「まんぷく」第134回~まんぷくヌードルの容器に発泡スチロール | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第134
第24週 「見守るしかない」
まんぷくヌードルの容器に発泡スチロール?

 

 

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福子) 源はやっと自分の甘さに気付いた

 んやと思います。仕事の厳しさにも。

 

**********

 

萬平) まんぷくヌードルのカップには、
 3つの役割がある。
神部) 3つ?
萬平) まず、カップは、麺を保存す容器だ。
 そして、お湯を注ぐと、調理器具になる。
 更に食べる時、食器になる。
源) 確かに…。
萬平) 急がなくていい。
 じっくりと考えてくれ。
 分からない時は分からないと言ってくれ。
 迷ったら相談してくれ。みんなで、
 まんぷくヌードルを一緒に作ろう。
神部) はい。
西野) はいっ。
戸塚) はい。
久坂) はい。
源) 分かりました。

 

**********

 

<立花家・リビング>

源) 保存容器で調理器具で食器。

鈴) はよ食べて、源ちゃん。

萬平) しかも丈夫で軽くて、

 コストのかからない素材だぞ。

源) 分かってます。

鈴) 萬平さんもはよ食べないと、

 会社に遅れますよ。

福子) 源が萬平さんと、真面目な顔で、

 仕事の話してるやなんて、何かうれしい。

鈴) そういう話は、まんぷく食品の景気が、

 ようなってから、言うてちょうだい。

福子) 景気をようするために、

 2人で考えてるんやないの。

萬平) よし、ごちそうさま。

源) ごちそうさま。

福子) もうええの?

 忘れ物は、ありませんか?

源) 大丈夫や。

幸) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

<玄関>

萬平) じゃあ、行ってくる。

福子) お仕事頑張って下さいね。

萬平) ああ。

源) 行ってきます。

福子) はい、行ってらっしゃい。

 行ってらっしゃい。

萬平) ああ。

 

**********

 

<リビング>

鈴) ゆうべ、遅かったわね。

 誰と一緒やったの?

幸) 友達。

鈴) あっ、友達って、レオナルド?

幸) …も、いた。何?

鈴) ううん、別に。

 

**********

 

<パーラー白薔薇>

アキラ) 何はともあれ、源ちゃんが

 やる気になってくれたのは、うれし

 いことやないの。

しのぶ) 母親としては、そうやね。

福子) あの熱意がしっかり続いて

 くれればええんやけど。

アキラ) 福ちゃん、仕事っちゅうもんはな、

 いい結果につながれば、「また次やろう」

 って、思うもんなんや。

ハナ) まんぷくヌードルが出来たら、

 源ちゃんもっとたくましなるわよ。

福子) う~ん、そうよね。

敏子) そやけど私は、

 萬平さんの方が心配。

しのぶ) 心配?

敏子) もともとせっかちな人でしょう?

 源ちゃんがあれこれ迷てるうちに、「もう

 いい、僕がやる!」って、言いだすかも。

アキラ) せやなあ。僕みたいに、

 どうやったら楽できるかなあなんて

 考えられる人やないもんなあ。

しのぶ) あんたは特別や。

アキラ) アイム ソーリーや。

 

**********

 

<鮮魚店>

福子) 今日のおかずは…。

(売り場の脇に積み上げられた

 発砲スチロール製のトロ箱)

 

(回想)

源) 保存容器で調理器具で食器。

萬平) しかも丈夫で軽くて、

 コストのかからない素材だぞ。

 

(トロ箱を手に取る福子)

福子) あっ。軽っ。

 

**********

 

<研究室>

電・源) 発砲スチロール?

電・福子) そう。

 まんぷくヌードルのカップの素材。

電・源) それはもう考えたよ。

 発砲スチロールはもろいんや。

 丼くらいの薄さにすると、すぐ壊れる。

電・福子) そう。

 ええ考えやと思たんやけど。

 そろそうや。発砲スチロールやもんね。

 そしたら頑張ってね。

(電話を切り、試作品のカップを手に取る源)

源) 発砲スチロール…。

 

**********

 

萬平) できない?

西野) はい。社長が作られたスープを、

 着味エキスにするのは無理です。

久坂) まんぷくラーメンのように、麺に

 吹きつけても、お湯で戻して、同じ味

 にはなりません。

真一) やってみたのか?

