「まんぷく」第56回~今できることは、会社を守ること | 日々のダダ漏れ

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テーマ:

「まんぷく」 第56
第10週 「私は武士の娘の娘!」
今できることは、会社を守ること

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

萬平) 福子!
 ダネイホンを、瓶詰めして、出荷してくれ。
福子) 萬平さん!
萬平) あと塩も! 塩も専売局に!
 分かったな福子! 塩もだ!
福子) 萬平さん!
萬平) 福子!

 

**********

 

萬平さんたちが連行された夜、

克子姉ちゃんと忠彦さんが

駆けつけてきました。

 

克子) そもそも何で倉庫に手榴弾があったの。

鈴) 私に聞かれたって知りません。

福子) ここはもともと陸軍の施設やったの。

忠彦) それやったら、

 武器があってもおかしない。

克子) そしたら何で大騒ぎするんですか。

忠彦) 進駐軍は今、日本に残っている武器

 や弾薬を徹底的に回収してるんや。まして

 や、徒党を組んで、反乱を企てていると疑

 われたとなったら…。

鈴) そんなことあるわけないやない!

福子) そうです。

忠彦) 去年の5月に、マッカーサー暗殺

 未遂事件があったやろ。メーデーに紛れ

 て、マッカーサーに手榴弾を投げようとし

 た男が捕まったっていう。

克子) ありました。そやけど…。

忠彦) あれ以来、捜査と取り調べを相当

 厳しくしてるんや、進駐軍は。

福子) もし、もし疑いを晴らせなかったら、

 どうなるんですか?

忠彦) 軍事裁判にかけられて、

 最悪の場合…。

鈴) やめて!

 源を、お父さんのいない子にするつもり?

克子) お母さん!

鈴) そやかて、そういうことでしょ!

忠彦) ごめんね、福ちゃん。

 そんなひどいことにはならへんよ、絶対に。

福子) そやけど、真一さんもお気の毒です。

 せっかくうちの会社に来てくれたのに。

鈴) そうよ。咲に申し訳ないわ。

忠彦) 考えましょう。

 僕たちに今、何ができるんか。

克子) せやかて、

 弁護士は見つからないんでしょ?

福子) うん。

鈴) 警察に訴えたかてどうせ駄目やろうし。

克子) そしたら私らにできること

 何もないやない。

福子) 萬平さんは、

 ダネイホンを瓶詰めしてほしいって。

克子) えっ?

福子) お塩も専売局に納品してくれって。

鈴) そんなことやってる場合やないでしょう。

忠彦) せやけど、全員が連行されたんです。

 拘留が長引けば、この会社は潰れてしまう。

福子) 私かて、みんなを助けたい。今は

 萬平さんの言いつけどおりにするしか…。

 うん、会社を守ることしかできへんわ。

 

**********

 

その夜、萬平さんは、

進駐軍の執拗な取り調べを受けていました。

 

ビンガム) あそこが、日本陸軍の倉庫

 だったことを、知っていたのか。

(眠気に襲われている萬平)

萬平) はい。でもだから、

 手榴弾があるとは、知りませんでしたよ。

ビンガム) どうやってあの倉庫を

 手に入れたのか。

萬平) どうやって…。

 それは…友人に紹介された、不動産屋で。

ビンガム) 友人とは、誰だ。

 

(回想)

世良) 実はある場所に

 軍の倉庫が残っててな。

萬平) 倉庫ですか。

世良) 僕の知り合いの不動産屋が

 誰かに貸したいと言うてんねや。

 

萬平) あ…それは言えません。

ビンガム) なぜだ。

萬平) その人は関係ないからですよ。

ビンガム) 君が本当のことを言わなければ、

 周りの人間が、みんな不幸になるんだぞ。

 

**********

 

<雑居房>

(居眠りをしている見張りのタナカ)

真一) 萬平君の取り調べは、

 まだ続いてるのかな。

神部) そうでしょうね。

高木) あの…ごめんな、みんな。

 俺らのせいで、こんな目に遭わせて。

森本) 何じゃ、反省しとるんか。

佐久間) 開き直ってたくせに。

高木) 何であんなことしたのか、

 自分でも分からんのや。

堺) 鬱憤がたまってたんですよ、僕ら。

野村) 仕事の忙しさに、うんざりしてたんや。

森本) ああ、社長のせいじゃ。

 急にダネイホンみたいなもん作り始めて、

 わしら塩作りだけでも忙しいのに、菜種油

 とってこいだの、ワカメとってこいだの。

長久保) 社長のわがままに

 振り回されたんがこれなんや。

神部) それは違うやろ。

真一) 神部君。

神部) 忙しいから手榴弾投げて

 魚とりましたいうんは言い訳やぞ!

