「カムカムエヴリバディ」第54回~ジョーとトミーはセッション対決に | 日々のダダ漏れ

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カムカムエヴリバディ 第54回
第12週「1963-1964」
ジョーとトミーはセッション対決に

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(トランペットを手に落ち着かない

 控え室の錠一郎)

 

**********

 

(染み抜きしたシャツを

 手洗いするるい)

 

**********

 

(衣装も髪型もバッチリ決まったトミー)

トミー) また車酔いか?

 青い顔して。

(背を向ける錠一郎)

トミー) お前までそのありさま

 やったら・・・楽勝やな。

錠一郎) トミー。負けへんよ。

(ニヤリと笑うトミー)

トミー) そう来んとな。

(丸首シャツのまま、

 ウロウロする錠一郎)

 

(映画)

剣之介) 「暗闇でしか、

 見えぬものがある。

 暗闇でしか、聴こえぬ歌がある」。

 

**********

 

<映画館>

(客席に、平助と和子)

和子) ガラガラやん。

平助) まあ・・・。

和子) 何でこんなもん見なあかんのよ。

平助) ここまで来て、文句言いな。

 しゃあないやないか、

 「若大将」満席やったんやから。

和子) 磯村吟が言うとったやろ。

 日本の映画史上まれに見る駄作

 やねんで。

平助) そこまで言われたら、

 かえって見とうなるやろ。

和子) それもそやな。

(あんパンを食べる和子)

(微笑む平助)

 

**********

 

<コンテスト会場・Night and Day>

木暮) お~い、これ、3番テーブル。

ベリー) 3番やな?

木暮) おおっ、ありがとう。

 ベリーちゃん。

ベリー) えらいにぎわってるやん。

木暮) せやろ。

 あっ! あっ、あっ、ベリーちゃん。

 3番は、笹川社長とそのお嬢さん

 やから。粗相のないように。

ベリー) 笹川社長?

木暮) ササプロの社長さんや。

 このコンテストの主催者で、

 今日の審査委員長や。

 

**********

 

<Night and Day・3番テーブル>

笹川) 内山裕三・・・。

奈々) うん。

笹川) 里見雅彦。トミー北沢。

奈々) うん。

笹川) 関西のジャズメンはこの

 辺りが、本命だと行ってるな。

奈々) ふ~ん。

 でも、関西での話でしょ?

 東京でも通用するのかなあ。

笹川) 通用する逸材を探しに

 きてるんじゃないか。

奈々) そうだけど。

ベリー) 言うとっけど、

 ダークホースがいてるえ。

(2人の前にグラスを置き、

 笑みを浮かべ去って行くベリー)

 

**********

 

(錠一郎のシャツに

 アイロンを掛けるるい)

 

**********

 

<Night and Day>

司会者) レディース 

 アンド ジェントルメン。

 ササプロ杯、関西ジャズトランペッター 

 ニューセッション、これより、開演です。

(拍手)

 

**********

 

<映画館>

(開演のブザー)

 

**********

 

<Night and Day>

司会) エントリーナンバー1番、

 内山裕三。

 曲は、「ビターメロンメン」です。

♪(内山の演奏)

(興味なさそうにチェックシートに

 書き込む笹川の娘・奈々)

 

**********

 

(シャツのアイロン掛けをしているるい)

 

**********

 

<Night and Day>

司会) エントリーナンバー2番、

 里見雅彦。

 曲は、「スタンブリング」。

♪(里見の演奏)

 

**********

 

<映画館>

(映画を見ている平助と和子)

 

**********

 

<Night and Day>

司会) エントリーナンバー3番。

♪(3番の演奏)

 

**********

 

(前掛けの仕事着姿で

 店を飛び出するい)

 

**********

 

<Night and Day>

司会) エントリーナンバー7番、

 トミー北沢。

 曲は、「Red Hot」です。

♪(トミーの演奏)

男性) ヘイ! Red Hot!

 ヘイ! ヘイ! ヘイ! ヘイ!

 

**********

 

るい) すいません。

(仕上げたシャツを手に、

 Night and Dayに駆け込むるい)

 

**********

 

<Night and Day・控え室>

るい) はあ・・・大月さん!

 はあ・・・。

(飛び上がるように立ち上がり、

 嬉しそうにシャツを受け取る錠一郎)

 

**********

 

<Night and Day>

(拍手)

トミー) サンキュー。

女性) トミーが一番!

女性) 最高!

女性) トミー!

 

**********

 

<3番テーブル>

笹川) どう思う?

奈々) そうねえ、テクニックは、

 今までで一番じゃない?

 

**********

 

(フロアの隅に立つるい)

ベリー) サッチモ!

