「なつぞら」第149回~千遥の離婚問題はあっさり解決~の巻 | 日々のダダ漏れ

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「なつぞら」 第149
第25週 「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」
千遥離婚問題はあっさり解決~の巻

 

 

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<柴田家>

(電話の呼び出し音)

剛男) はいはいはいはい、

 はいはいはいはい。

電・剛男) はい、もしもし柴田です。

電・なつ) あっ、父さん。

電・剛男) おお、なつかい。元気かい?

電・なつ) うん。

電・剛男) どうした?

電・なつ) 千遥のこと…。

電・剛男) おう、千遥ちゃんのことか。

 明美からも聞いたよ、元気で働いてるって。

電・なつ) うん…それでね…。

 

**********

 

<作業場>

夕見子) 牧場でアイスクリーム屋ね…。

砂良) 普通のミルクと、いちごミルクと、

 あずきミルクを作ろうと思ってんだわ。

富士子) ねえ、雪月でもあずきの

 アイスは作ってるしょ?

夕見子) うん。

富士子) あずきのほかに何か入れてるの?

夕見子) えっ? 

 う~ん…それは、企業秘密だから。

富士子・砂良) え~!

砂良) あっ、父さん。

剛男) 何だ、夕見子もいたのか。

 いや、今なつから電話があって、

 千遥ちゃんが、離婚するらしい。

富士子) 離婚?

剛男) やっと決心がついたって。

夕見子) 決心?

砂良) それって、いいことなんですか?

剛男) う~ん…いや、それを見届けるために、

 俺も、東京に行こうと思うんだわ。

富士子) はあ? あんたが行ってどうなるの?

剛男) どうにもならんかもしれないけど…

 俺には責任があると思うのさ。

 

**********

 

そして、なつと咲太郎は、

千遥の話し合いの場へ、向かいました。

 

(料理屋「杉の子」の前に立つ二人)

 

**********

 

<杉の子>

(店に入る咲太郎となつ)

千遥) 兄と、姉です。この人が私を

 育ててくれた、置屋のお母さん。

なほ子) 光山なほ子と申します。

咲太郎) 兄の、奥原咲太郎です。

なつ) 姉のなつです。

咲太郎) 千遥を助けて頂き、

 ありがとうございました。

なつ) ありがとうございました。

なほ子) やめて下さいな。いいんですよ…。

 私が勝手に、千遥を娘にしたんです。

 私を、恨んでないんですか? 千遥が結婚

 する時に、昔の家族とは、縁を切らなくて

 はいけないと言ったのは、私なんです。

咲太郎) いえ、それも、

 千遥のためを思ってのことですから。

なつ) あなたに出会えて、

 千遥が、どれほど救われたか…。

 そのことは、私たちが一番よく分かります。

なほ子) まあ…ありがとう。

 けど…千遥の決心を聞いて、

 私も本当に責任を感じました。全ては、

 私の嘘から始まったことですからね。

千遥) お母さんのせいなんて

 ことはないから…。

(戸が開く音)

なほ子) あっ、女将さん。

 清二さんも、お久しぶりです。

清二) どうも。

咲太郎) 初めまして。

 千遥の兄の、奥原咲太郎です。

なつ) 姉の、なつです。

雅子) 千遥さん、これは一体

 どういうことなんです?

千遥) 申し訳ありません。

 

**********

 

(夫・清二と夫の母・雅子と向き合った千遥)

千遥) 私の父は戦死して、

 母は空襲で亡くなりました。

なつ) 空襲で母を亡くしたあとは、家も焼け

 出されて、私たちは、子どもだけで、生きな

 ければなりませんでした。終戦の頃は、上

 野の地下道で、暮らしていました。

雅子) 浮浪児だったの? あなた。

千遥) はい。

咲太郎) それから、孤児院に送られたんです。

 そこで千遥だけ、なんとか連絡のついた親戚

 の家に預けました。まだ千遥が5歳の時です。

 その親戚の家で、千遥はつらい目に遭ったら

 しく、6歳の時、そこから家出をしたんです。

雅子) 家出?

なほ子) 千遥は、見ず知らずの復員兵に拾わ

 れて、その人がうちの置屋に千遥を連れてき

 たんです。私は、そんな千遥を育てるうちに、

 かわいくなって…。それで、身寄りのない子と

 して届け出を出し、自分の養子にしたんです。

 あの頃はそういう事も、たくさんあったので…。

千遥) それで、私は救われたんです。

雅子) つまり、そういうことを隠して、

 うちの嫁になったということね?

清二) どうでもいいでしょう、そんなことは…。

 母さんだって分かっていたことだろう。

なほ子) 分かっていたんですか?

雅子) それは、何かあるとはね…。

 うちだって商売をしてますから、結婚する時に、

 あなたが置屋に売られたことぐらいは調べま

 したよ。私は反対したけど、この子が惚れて

 いたし、うちの人が、そんなことは気にするな

 と言ってね。

千遥) 親方が?

清二) 僕より、千遥のことを一番かわいがって

 いたのはおやじだったからな。そのおやじが

 亡くなった今、千遥がこの店にいる理由がな

 くなったのも、無理はないよ。

雅子) 何を言うの。

清二) だけど、よくこの店をやめる決心をした

 な。君さえよければ、僕はいつ別れてもいい

 と思ってたんだ。

なつ) それは、ただの無責任じゃありませんか。

咲太郎) なつ…。

清二) 分かってますよ。

雅子) 千遥さんは、

 この店を潰してもいいんですか?

