「まんぷく」第128回~11年後・・・画期的な商品開発再び! | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第128
第23週 「新商品!?」
11年後・・・画期的な商品開発再び!

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

昭和45年(1970)5月

 

1970年5月、

まんぷくラーメンが発売されてから、

11年がたちました。この年、大阪では

万国博覧会が開催され、世界中から

多くの人々が大阪を訪れていました。

 

**********

 

<立花家>

鈴) お魚焼けたわよ、福子。

福子) はい。

(新聞を手に、まんぷくラーメンを

 食べている出勤前の萬平)

福子) お魚も食べて、源。

源) 半分でええよ。

福子) 朝はしっかり食べないと駄目。

源) ラーメンだけでおなかいっぱいや。

鈴) そらそうやわ。

萬平) 僕は11年間、毎朝食べてますよ。

鈴) 萬平さんは変わりもんやから。

萬平) まんぷくラーメンには、悪いもの

 は何も入ってないということを証明す

 る義務が僕にはあるんです。まんぷく

 食品に入ったからには、お前にもな。

鈴) 源ちゃんにまで押しつけなくても。

萬平) 全然飽きないだろ、源。

源) 飽きるよ。

福子) さすがに毎朝はね。いや!

 えっ…。マンカイ食品が倒産!?

萬平) うん。以前から資金繰りが、

 悪化していたらしいよ。

鈴) 即席ラーメン作ってた会社やない。

 うちは大丈夫やの?

源) 大丈夫に決まってるやろ。

萬平) どうしてそう言い切れるんだ。

鈴) まんぷく食品も危ないの?

福子) 慢心するないうことですよお母さん。

 もし会社が傾くようなことになったら

 私が手伝います。

源) 母さんが出てきたって…。

鈴) 何ができるのよ。

福子) 何でもするわよ、役に立つなら。

 お茶くみでも、力仕事でも。

幸) おはよう。

福子) おはよう。

鈴) さっちゃん、何その、派手なズボン。

幸) ズボンやなくて、パンタロン。

福子) 幸が自分でアルバイトして

 買うたんやて。

萬平) ちゃんと大学は行ってるのか。

幸) 行ってます。せやけど休講ばっかり。

福子) 万博の時くらい学生運動も

 休んだらええのにね。

幸) 頂きます。

萬平) 源、行くぞ。

源) はい。

(萬平の支度を手伝う福子)

萬平) ありがとう。

源) 今出たらバス座れるわ。

鈴) お迎えの運転手くらい雇えばええのに。

萬平) 必要ありませんよお義母さん。

源) 行ってきます。

鈴) 行ってらっしゃい。

 さっちゃんは、卒業したら、大きな会社の、

 堅気の人と、お見合い結婚するのよ。

幸) はいはい。

鈴) 「はい」は1回。

幸) はい。

 

**********

 

<玄関>

福子) 今日は遅くなりそうなんですか?

萬平) そうなりそうなら連絡するよ。

 じゃあ行ってくる。

福子) 行ってらっしゃいませ。

源) 僕はいつもどおりやと思うから。

福子) はい。行ってらっしゃい。

萬平) ああ。

 

**********

 

<まんぷく食品本社ビル>

萬平) 新聞は読んだか。

真一) マンカイ食品の倒産ですか。

神部) 思たとおりでしたね。

岡) 前からうわさはありましたもんね。

森本) ああ。

萬平) 即席ラーメン工業協会に所属する

 会社は、今や、350を超えている。即席

 ラーメンの需要は、年間で、36億食。も

 うこれ以上の成長は望めないだろうな。

 開発能力のない会社が、潰れていくの

 は当然のことだ。

真一) うちも、危機感を持たないと。

森本) 売れる商品を考えろよ、神部。

岡) 商品開発部は何やってんのや。

神部) 考えてるわ。まんぷくカレーラー

 メン、まんぷくスパゲッティ、まん…。

 まあ、どれもいまひとつでしたが。

萬平) うちの致命的な弱点は、まんぷく

 ラーメンを超える商品が出来ないことだ。

 とにかく、本当に新しいと言える商品を

 考えるしかない。アイデアを出し続ける

 んだ。全社一丸となってだ。

神部) はい。

岡・森本) はい。

真一) そうですね。

 

**********

 

<エレベーター内>

森本) 全社一丸となってか。

岡) 社長があない言うたら、ほんまに

 追い詰められてるような気してくんなあ。

神部) 追い詰められてるんや。

(エレベーターから出てくる神部たち)

