「エール」第106回~みんな充実した毎日を送っているようです | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「エール」 第106
第22週 「ふるさとに響く歌
みんな充実した毎日を送っているようです

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

昭和二十六年

 

昭和二十六年、日本は復興期を迎え、

人々の生活も、豊かさを取り戻しつつ

ありました。古山家はというと・・・。

 

華) いい匂い。

音) でしょ?

華) うん。

音) 今日はね、うまく焼けたのよ。

(鍋で焼いたパン)

音) あとは・・・トマトと・・・。

華) あっ、採ってくるよ。

音) お願い。

(庭へ行く華)

裕一) 4、5、6、7、8・・・。

 お~華おはよう!

華) お・・・おはよう。

(ぎこちなく全身を動かしている裕一)

(トマトをちぎり、居間に戻る華)

華) ねえ、お父さん何やってんの?

音) 「福島県民体操」って

 曲を作るんだって。

華) 体操あれで合ってんの?

音) 違うと思う・・・。

裕一) 何の話?

 い・・・痛っ・・・。

音) 鉄男さん来るの、今日ですよね?

裕一) そう。仕事帰りに寄るって。

音) お夕飯どうします?

裕一) あ~・・・。

華) 私、カツレツ食べたい。

裕一) あ~いいね。

音) カツレツね。

(電話の呼び出し音)

電・裕一) はいもしもし?

電・池田) あ~古山か?

電・裕一) あ~池田さん。

電・池田) 「さくらんぼ大将」の件で思い

 ついたことがあってな、六郎太がケンカ

 するシーンの音楽なんだけど・・・。

 

みんな充実した毎日を送っているようです。

 

**********

 

<古山家・居間>

(カツレツを頬張る鉄男)

鉄男) 音さん、これうまい!

音) よかった。

 たくさん食べて下さいね。

鉄男) うん。

裕一) どうしたの? 華。

 食べないの?

音) 今日、解剖実習だったみたいで。

鉄男) へえ~。看護学校でもう

 そんなこともやってんだ。

裕一) 大変だね。そっか。

鉄男) でも偉いな。

 夢に向かって毎日努力してる。

華) そんな大したもんじゃないよ。

鉄男) 立派な夢だよ。どうして

 看護婦目指そうと思ったんだ?

裕一) 人の役に立つ仕事に就きた

 いって思ったんだって。看護婦さん

 華にぴったりだよね。優しいしさ、

 よ~く気が付くしさ。前にね、華に

 ね、看病してもらったの。もうその

 時ね、安心感がすごかったんだよ!

鉄男) おい!

裕一) うん?

鉄男) 俺は、

 華ちゃんに聞いてんだけど。

裕一) あ~そうかそうか・・・

 ごめん、ごめん・・・。

華) う~ん、人のことほっとけない

 っていうか、幸せになる手伝いが

 できたらなって。

鉄男) ふ~ん。そうか。

 きっといい看護婦さんになれる。

 応援してっぞ。

華) うん。頑張る。

鉄男) 古山家は、みんな頑張り屋だ。

 音さんも聖歌隊頑張ってるし。

音) フフフフ。

鉄男) 裕一はもう相変わらず

 仕事ばっかししてるしな。

華) お父さんは仕事の虫だから。

音) 頼まれたら断れないんです。

鉄男) 俺にはまねできねえ。

 んっ、ラジオドラマ、時々聞いてっぞ。

裕一) 本当?

鉄男) 「さくらんぼ大将」。

裕一) へえ~!

音) 福島が舞台なのもいいですよね。

裕一) うれしいな。池田さんに伝えとく。

華) ねえ鉄男おじさんって、

 どんな子どもだったの?

裕一) いいやつだったよ。ただね、

 最初ちょっとだけ怖かったの。

華) けんか強そうだよね。

裕一) 強かったよ!

 しょっちゅうケンカしてたよね。

 3人まとめてこう、ボッコボコにしてさ、

 上級生に、飛び蹴りしてたんだから!

(笑い声)

華) すごい!

鉄男) 全部売られたケンカだ。

 自分からは仕掛けてねえ。

音) あらかっこいい。

(ビールを注ぐ音)

鉄男) ありがとう。

華) そんなケンカばっかりしてさ、

 親に怒られなかったの?

さあ? どうだったかな?

鉄男おじさんって、兄弟は何人・・・。

裕一) ねえこのトマトおいしいね。

 これ、うちの?

音) でしょ。甘いの。んっ・・・。

音) すごい甘いよ。

鉄男) んっ・・・甘い! ハハッ。

音) でしょ?

