい) お店の?

錠一郎) うん。

るい) わあ、ありがとう。

 何? これ。

錠一郎) 回転焼き。ええやろ?

るい) うん・・・そやね。

 芸術的なセンスがあふれてる。

 手伝うわ。

(クレヨンで紙に絵を描くるい)

 

(回想)

勇) こりゃあお母さんか?

 ハハッ、この丸(まあり)いほっぺた

 の辺やこ、そっくりじゃ。

るい) そりゃあおはぎじゃ。

 

あんこを作るようになってから、

るいは、頻繁に、母、安子のこと

を思い出すようになりました。

 

(回想)

ロバート) Who is this?

るい) ロバートさん。

ロバート) It's me? アハハハッ。

 

それはるいにとって、

決して、甘いだけの思い出

ではありませんでした。

 

**********

 

そうだ京都、行こう。

 

唐突に京都に行きたくなる、あの有名なCMを

テレビで見たのかと思ったよ! CMより30年も

早く、京都へ行こうと思い立つ、るいと錠一郎。

一応ベリー改め、一子ちゃん関係ではあるけ

どね・・・。一子が、お茶の先生の娘という展開

も良き。こぼすからとお茶をもらえない錠一郎。

回転焼きならあんこをこぼさないと笑ったるい

といい、女性陣はみんな気になってたんだね。

「推し」だから許してきたとはいえ、やっぱり嫌

だよね~。毎度毎度のケチャップこぼしは・・・。

 

そしてこれまた唐突に、回転焼き屋をやろうと

思い立つるい。あんこのおまじないも思い出す。

毎度毎度、あんこを炊きながら、安子が唱えて

いたもんね。若い頃に覚えた歌の歌詞はいつ

までも覚えているように、あんこのおまじないも、

るいの記憶の奥底に、しっかり刻まれていたん

だろうね~。英語の歌もちゃんと覚えていたし。

 

小豆の声を聴けえ。
時計に頼るな。目を離すな。
何ゅうしてほしいか、
小豆が教えてくれる。
食べる人の、幸せそうな顔を
思い浮かべえ。
おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。
その気持ちが、小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。
甘えあんこが、出来上がる。
はっ!

 

来た来た来た~~~! 久しぶりのフレーズ!

やっぱこれがないとね。カムカムじゃないよね。

またまた誘惑の和菓子タイムがやってきたよ。

やばい。回転焼き(私は「大判焼き」だった)が

食べたくてしょうがない。見つけたら即買うわ。

おはぎよりもともと好きだから、マジやばし~。

 

それにしても・・・トランペットを吹く以外、本当に

何もできない、こどもみたいな錠一郎がかわい

すぎて困る。図体は大きいのに、回転焼きをハ

ムハム食べる姿は小動物系というか。芸術的

センス(爆)があふれた絵も、味があるよね~。

うん、もうね、ジョーは「アイドル!」でいいよ~。

そこにいるだけで和ませてくれればいいよ~♪

(この感じ、オダジョーじゃなきゃ出せないわw)

 

 

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