高木) そうや。

大和田) わしは森本に賛成や。

 これは社長のせいや。

真一) やめようみんな。

小松原) 僕ら社長に助けてもろたんでしょ。

峰岸) たちばな塩業に雇うてもらえんかっ

 たら、今頃愚連隊に入っとったぞ。

長久保) 人がええのう、お前ら!

神部) なんやと。

岡) わしら軍事裁判にかけられて、

 死刑になるかもしれへんのやぞ。

堀) えっ。

真一) みんなの不安をあおる

 ようなこと言うな。

赤津) 怖いこと言わんといてくれ。

倉永) せやけど、進駐軍に刃向かった

 いわれてるんですよ、僕ら。

神部) 死刑なんかあるわけないやろ。

岡) わしらはもう終わりじゃ。

神部) ええ加減なこと言うな!

森本) お前がお気楽すぎるんじゃ。

小松原) やめましょうよ!

チャーリー) (英)何の騒ぎだ!

 おとなしゅう寝とけ。

岡) おい。チャーリーいうたな、お前。

 どっからどう見ても日本人やんけ。

チャーリー​​​​​​​​​​​​​​) 俺は日系2世。アメリカの軍人や。

森本) ほいじゃあおやじやおふくろも

 大阪の人なんか。

長久保) 俺らとおんなじや。

神部) おんなじ日本人を牢屋に

 閉じ込めて、心が痛まんのか。

岡) どうなんじゃ!

チャーリー​​​​​​​) (英)オレは日本が嫌いだ。

 金髪の白人に生まれたかった。

 今度騒いだら懲罰房に入れるぞ。

増田) 何て言うたんですか、あいつ。

神部) 俺は日本は嫌いやって。

 金髪の白人に生まれたかったって言うた。

森本) お前、何で分かったんや。

神部) 一応大阪帝大出てんねやぞ俺は。

 英語はしゃべられへんけど、

 あれぐらいは聞き取れる。

真一) 白人に生まれたかったって…。

堀) どういうことですか。

岡) 何や悔しそうな顔してたな。

 

**********

 

<たちばな塩業・事務所>

電・福子) 申し訳ありません。ダネイホン

 の瓶詰め作業が間に合わなくて…。

 はい、出来次第すぐにお届けします。

 本当に申し訳ありません。

(源の泣き声)

福子) これが終わったら、

 おっぱいにしようね。

(電話の呼び出し音)

電・福子) はい、たちばな塩業でございます。

電・波多野) 専売局の波多野です。

電・福子) ああ、波多野さん。

 申し訳ありません。あの、納品が

 遅れてしまっておりまして。

電・波多野) いつ収めて頂けるんですか。

 期日どおり塩が入らないと困るんですよ。

電・福子) ああ…明日中にはなんとか、

 はい、お納めできると思います。

 

**********

 

<倉庫>

忠彦) よいしょ。

克子) 忠彦さん疲れたでしょう。

 ずっと一人でやってて。

鈴) 私かて、疲れたわ。

 これを、毎日やらないといけないの?

克子) せやかてダネイホンは

 作らないといかんねんから。

忠彦) 萬平君たちが帰ってくるまで、

 会社を守るんです。

鈴) いつよ。いつ帰ってくるのよ~。

克子) もう、子どもみたいなこと言わん

 といて。武士の娘でしょ。

(車のエンジン音)

克子) 車?

鈴) 帰ってきた!?

 

**********

 

<事務所>

福子) 萬平さん。

(飛び出す福子)

平塚) 毎報新聞の者です。

 たちばな塩業の方ですね。

福子) はい。

平塚) こちらの社長と社員が、進駐軍に

 連行されたっていうのはほんまですか?

 爆弾を準備して進駐軍に反乱しようと

 してたんですか?

福子) 違います!

忠彦) それはうそです!

曽根) 近所の人が、

 爆発音を聞いたそうですが。

平塚) 戦闘訓練してたんですか?

鈴) あほなこと言わんといて。

福子) うちは普通の会社です!

克子) ええ加減な記事、

 書かんといて下さい!