神部) ああ立花。

源) はい。

神部) 30分後に商品開発部全員で

 会議や。みんなに伝えろ。

源) 分かりました。

岡) お前社長の息子によう言えんなあ。

神部) 当たり前や、俺の部下なんやから。

森本) そりゃそうじゃけども、

 わしは気後れするわ。

神部) 社長に言われてるんや。

 特別扱いは絶対にするなて。

森本) またりりしい顔しとるわ。

岡) 家でもそないなふうに

 威張れたらええのになあ。

神部) やかましい。仕事せえ。

 

**********

 

<神部家>

タカ) 茂さんは何でもひと事やの。

克子) 自分の旦那様のこと

 そんなふうに言わないの。

タカ) 学校から呼び出されたんよ。

 もう3回目。それやのに…。

 

(回想)

神部) 放といたらええやないか。

 大介はまだ小学生なんやから。

タカ) 小学生やから何。1回目は、口喧嘩

 で女の子いっぺんに3人泣かせた。2回

 目は、言葉の揚げ足取って女の先生泣

 かせた。今度は校長室のソファーで昼寝

 しとった。何やのこの子は。

神部) そらまあ、確かにふてぶてしい

 ところはあるけどな。

タカ) ふてぶてしいどころやない。

 もっと子どもらしくしてほしいわ。

(大介のおならの音)

タカ) ああもう嫌。

 

克子) タカの気持ちも分かるけど、茂さん

 に、家のこと話してもしょうがないわよ。

 どこもそうなんやもん。旦那様は外で

 働き、家は奥さんが守る。

タカ) お父さんは違うやない。

克子) うちは特別でしょ。

 

**********

 

<アトリエ>

(キャンバスに向かっている忠彦)

名木) 鳥ですか、先生。

忠彦) うん。カラスや。

 昔はよう、鳥の絵を描いてたんや。

名木) へえ~。

 

**********

 

<パーラー白薔薇>

福子) 4回目!?

ハナ) そう。

敏子) 私はまだ2回よ。

福子) 私は1回。

敏子) 今度はどこのパビリオン見てきたの?

ハナ) コロンビア館と、エチオピア館と、

 あと、スカンジナビア館。

しのぶ) うわ~渋いとこ行ってきたなあ。

アキラ) 万博やで。世界の国々が

 パビリオン出してるんや。

しのぶ) 行ったこともない人が、

 偉そうに言わんとって。

アキラ) アイム ソーリーや~。

福子) そやけどそうよね。

 1回行ったくらいやと、アメリカ館と

 ソ連館で終わりやわ。

敏子) どこも2時間も3時間も

 行列に並ぶんやもんね。

ハナ) 福ちゃんももっと

 行ってきたらええのに。

福子) せやけど源も萬平さんも仕事やし、

 お母さんは人の多い所は嫌や言うし、

 幸は好き勝手やってるし。

しのぶ) そしたらずっと、

 うちにいるの? 福ちゃん。

福子) そりゃ、主婦ですから。

アキラ) 福ちゃんらしゅうないな。

 もういっぺん、うちで働くか?

しのぶ) 人雇うほど、

 お客さん来えへんやんか。

アキラ) はあ~せやな。

 あの頃が華やったな、僕らは。うん。

(店に飾った写真の説明を始めるアキラ)

アキラ) なあ、これはな、40年前、僕が

 銀幕のニューフェイスを目指した頃や。

 これがしのぶちゃんが、宝塚のな、あの…。

ハナ) 何で源ちゃん

 まんぷく食品に入ったの?

敏子) ハナちゃん知らなかったの。

アキラ) 人の話を聞け。

福子) 学生運動に一生懸命やったのよ源は。

 せやけど、4回生になったら、一緒にやって

 た友達はみんな就職活動し始めて。

しのぶ) ようある話やわ。

 いきなり長い髪、バサッと切って。

敏子) コロッと寝返るのよ。うちの子もそう。

福子) いや、でも源はね、「俺は違う」言う

 てたんやけど。そのうち、学生運動を続け

 る熱も冷めてしもて。

アキラ) ある意味、挫折を味おうたわけやな。

福子) それほどのもんやありません。就職

 浪人するのは嫌や言うて、まんぷく食品

 に入れてくれて言いだして。

ハナ) 萬平さんは何て?

