「カムカムエヴリバディ」第28回~私今日、初めて英語で話しゅうしました | 日々のダダ漏れ

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カムカムエヴリバディ 第28回
第6週「1948」
私今日、初めて英語で話しゅうしました

 

 

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安子) May I ・・・. (あの・・・)

 May I help you?

 (なにか、お困りですか?)

(進駐軍の将校を見る)

安子) Can I help you with something?

 (お手伝いしましょうか?)

将校) Uh, I was just trying to 

  buy some flowers.

 (いや、私はただ花を買いたかった

   だけなんです)

 Then she suddenly started apologizing.

 (そしたら急に謝りだして)

安子) あ・・・おばさん。この人は、

 なんも怒っとるんじゃねえよ。

女性) えっ?

安子) 何で謝りょうったん?

女性) 野山で摘んだ花、

 勝手に売ったらいけん言うて、

 おとがめなんか思うて・・・。

安子) あっ、え~っと・・・

 She thought you were saying 

  not to sell the ・・・ wildflowers.

 (野の花を、摘んじゃいけないと

  言われていると思ったって)

将校) Oh. No, that's not what I intended.

 (違います、そうじゃありません)

 I just wanted to buy them.

 (買おうとしただけです)

安子) この人(ひた)あ、

 お花を買いてえだけじゃ。

女性) 何じゃ・・・そうじゃったんかな。

 どの花、ええじゃろうか?

安子) Which one would you like?

 (どのお花にしますか?)

将校) Well ・・・.

(小さな赤い花を一輪取る)

将校) How much?

安子) なんぼですか?

女性) 20円じゃ。

安子) twenty yen.

将校) twenty yen.

  I'm sorry that I scared you.

 (怖がらせて、申し訳ありませんでした)

女性) こねえぎょうさん・・・。

安子) 怖がらせたおわびじゃあて。

女性) ありがとうございます。

 

それは、安子が生まれて初めて

交わした、生の英語会話でした。

 

将校) Thank you. 

 You were very helpful.

 (ありがとうございます、助かりました)

安子) No problem at all.

 (どういたしまして)

将校) Have a nice day. (では)

安子) Thank you, you too.

 

自分の英語が通じたことに、

安子は高揚していました。

 

Yasuko was overjoyed that 

he could understand her English

 

**********

 

<雉真家>

(日の傾きかけた縁側に、

 るいが一人座っている)

雪衣) るいちゃん。

 私とあや取りでもしましょうか?

(首を横に振るるい)

るい) 何でいけんの?

 何でお母さんと一緒に、

 おはぎゅう売ったら、いけんの?

 何でお母さんは、私のことを、

 こけえ連れてきたん?

雪衣) 私も、よう知らんのんです。

(つぶらな瞳で雪衣を見るるい)

雪衣) じゃけど・・・

 初めてお二人を見た時に、

 分かったような気がしました。

(るいの前髪にそっと触れ、

 おでこの傷を見る雪衣)

雪衣) 安子さんは、

 諦めたんじゃ思います。

 女手一つで、るいちゃんを育てる

 ことを諦めて、雉真の家にお返し

 しようと決めたんじゃ思います。

るい) 返す?

安子) ただいま帰りました。

 あっ、るい。ただいま。

 ええ子にしとった?

(笑わないるい)

雪衣) とってもええ子でしたよ。

安子) お世話かけました。

雪衣) そねえな・・・。

安子) さあるい。

 お部屋で「カムカム英語」聴こう。

 なっ。せ~の・・・。

安子・るい) ♪「Come, come, everybody
 How do you do, and how are you?」

(二人を目で追う雪衣)
 

**********

 

<夜>

(るいを布団に寝かせた安子)

(部屋の明かりを消す)

(スタンドの明かりを灯した机の前に

 座り、英和辞典を手に、写真を見る)

安子) 稔さん。私今日、

 初めて英語で話しゅうしました。

 進駐軍さんが、道で困っとられてな。

 ちょびっと緊張したけど、

 思い切って話しかけてみたんじゃ。

 ちゃんと通じた。相手のしゃべりょ

 おることも、ちゃんと分かった。

 うれしかった。

(英和辞典を抱きしめる安子)

 

**********

 

安子) ちょうど頂きます。

 ありがとうございます。

 今後ともごひいきに。

(通りにリヤカーを止め、

 おはぎを売っている安子)

定一) お~い、トロンボーン、

 トロンボーンおらんか?