 

**********

 

<取り調べ室。

メイ) お前は矢島証券にいたのか。

 なぜ、たちばな塩業に?

(ショットグラスのウイスキーを

 真一の前に置くメイ)

真一) 前の会社では、毎日金のことばかり

 考えて仕事をしていました。それが嫌にな

 ったんです。妻を亡くして人生観が変わっ

 た。戦争であなたたちと戦い、負けたこと

 も。でも、一番大きな理由は、あの夫婦の

 力になりたかったからです。

メイ) 夫婦?

真一) 社長の萬平君と、福ちゃんですよ。

 福ちゃんは、僕の死んだ妻の妹なんです。

 萬平君は損得を考えずに、世の中の役

 に立つ仕事をしようとしてます。それを福

 ちゃんがしっかり支えているんです。

メイ) ヘイ。ヘイ。

 (英)オレを騙そうとしているのか?

 あの会社でお前は何をしていた。

 クーデターの金を集めていたのか!

真一) 違いますよ!

メイ) (英)本当のことを言え!

 

**********

 

(両手を縄で縛られ、廊下を行く萬平)

 

(回想)

ビンガム) 君が本当のことを言わなければ、

 周りの人間が、みんな不幸になるんだぞ。

 君にあの倉庫を斡旋したのは、誰だ。

萬平) 言えません!

 その人だって、そこに手榴弾が

 あるとは知らなかったはずです。

ビンガム) では、こっちで調べよう。

萬平) えっ…。

ビンガム) 我々がその気になれば、

 すぐに分かる。

 

MP) (英)立ち止まるな。

(MPに小突かれる萬平)

 

**********

 

<世良商事>

世良) えっ!

 逮捕て…。

(新聞にたちばな塩業の記事)

 

**********

 

<三田村の会社>

(新聞を読んでいる三田村)

三田村) 反乱を主導…?

 

**********

 

<たちばな塩業・事務所>

電・福子) はい。

電・世良) この記事は一体どういうことや!

電・福子) 世良さん…真っ赤なうそです。

 萬平さんが反乱なんて考えるわけ

 ないやないですか。

電・世良) ほな進駐軍が、

 立花君を悪者やと決めつけてんのか。

 せやったら弁護士つけろ。

 断固として戦うんや。

電・福子) 誰も引き受けてくれないんです。

 どの弁護士さんも、相手が進駐軍では

 勝ち目がないって…。

電・世良) 何やそれは! 

 どっかに肝っ玉の据わった弁護士

 おらんのかいな!

(令状を持ったメイが入ってくる)

メイ) カツオ・セラ。

 マンペイ・タチバナに倉庫を

 教えたのは、お前だな。

世良) はあ?

電) (英)お前を連行する。

世良) 何や、何やいきなり!

 おかしいやろ!

 福ちゃん、助けて! 僕は関係ない。

電・福子) 世良さん? 世良さん?

電) 助けてくれ、福ちゃん!

電・楓子) 世良さん!

 

**********
 

あの忠彦さんが力仕事してる~! 僕は絵筆しか

持ったことないのに~とか言いそうな忠彦さんが。

いや、実際は戦争にも行ってるし、そんなやわな

事は言わないだろうけれど。何だかとても新鮮w

 

相変わらず文句を言いながらも、ほっぺにワカメ

をつけながらも、ちゃんとダネイホン作りに加わっ

ているぶしむす。これでもう、お母さんは作ってな

いやないとか言われずに済むよ。仲間だよもう!

 

視聴者は事情を知っているから味方できるけど、

状況的には怪しすぎるよね。普通の人がやらな

いようなことをやる人は、良い方でも悪い方でも

理解されにくいものなのかもしれない。萬平さん

はいい人だけど、あきらかに変人でもあるしねw

 

金髪の白人に生まれたかったというチャーリー・

タナカ。日系アメリカ人の苦労は想像つくのだけ

れど、なんかね、中の人のせいか可愛かったよ。

いつかこの人も、好きになれる日がくるんじゃな

いかと密かに期待。デレる日が来ますように~。

 

それにしても、世良さんが連行されても一ミリも

心配する気にならなかったよw 少しぐらいは痛

い目に遭った方がいいんじゃね?ぐらいな感じ。

「カツオ・セラ」のコールにもちょっと笑えたし…。

「カツオ・セラ」…「ケ・セラ・セラ」に、似ているw

 

♪カツオ・セラ~ なるようになるわ~

 先のことなど分からない 分からない~

 

 

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