 

**********

 

<コロンブスレコード>

鉄男) 映画の主題歌?

杉山) はい。映画会社が、社運を賭け

 た勝負作だそうです。今回の依頼は、

 監督からのじきじきのご指名です。

鉄男) ありがとうございます。

 どんな映画ですか?

杉山) 下町の大家族を描いた人情

 喜劇で、主題歌の歌詞は、家族の

 絆をテーマにしほしいとのことです。

(企画書を差し出す杉山)

鉄男) ちょっと・・・

 考えさせてもらってもいいですか?

 

**********

 

<「中華そば」ののれんの

 かかった、智彦の店>

鉄男) こんばんは。

智彦) あ~いらっしゃい!

ケン) いらっしゃい!

智彦) どうぞ。

池田) おっ、よう!

鉄男) お~池田さん。お久しぶりです。

 ラーメン、お願いします。

智彦) はい。

池田) うん! やっぱうまいなここの

 ラーメンは。スープがいいよ。

 今夜もぐびぐび飲んじゃうぞ。

ケン) 味が濃いと食べてて飽きが

 来るでしょ。うちはほかと違って、

 塩気を抑えて・・・。

智彦) な~に生意気言ってんだよ。

吟) ケン。

ケン) うわっ! 来た・・・。

吟) アハハ、どうもいらっしゃい。

鉄男) お迎えですか?

吟) ええ。今日は早く帰って

 くるんじゃなかったの?

ケン) 忙しいんだよ。これから

 洗い物も仕込みもあるし。

吟) さあ、帰るわよ~。

ケン) え~?

吟) 少しは勉強しなさいよ。

 落第したらどうするの?

ケン) ラーメン屋継ぐんだから、

 勉強なんかどうだって・・・。

吟) 何度も言ってるでしょう。

 これからの時代、学があって

 損することはないの。

鉄男) ケン。

 吟さんの言うことは聞いとけ。

 心配してくれる人がいんのは

 ありがてえことだぞ。

ケン) 分かってるよ。

吟) お騒がせしました。

 あなた、先に戻るわね。

智彦) おう。気を付けろよ。

ケン) 母ちゃんこれ洗濯して。

吟) えっ? 嫌だおっきな染み!

 どうしよう・・・。

智彦) フフッ・・・

 養子に迎えたからには、

 ちゃんと教育受けさせなきゃって、

 使命感に燃えてるみたいで。

池田) はっ? ケン坊正式に

 お宅んちの子になったの?

智彦) ああ・・・まあ、暮らしは

 何も変わりませんけどね。

鉄男) ケンうれしいだろな。

池田) ああ。

 ず~っと独りぼっちだったもんな。

智彦) はい。お待たせしました。

鉄男) どうも。頂きます。

ラジオ) ♪(イントロ)

池田) おっ! 「湯の町エレジー」。

 いいよな、これ。

鉄男) ありがとうございます。

ラジオ) ♪伊豆の山々~

池田) 村野鉄男と木枯正人のコンビは

 無敵だな~。最近どう? 仕事順調?

鉄男) あ~可もなく不可もなくですかね。

池田) またまた大先生がご謙遜を。

 これだっていまだに売れてるじゃない。

鉄男) いや先生なんかじゃないです。

 まだまだ未熟もんですよ。(ため息)

池田) 何だ? どうしたその

 小さなため息。どうした?

鉄男) あっ、いや・・・。

池田) うん?

鉄男) 裕一は、

 何でも書くじゃないですか。

 しかも何やっても質が高い。

 けど俺は・・・自分の中にない

 もんは書けないっつうか・・・。

 「暁に祈る」の時もそれで悩んだし。

 家族の絆をテーマに書いてほしい

 って言われたんですけど、絆どこ

 ろか、うちはまともな家族じゃなか

 ったんで、どう書けばいいんだか。

池田) あ~そうか・・・

 お宅も俺と同類か。

鉄男) えっ?

池田) う~ん・・・古山が何でも書けん

 のは、どんな題材にも、自然と感情を

 寄せていけるからだと思うんだよ。何

 でも受け入れて愛せる素直さは・・・

 まあもちろんもともとの性格もあるだ

 ろうけども、愛情に恵まれて育った人

 間ならではって気もすんだよな。逆に

 言うと、そこが欠けてる人間は、自分

 の愛し方すらよく分かんないっつうか

 さ、まあ・・・あ~難儀なもんだ。

 ここ置いとくよ。

智彦) はい。

池田) でもさ・・・我々には、

 想像力ってもんがあんだろ?