男性) はい。俺吹けます。

定一) よ~し。ほい。

男性) ♪(トロンボーン)

定一) よし! 合格!

男性) ありがとうございます!

定一) そこの角のトラック乗れ。

男性) はい。

男性) 俺も聴いてくれ。

定一) あんたあおえん。

 何なら、こねえだの演奏は。

安子) 定一さん?

定一) はい。

 あっ、安子ちゃんじゃ!

安子) そうです!

定一) 安子ちゃんじゃ!

安子) 安子です!

 ご無沙汰しております。

定一) ハハハッ、うん。

 

**********

 

<ジャズバー・ディッパーマウスブルース>

(3人ほどの客が座れるカウンター席と、

 テーブル席が3つの、こじんまりとした

 ディッパーマウスブルース)

(店内には、トランペットやギター、サッ

 クスを持った男たちが集まっている。

定一) 進駐軍にゃあ、クラブがあるんじゃ。

安子) クラブ?

定一) ああ。米兵の、娯楽施設じゃ。

 そこで演奏するバンドマンを、

 わしが斡旋しとる。

安子) この人らは?

定一) レコードを聴きに来とる連中じゃ。

 曲演奏せえ言われても、その曲を知ら

 なんだらどねんしようもねえからのお。

安子) ああ・・・。

男性) マスター。

定一) おう。

男性) 今んとこ、もっぺん。

定一) ああ。

(窓の外に、ボロボロの服を着た少年)

定一) これ!

(窓をたたく音)

定一) シッ! あっち行け。

(レコードに針を乗せ直す定一)

定一) はい。

♪(レコード)

男性) もういっぺん!

定一) はい。

男性) ええかげんにせられえよ。

 こっちゃあ譜面起こしよんじゃ。

男性) じゃけど、もっぺんだけ。

定一) もういっぺんだけな。

男性) マスター!

定一) はい。

男性) チャーリー・パーカー

 聴かせてくれえ。

定一) ああ、順番じゃ。

 酒でも飲んで待っちょおれえ。

 毎日、この調子じゃ。

安子) ハハ・・・。

定一) ほい。

 すまんのう、コーヒーはまだ

 入ってこんのんじゃ。

安子) 何ですか? これ。

ああ。コーラじゃ。

 アメリカの飲みもんじゃ。

(瓶を手に取る安子)

安子) 黒(くれ)えラムネみてえな

 もんじゃろうか・・・? 頂きます。

定一) はいどうぞ。

(コップに少し注ぎ、

 匂いを嗅ぎ、一口飲む)

安子) あっ、苦え・・・うん? 甘え・・・。

定一) ハハハハッ。アメリカの味じゃ。

 クラブ行きゃあなんぼでもあらあ。

 あっ、おはぎ。

安子) あっ、どうぞ。

定一) うん!

 さすが安子ちゃんのおはぎじゃ。

 バーボンにも合うわ。

安子) それお酒ですか?

定一) ああ。

 ウイスキーのコーラ割りじゃ。

安子) 昼間から飲んだりしたら、

 体に悪(わり)いですよ。

定一) 飲まずにやっとれるか。

(そっと定一を見る安子)

定一) うわさに聞いとる。稔のこと。

 健一も、音沙汰なしじゃ。

 もういけんじゃろう。

安子) そねえなこと・・・。

定一) 何の因果じゃろうのう。

 稔殺した・・・健一を殺した

 かもしれん国の音楽・・・

 わしゃあ、今日もかけとる。

 アメリカ人喜ばせるために、

 バンドの世話しょおる。

 安子ちゃん。

 進駐軍のクラブん中あ、別世界じゃ。

 酒も、食いもんも、娯楽もあふれとる。

 あれが戦勝国じゃ。アメリカじゃ。

安子) 定一さん。

定一) うん?