戸塚) 何回も実験しました。

萬平) できないじゃ済まされない。

西野) あの、粉末スープにしては

 駄目でしょうか?

真一) 粉末スープ?

西野) はい。

久坂) エキスにして、麺に着味できるものと、

 粉末スープにするものに分けるんです。

西野) あの味を再現するためには、

 それしかないと思います。

萬平) うん…。

 粉スープにするには、課題があるぞ。

戸塚) 煮込むことなく、

 お湯をかけるだけで完全に溶けること。

久坂) 分かってます。

萬平) できるのか?

西野) やってみせます、社長。

萬平) 分かった。やってみろ。

3人) はいっ。

 

**********

 

<エレベーターの中>

真一) 相当勇気がいったと思うよ、

 彼らは。社長の考えとは、違うこと

 を提案してきたんやから。

萬平) 分かっています。

真一) 本当は、萬平君は全部一人で、

 やりたいと思ってるんやろう? その

 気持ちを抑えて、社員たちに任せよ

 うとしてるんやね。

(エレベーターの到着音)

萬平) まんぷく食品は、もう昔とは違います。

 社員全員、「自分たちが商品を作るんだ」

 という気持ちになってもらわないと。

真一) おっしゃるとおりです、社長。

萬平) ハハ。

 

**********

 

<香田家・アトリエ>

忠彦) 君は、美大も出ている。

 これ以上僕から、技術を学必要はない。

名木) えっ…。

忠彦) 大事なことは、

 君が、何を描きたいかだ。

 何を、キャンバスに、ぶつけたいかだ。

 僕が、君ぐらいの年だった頃は、

 鳥の色彩に魅せられていた。

名木) はい。

忠彦) そやけど、戦争で目をやられて、

 一時は絶望したが、描きたいという

 衝動を、抑えられなかった。最初は、

 魚。次に、美人画。そして今は…。

 その時その時の思いでええんや名木君。

 君の中にあるものをぶつければええんや。

名木) 僕の中に、あるもの…。

 

**********

 

<居間>

タカ) お父さんが熱くなってる。

克子) 何としても、

 名木さんを一人前にしたいんよ。

大介) あのにいちゃんかて、髪切ってまで

 覚悟決めたんやからなあ。期待に応えな。

 

**********

 

<アトリエ>

名木) 描きたい気持ちは、

 あるんです、先生。

忠彦) ああ。

名木) でも、僕は、ボンボン育ちで貧乏を

 知らんし、学生運動にも乗り遅れました。

 僕の人生に、強烈な体験いうもんが、

 ないんです。

忠彦) 体験がないから、

 描けないいうことは…。

名木) 戦争に行った先生が、羨ましい。

 僕も行きたかった!

忠彦) あほなことを言うんやない!

名木) (泣)

(泣きながらアトリエから出て行く名木)

 

**********

 

<アトリエ>

克子) 名木さんに何を言うたの?

忠彦) 何なんや! 今どきの若いやつは!

タカ) せやけど弟子なんやから、

 理解してあげないと駄目よ。

克子) 名木さんを育てられないわよ、

 あなた。

忠彦) 育てるて。

大介) 難しいなあ。

 あんな泣きべそやったら世の中の

 荒波を渡っていかれへんで。

忠彦) 大介…。

 どういう育て方をしてるんやタカ。

タカ) 普通に育てたらああなってしもたの。

克子) ああなってしもたの?

(居間で正座してお茶を飲んでいる大介)

 

**********

 