千遥) はい…。すみません…。

 養育費も、何も要りません。

 千夏といられたら、それだけでいいんです。

雅子) そうはいきませんよ。

 千夏はうちの大事な孫ですからね。

 ここを出て、あなたが、一体どうやって

 育てていけるというの?

千遥) 仕事は、すぐに見つけます。

なつ) それに、私たちがいます。

 家族が、います。

 どうか千遥から、千夏ちゃんを奪う

 ようなことだけはしないで下さい。

 これからは、家族が必ず支えていきます。

千遥) 千夏は、ちゃんと育てます。

咲太郎) 女将さん…実は千遥の…我々の

 戦死した父も、料理人だったんです。

雅子) えっ?

咲太郎) 日本橋で小さな料理屋をしていました。

 その前は浅草の料亭にいて、そこで女中をして

 いた母と知り合って独立したんです。2人とも、

 子どもの頃から奉公に出されて、頼れる人は少

 なかったと言っていましたが、その小さな店で、

 本当に私たち家族は、幸せだったんです。

 戦争さえなければ…。

 その店を、私が再建したいと思っています。

 千遥にはいずれ、その店を継がせたいと

 思います。だから、安心して下さい。

雅子) ちょっとお待ちなさい。

 今、お父様が、浅草の料亭にいたって

 言ったけど、何ていうお店?

咲太郎) さあ、名前までは…。

雅子) 亡くなったうちの人も、若い頃は、

 浅草の料亭で修業をしていたんですよ。

千遥) 親方も?

雅子) はあ…もしかしたら、その頃から、あなた

 とうちの人は、縁があったのかもしれないわね。

 あなたたちの気持ちはよく分かりました。

 夫婦の関係に関しては、こっちが悪いんでしょ

 うから、離婚は認めます。いいわね?

清二) はい。

雅子) だけどね、千遥さん…。

 あなたは何か思い違いをしているようだけど、

 この店は今、あなたがいないとやっていけな

 いのよ。この店の味は、あなたの味なの。あ

 なたは、うちの人が見込んだ料理人なのよ。

 私はね…うちの人が残したこの店を、できれ

 ば続けたいの。離婚しても…この店はやって

 もらえないかしら?

千遥) えっ?

雅子) 清二にも、父親としての責任は残りま

 すからね。まあ、どんな形にせよ、この店は、

 あなたが受け継いで、千夏も、ここで安心し

 て暮らせる方がいいでしょう。

千遥) お義母さん…

 本当に、それでいいんですか?

雅子) 引き受けてもらえる?

千遥) はい…。

なほ子) 女将さん…。

清二) さすが、母さんだ。

雅子) お前が言うな!

清二) そうですね、はい…。

雅子) あ~これですっきりしたわね。(笑)

(雅子に向かい、頭を下げる千遥)

 

**********

 

(3人が残った店)

千遥) お兄ちゃん、お姉ちゃん、

 本当に、ありがとう。

なつ) よかったね、千遥。千遥は、

 本当に、親方から愛されていたんだよ。

咲太郎) うん…やっぱりそうだ。

 絶対にそうだよ。千遥の親方と俺たちの

 親は、同じ浅草の料亭にいたんだ。

 そこで、同じダシのとり方を覚えた。

 だから千遥は、同じ天丼を作れたんだ!

千遥) もしそうなら…うれしいけど。

咲太郎) 絶対にそうだよ!

 

**********

 

(メモを手に、表に剛男が来る)

剛男) ここか…。

(ランドセルの女の子が来る)

剛男) あれ…もしかして、千夏ちゃん?

千夏) はい。

剛男) やっぱり千夏ちゃんかい!

 

やっぱり柴田君、

心配で、来てくれたんだね。

 

**********
 

千遥の離婚問題…あっという間に解決しちゃった。

いやね…そうなるとは思っていたけどね…もう少し

引っ張るかと思ったよ。橋田壽賀子先生の鬼脚本

とまでは言わないけど、少しは葛藤が見たかった。

ホームドラマならホームドラマらしく、人間模様が

見たいじゃない? 「なつぞら」はアニメや酪農とい

うより、「ホームドラマ」だって言い張るのならば…。

 

雅子) 千遥さんは、
 この店を潰してもいいんですか?
千遥) はい…。

 

…えっ? そしてここからの~店を継ぐ展開って!

「だが断る」とはならなかったのが、逆に新鮮だw

天丼の味問題も、こういうオチを出してくるんだろ

うなぁって予想を裏切らない、絶妙に曖昧な展開。

てか…咲太郎よ、そんなに父親のことを覚えてい

たのなら、なつにももっと話しておきなさいよ~!

母親のことだって覚えていたはずだし、血の繋が

らない家族がテーマだったとしても、あまりにも実

両親への思いが、ないがしろにされすぎだよ~!

 

かなりドラマになるはずのお話が、全くドラマにな

らずに終わってしまったので、ホント拍子抜け…。

でもまあ、プレミアムトークの草刈正雄が面白か

ったからいっか~。役者さんたちに罪はなし~♪

 

 

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