 膨らませるのも、しぼませる

 のも、てめえ次第だ。

 

**********

 

(映画「されど家族」の

 企画書を見る鉄男)

(ノートを広げ、鉛筆を手に考える)

 

**********

 

<コロンブスレコード>

裕一) えっ!? 例の映画の主題歌

 ですよね? 鉄男断ったんですか?

杉山) 大丈夫でしょうか?

裕一) うん?

杉山) 村野さん、最近少し、

 行き詰まってるようなので。

 何ですか?

裕一) いや・・・め・・・珍しいなと思って。

杉山) はあ?

裕一) いや、杉山さんが作家の心配

 するって、あ・・・あんまり見たことな

 かったんで。

杉山) (せきばらい)

 所属作家の管理も、

 業務の一環ですから。

裕一) はい・・・。

 でも何で断ったんだろう?

 すごくいい話ですよね。

杉山) もっと、この題材にふさわしい

 作詞家に頼んでほしいと言われました。

 

**********

 

<夜・古山家>

音) 鉄男さんって、家族で夜逃げ

 したって言ってたよね?

裕一) うん・・・。再会した時にはね、

 もう新聞記者になってて間のこと

 よく分かんないんだ。

 家族もどうなったのか・・・。

音) そっか・・・。

 きっといろいろあったんでしょうね。

裕一) うん・・・何にも言わないけどね。

 大将の中で整理がついてれば

 いいんだけどな・・・。

 

**********

 

<昼・ジャズ喫茶・バンブー>

恵) は~いどうぞ。

鉄男) どうも。

(アイスコーヒーを飲む鉄男)

鉄男) んっ! うん・・・うまい。

 香りもいい。

保) 気付いてくれた? 今日のは

 ちゃんとした豆でいれてんだよ。

恵) コーヒー豆も随分手に入り

 やすくなったの。

鉄男) ふ~ん。

 バンブーのコーヒーはやっぱ

 これじゃねえと。なあ裕一?

裕一) うん? うん?

鉄男) どした?

裕一) いや・・・。

 大将さ・・・杉山さんから聞いたん

 だけど映画の主題歌の話断った

 んだって?

鉄男) ああ。ここんとこずっと忙し

 かったし、少しペースを落として

 もいいかと思ってな。

恵) のんびりする時間も、大切よね。

保) そうそう。メリハリ大事。

鉄男) ですよね。

裕一) あのもしさ・・・時間があるなら、

 一つ相談したいことがあるんだけど。

 

**********

 

<古山家>

裕一) はい。

鉄男) うん?

(手紙を見る)

鉄男) 福島信夫小学校・・・。

裕一) そう、僕らの母校。

 校長先生からね、校歌作って

 ほしいって頼まれたの。

 もしよかったらさ、大将、

 歌詞書いてくれない?

 好きなように書いてくれて

 構わないって。

 大将が一緒に作ってくれたら、

 藤堂先生も喜ぶと思う。

鉄男) 分かった。やらしてもらうよ。

裕一) よかった。でね・・・ここ。

 校歌が完成したら、学校でお披露目

 会するから是非来てほしいって。

 大将、一緒に福島行こう。

鉄男) ・・・だな。そろそろ藤堂先生の

 墓参りにも行きてえし。

裕一) よし、決まり!

 

**********

 

音) 遅れるよ。

裕一) うん!

 

完成した校歌のお披露目会に

出席するため、裕一と鉄男は、

福島に向かうことになりました。

 

音) じゃあ気を付けて。

 お義母さんと浩二さんに

 よろしくお伝え下さい。

裕一) うん! 行ってきます。

華・音) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

<福島>

(福島の道を歩く裕一と鉄男)

 

今回の里帰りが、鉄男の人生に

とって忘れられない旅になるとは、

この時は思ってもみませんでした。

 

**********

 

う~ん・・・。どうやら今は昭和26年らしいけど。

そもそも、前回は昭和何年だったんだ? この

ドラマ、ものすご~く時間経過が分かりにくい。

華は一体何歳なんだい? 唐突に看護学生と

言われてもね。ケンはかなり大きくなってるし。

まあケンが養子になってたのはよかったけど。

 

みんな充実した毎日を送っているようです。

 

ざっくりだな~(苦笑)。久志の次は鉄男の番

のようで、福島に行くということなので、浩二

の分もまとめてスポットライトが当たる番なん

だろうね、きっと。浩二のお嫁さん問題も出て

くるだろうから、そっちはちょっと楽しみかも~。

 

<追記>

公式インスタを見たら、この大きくなったケン

は16歳らしい・・・(ええ~っ!? 老けてるw)

 

 

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