<屋台>

真一) 子どもは親の思うようには育たんよ。

岡) そういうもんですか。

真一) うちの花子は今19で、和光は17に

 なったが、あれほど言い聞かせてきたの

 に、娘は男勝りで、息子は内気なままや。

 先が思いやられるよ。

岡) せやけど、うちの麻美は

 まだ7つやし、森本のとこもな。

真一) 君らは食べんのか。

 えらい小食やな。

森本) いや、僕らは。

岡) 帰ったら、家内が晩ごはん

 作ってくれてますから。

真一) それやったら、

 帰ればよかったやないか。

森本) いやいやいや、

 専務のお誘いを断るわけには。

岡) そうですよ。

 こんなことめったにないんやから。

真一) そうか。別に、特別何か話が

 あるわけやないんやが、2人がどう

 考えてるか、聞いてみたい思てな。

 営業部と製造部の長として、

 まんぷくヌードルについて。

森本) 製造部としては、とにかく、製造

 ラインをどう作っていくのかが気になり

 ますね。今までの袋麺とは、工程の複

 雑さが違うでしょう。

真一) 当然新工場を造ることになるわな。

岡) わしはやっぱり値段です。

 袋麺が30円で売られてるのに、

 100円はやっぱり高いですよ。

真一) そこはもう、社長を信じるしかない。

 萬平君は画期的な商品になる言うてる。

 それは恐らく、僕らの想像以上に画期的

 なもんなんや。製造部の仕事も、営業部

 の仕事も、今までとは全く違うもんになる

 思た方がええ。

(頷く岡と森本)

 

**********

 

<まんぷく食品>

萬平) うん…

 こんな発砲スチロールがあったのか。

源) はい。立花が、いろいろな業者に問い

 合わせてみたら、ビーズが細かく詰まっ

 たそういう固いものがあったんです。

源) とりあえず、

 手作りでこのカップを作ってみました。

神部) これやったら軽いし、手に持っても

 熱は伝わらないと思います。

萬平) いいかもしれないな。

 よし、これでいこう。

神部) ありがとうございます。

源) ありがとうございます。

萬平) しかしこれじゃあ大きすぎる。

神部) でも、300ccが入るとなると

 どうしてもこのくらいの…。

萬平) 厚みがありすぎるんだ。2、3ミリ

 にして、もっと、全体的に小さくしろ。

源) 2、3ミリ!?

萬平) 強度を保つためには、もっとこう、

 粒子を細かくして、密にするんだ。

 まんぷくヌードル用の、全く新しい、

 発砲スチロール容器を作ってくれ。

神部) わ…分かりました。

源) はい。

 

**********

 

電・福子) えっ? 

 発砲スチロールで決まったの?

電・源) もちろん父さんからいろいろ課題

 が出て、これからが大変やけどね。

電・福子) そう。頑張って。

電・源) 母さんのおかげや。ありがとう。

電・福子) 源…。

(電話を切る源)

源) よし。

(発泡スチロールを手に、考える源)

 

**********

 

<夜・立花家>

鈴) さっちゃんはどうしたのよ。

 夕方までには、帰るんやなかったの?

福子) そんなこと私に言われたかて。

(ドアが開く音)

鈴) あっ、さっちゃんやわ。

 

**********

 

<玄関>

福子) 萬平さん、お帰りなさい。

萬平) ああただいま。

鈴) さっちゃんやなかった。

萬平) 何だ、幸はまだ帰ってないのか。

福子) 今日はアルバイトはない

 言うてたんですけどね。

 源は一緒やなかったんですか。

萬平) ああ、まだ会社に残ってるよ。

 今までのあいつなら、

 さっさと退社してたのにな。

福子) 仕事が楽しくなってきたんですね。

萬平) ああ、だといいんだが。

(部屋に入る萬平)

幸の声) ありがとう。送ってくれて。

鈴) さっちゃん。

レオナルド) (英)そんなの当然さ。

幸) (英)うちに寄っていく?

レオナルド) (英)ありがたいんだけど

 遠慮しておくよ。

 じゃあまたね。幸。

(幸を抱き寄せ、ハグするレオナルド)

(2人を目撃する鈴)

 

**********
 

大介君が、本当にタカちゃんと神部君から生

まれてきそうな顔つきなんだよね~。よくぞ、

見つけてきましたって感じのキャスティングw

ふてぶてしい物言いがたまらなくかわええ~。

 

子どもは親の思うようには育たんよ。

 

DNAは受け継いでいても、子どもは親とは別

人格の人間だから。似ているところもあれば、

似ていないところもたくさんあるわけで…。親

がつい期待してしまう気持ちは分かるけどね。

 

福ちゃんから、容器の素材として「発泡スチロ

ール」を提案された源が、一度は考えて駄目

だと思った素材を見直してみたという、もう一

歩突き詰めてみる、あきらめない姿勢を見せ

たところに福ちゃん(母親)目線でグッときた。

若手社員のやる気スイッチもしっかり押され

ているようだし、萬平さんも辛抱できているよ

うだし、み~んなが踏ん張りどきの商品開発。

まんぷくヌードル完成の日のための、あの商

品は既に用意してあるし、完成を待つばかり。

 

 

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