るい) あ・・・。

ベリー) 何ちゅう格好で来んの。

 今日はジョーが世界に羽ばたく

 記念すべき日ぃになるかもしれ

 へんねんで。

るい) すいません・・・。

司会) エントリーナンバー8番、

 大月錠一郎。

(拍手)

司会) 曲は、

 「On the Sunny Side of the Street」

 です。

(洗い立てのピンクのシャツに真っ赤

 なジャケットで演奏する錠一郎)

(緊張した顔でステージの錠一郎を

 見つめるるい)

 

(回想)

錠一郎) 僕の一番古い記憶は、

 「On the Sunny Side of the Street」

 なんや。今でも耳によみがえる。

 あのイントロの高らかなトランペット。

 

(進駐軍のクラブに潜り込んだ、

 ボロボロの少年)

 

(回想)

錠一郎) シンガーでもないおじさんが、

 マイク奪って、歌い出して。

 みんな圧倒されてた。英語やったし、

 何言うてんのかは、僕は全然分から

 んかった。けど・・・その時の僕には

 見えてた。ひなたの道が。

 これから自分が歩いていく道は、

 サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート、

 明るい光に照らされてる。

 そんな予感でいっぱいやった。

 

(錠一郎を見つめているるい)

(ステージの袖で笑みを浮かべたトミー)

(ベリーも木暮も気持ちよさそうに

 聴いている)

(笑顔で拍手をするるい)

 

審査の結果、

錠一郎とトミーへの票が

真っ二つに割れました。

決着をつけるため、

指定の曲を2人でセッション

することになりました。

 

**********

 

<映画館>

剣之介) 「暗闇でしか、

 見えぬものがある。

 暗闇でしか、聴こえぬ歌がある」。

(目を剥き、口を歪ませ、呆れた顔で

 スクリーンを見ている和子と平助)

 

**********

 

<Night and Day>

(トミーと錠一郎がステージに立つ)

女性) 絶対大丈夫!

女性) トミーが絶対優勝や!

(拍手と声援)

♪(演奏)

 

**********

 

<映画館>

剣之介) 黍之丞、見参!

 

**********

 

<Night and Day>

♪(錠一郎とトミーの演奏)

 

**********

 

<映画館>

(黍之丞と戦う悪役・左近)

 

**********

 

<Night and Day>

♪(錠一郎とトミーの掛け合い)

 

**********

 

<映画館>

(息を飲み、目をこらした

 和子と平助)

 

(回想)

ラジオ・磯村) 「この映画は、日本映画

 史上、まれに見る駄作です。しかしな

 がら、クライマックスの黍之丞対左近

 の戦い、これは日本映画史上類を見

 ない、圧巻の立ち回りです」。

 

(映画)

(黍之丞の刀を弾く左近)

(かもいに刺さった太刀を取り、

 一刀する黍之丞)

(夜叉の面が割れ、顔が露わになる)

(左近を攻める黍之丞)

(二刀流で攻め返す左近)

(互角の戦いは続く・・・)

(黍之丞の切っ先が真一文字に走る)

(膝をつく左近)

(起き上がる左近を一刀する)

(構えを解く黍之丞)

 

**********

 

<Night and Day>

(拍手と歓声)

(笑って握手をするトミーと錠一郎)

(フロアの隅で、そっと息を吐くるい)

(ステージからるいに微笑む錠一郎)

 

**********

 

ラジオの人は、トミー北沢を「太陽」と、大月

錠一郎を「月」と評した。つまり・・・アレだね。

 

暗闇でしか、見えぬものがある。
暗闇でしか、聴こえぬ歌がある。

 

闇を知っているジョーにしか、見えないもの

があり、聴こえない歌がある、ということか。

 

僕の一番古い記憶は、
「On the Sunny Side of the Street」
なんや。今でも耳によみがえる。
あのイントロの高らかなトランペット。
シンガーでもないおじさんが、
マイク奪って、歌い出して。
みんな圧倒されてた。英語やったし、
何言うてんのかは、僕は全然分から
んかった。けど・・・その時の僕には
見えてた。ひなたの道が。
これから自分が歩いていく道は、
サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート、
明るい光に照らされてる。
そんな予感でいっぱいやった。

 

「On the Sunny Side of the Street」から、ひ

なたの道が導く、明るい未来が見えたのね。

もちろん、太陽には太陽の、月には月の良

さがある。お互いに、持っていないものこそ

が、魅力になるのよね。トミーもガンバレ~。

 

それにしても、ジャズセッションと時代劇を

リンクさせる演出が憎いね。臨場感が凄い。

伴虚無蔵もしっかり活躍してたね~フフフ。

 

るいに向けるジョーのとろけるような笑顔に

萌え~。あのふにゃふにゃ感がたまらない。

ジョーのケチャップのせいで、るいは灰かぶ

りのまま、ドレス姿のシンデレラになれなか

ったるいを、ひなたの場所へ連れてって~。

 

 

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