安子) 定一さんに言われたとおり、

 稔さん、私に子供を残していって

 くれました。

 

(回想)

定一) ああ、

 子供は作ってから行けよ。

 

安子) おなごの子です。

定一) あ・・・そうじゃったんか。

 そりゃあ、おめでとう。

安子) 名前は、るい、いいます。

定一) るい?

安子) 稔さんが付けてくれました。

 男の子でも、おなごの子でも、

 どこの国でも通用するようにって。

 それから、どこの国とも自由に行き

 来できる。どこの国の音楽でも、

 自由に聴ける。自由に演奏できる。

 私たちの子供にゃあ、

 そねえな世界を生きてほしい。

 ひなたの道を、歩いてほしいって。

定一) インテリの、

 稔が考えそうなことじゃの。

(笑って、バーボンを飲む定一)

 

**********

 

<雉真家>

美都里) ああそうそう。

 上手じゃねえ、るい。

(るいの頭を撫でる美都里)

雪衣) 奥様。

 日が暮れると、冷えますよ。

美都里) ありがとう。

(時計の時報)

るい) おばあちゃん。

美都里) うん?

るい) ラジオつけてもええですか?

美都里) ラジオ?

(ラジオの前へ行くるい)

(ラジオと一緒に歌うるい)

るい) ♪Come, come, everybody
 How do you do, and how are you?
 Won't you have some candy?
 One and two and three, four, five?
 Let's all sing a happy ・・・

(ラジオのスイッチを切る美都里)
美都里) ごめんね、るい。

 おばあちゃん、聴きとうねんじゃ。

 稔を殺した国の歌は、

 聴きとうねんじゃ。

(キョトンとした顔で、

 美都里を見ているるい)

 

**********

 

ラジオ・平川) 「Good evening, everybody.

  How about giving me a big smile?」。

(通りのラジオの前で足を止める安子)

ラジオ・平川) 「今年ももう12月になりま

 したね。アメリカですと、もうぼつぼつ、

 クリスマスシーズンがやって来ます」。

 

**********

 

(一人部屋に座り、

 稔の写真を見ているるい)

ラジオ・平川) 「We can't think of 

  having  Christmas without you.

  お前がいなくちゃ、クリスマスも

 さっぱりじゃからな。

 『We can't think』

 私たちは、思うこともできない。

 『of having Christms』

 クリスマスを祝うなんて。

 『without you』

 あなたなしで。

 あなたの、いないままで」。

 

**********

 

そうするしかなかったという状況ではなく、

安子が自ら望んでそうしたという描き方に

するのがね~。鬼じゃ鬼じゃ・・・。怖いよぉ。

るいサイドを見せられる視聴者は、普通に

るいが可哀想に見える。だって、いくらでも

るいと一緒にいられるのに・・・。今やらなく

ていいのに・・・。自己責任以外のなにもの

でもなく描く、容赦ない脚本に震えるわ・・・。

経済的に余裕があるゆえの・・・恐ろしい罠。

 

安子を応援したいのに・・・共感したいのに、

「ちょっと待て、安子!」な安子が描かれる。

安子が間違っているとは思わない。るいと

の関係性では、優先順位を間違えたかも、

とは思う。関わる人が増えれば増えるほど、

いいことも、面倒な事も増えていく。考え方、

感じ方は人の数だけあって、みな違うから。

 

敵国アメリカの音楽に関わっていく定一と、

敵国アメリカの言葉を聞きたくない美都里。

こういうのは人それぞれの感覚だから・・・。

でもだからこそ・・・溝は深まっていくのよね。

 

安子さんは、
諦めたんじゃ思います。
女手一つで、るいちゃんを育てる
ことを諦めて、雉真の家にお返し
しようと決めたんじゃ思います。

 

うわ~やっぱり余計なことを言う人だった。

でも、悪意があるとはまだ言えなくて。彼女

自身が何か訳ありな人なのだろうし、雪衣

さんの見解も、そう見えて不思議ではない

ものだし。彼女自身が、諦めた人なのかも。

 

母親とは違う価値観、感じ方の人の考えや

気持ちを知っていくるい。何を考えているの

かな? 次のヒロインは、こんな子供時代を

過ごして出来上がっているのだと同時進行

で見ている不思議。油断ならない脚本だわ。

 

 

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