福子) あの人は来る者は拒まずやから、

 「ああそうか」って。せやのに、後になって、

 「何で源がうちの会社におるんや」って

 言いだして。

ハナ) 何それ。

敏子) 萬平さんらしいやない。

しのぶ) 萬平さんは、社長さん

 いうより、発明家なんよ今も。

アキラ) 僕も、今も見るで。

 映画に出とった頃の、夢をな。

 

**********

 

<社長室>

世良) ブロードウェイいうとこはな、そら

 もうきらびやかでめまいがするような所

 やで。ミュージカルも、日本のショーとは

 全然ちゃうわ。

萬平) どんなミュージカルをご覧に

 なったんですか、世良さん。

世良) 知らん。英語やもん。題名も

 ストーリーも分からんままに見てたわ。

萬平) ハハハハ。

 いや、世良さんらしいですね。どうぞ。

世良) お茶ぐらい秘書に

 いれさせんかい立花君。

萬平) いいんですよ。

世良) そもそも社長室にキッチンが

 あるいうんがおかしいんや。

萬平) いやこれは、いつでもここで、

 商品開発ができるように。

世良) 分かってる。

 せやけど貧乏くさいねん。世良商事

 の社長は、仕事でニューヨーク。

 まんぷく食品の社長は、お茶くみ。

 同じ社長でもえらい違いや。

 立花君、僕らは25年前、一緒に

 ラーメン食うて以来の親友や。

萬平) そうですよ。

 

(回想)

世良) 一緒に昼飯食うのに

 いちいち理由がいるんか?

 友達やろ、僕らは。

 

世良) 親友やから言わせてもらうけどな、

 このままやったらまんぷく食品は危ない

 で。まんぷくラーメンのような画期的な

 商品を開発せなあかん。

 

(回想)

萬平) うちの致命的な弱点は、まんぷく

 ラーメンを超える商品ができないことだ。

 

世良) もう一花咲かせてみろ、立花君。

 

**********

 

<立花家>

(萬平の腰をマッサージする福子)

萬平) ああ…ありがとう福子。

福子) もうええんですか。

萬平) ああ、だいぶ楽になったよ。

 やっぱり年には勝てないな。向こう向け。

 今度は、僕が、肩をもんであげよう。

福子) はい。

(福子の肩をもむ萬平)

福子) あ~…。

萬平) 凝ってるなあ。

福子) 大変なんですか、萬平さん。

萬平) うん?

福子) 会社です。

萬平) ああ。今日世良さんが来てね。

福子) 世良さん?

萬平) うん。画期的な商品を開発

 しなきゃ駄目だって言われたよ。

福子) 画期的…。

萬平) うん。だけどもう、僕は60だぞ。

 普通だったら引退しても

 おかしくない年齢だ。

福子) またまた。

 敏ちゃんとハナちゃんも言うてましたよ。

 萬平さんはとても還暦には見えないって。

萬平) 見た目の問題じゃない。

福子) 考えてみたらどうですか。

萬平) えっ?

福子) 画期的な商品ですよ。

萬平) お前までそんな…。

福子) 今までかてそうやったやないですか。

 萬平さんはこういう時こそ力を発揮する

 んです。世の中のみんながびっくりして、

 パッと笑顔になるようなものを発明する

 の。ほんまは引退やなんて考えてもいな

 いんでしょ? フフ…まだまだやれると思

 てるんでしょ。

萬平) 福子。

福子) 私の旦那様はそういう人です。

萬平) お前にはかなわないな。

 

**********
 

あれから11年…。源ちゃんはまんぷく食品の

社員に、さっちゃんは大学生に。萬平と福子

も、いい感じに年を重ねた感じになっていた。

鈴さんもちゃんと老けて…元気でいてくれた。

とりあえずは…11年後の現況紹介の月曜日。

 

吉乃ちゃんの今だけはまだお預け。岡も森本

も結婚はしているみたいだけれど…ひっぱる

ね~。そして香田家の息子たちは、大学を卒

業しても大阪に帰ってこなかったのだろうか。

 

社長室にキッチンがあり、自分でお茶をいれ

る萬平と、相変わらずドヤ顔が似合う世良w

画期的な商品を開発してもう一花咲かせろと

活を入れに来たよ~。そして同じく背中を押

す福ちゃん。世良と福ちゃん、この二人の後

押しが萬平さんには必要不可欠なんだね~。

 

新たなる萬平さんの発明…なぜか、はっきり

形が見えるような気がするのはなぜだろうw

 

 

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