「まんぷく」第24回~大丈夫。私が見つけてあげます! | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「まんぷく」 第24
第4週 「私が見つけます!」
大丈夫。私が見つけてあげます!

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(神社で神社でお百度参りをする裸足の鈴)

鈴) 萬平さんを、助けて…。

 

**********

 

(眠り続ける萬平に付き添っている福子)

鈴) 明日も、お百度参りしてくるわ。

福子) ありがとう、お母さん。

 萬平さんのために。

鈴) あなたのためよ。

 はあ…私は、もう寝ます。

(鈴を見つめる福子)

 

**********

 

(裸電球の明かりの下に立ち、

 そっと部屋を振り返る鈴)

 

**********

 

<朝>

(萬平の手を握り、居眠りをしている福子)

(目を覚ます萬平)

萬平) 福子。福子。

福子) え…。萬平さん。

鈴) ん? あっ…ああ…。

 

**********

 

<昼>

医者) 山ぁ越えたなあ。

鈴) 越えた。

福子) ほんまに?

医者) もう大丈夫でしょう。萬平さん。

 しゃあけどもうしばらくは、安静に

 していてくれにゃいかんでえ。

福子) しばらくというのは?

医者) ひとつきかふたつき。

鈴) ありがとうございました、先生。

医者) おかあはんのお百度参りが

 効いたんじゃが。

福子) そう。お母さん、萬平さんの

 ためにお百度参りしてくれたんよ。

鈴) だからそれは…

 私は、昔の人ですから。

八重) 萬平ちゃん。

福子) あっ。

(障子を開ける福子)

(近所の人たちと子どもたち)

権三) 目ぇ覚ましたて、ほんまかえ。

八重) ああ!

哲二) おっちゃん!

文) おっちゃん!

萬平) ありがとうございます。

権三・八重) えっ?

萬平) ありがとうございます。

(笑い声)

 

**********

 

<夜>

萬平) お義母さんは?

福子) 寝てます。

(布団に座りおかゆを食べる萬平)

萬平) ああ…やっぱりうまいな。

 久しぶりに米を食べたよ。

福子) 大阪と違って、

 こっちには、お米があるんですね。

萬平) ごちそうさま。

福子) はい。どうしたんですか?

萬平) え…。

福子) 命が助かったのに、

 萬平さんうれしそうに見えへん。

萬平) 目を覚ます前に、

 夢を見ていたんだ。

福子) 夢?

萬平) 川のほとりに立っていて、

 その川を、渡ろうとしていたんだ。

福子) 誰が。

萬平) 僕だよ。

福子) それは三途の川?

萬平) そしたら、向こう岸に

 お義母さんが立ってたんだ。

福子) 萬平さんのお母さん?

萬平) いや…福子のお母さん。

福子) えっ?

萬平) 「こっちに来ちゃ駄目よ」

 って、叱られて…。「はい」って、

 引き返したら、目が覚めた。

福子) お母さんが、

 三途の川の、向こうに?

萬平) いや、

 三途の川かどうかは分からない。

福子) それは、絶対三途の川です。

萬平) やっぱり、お義母さんが、

 僕を助けてくれたのかな。

 お礼を言った方がいいのかどうか、

 迷ってたんだ。

福子) えっ、いや…言わない方が

 ええと思います、絶対!

萬平) そうか。

福子) それで、うれしそうに

 できなかったんですか?

萬平) ああ…。

福子) ええっ!(笑) 変な人。フフ。

 

**********

 

(日の当たる縁側に座っている萬平)

 

**********

 

<台所>

鈴) (ため息)

福子) ため息やめて、お母さん。

鈴) だって…。

福子) しかたないでしょ、もう。

鈴) (ため息)

 

腹膜炎で倒れてから数日後。

2度目の赤紙が来た萬平さんは、

入隊しました。

でも、またその日のうちに

帰されてしまったのです。

 

福子) 萬平さん。

 少し外を歩きませんか。お散歩。

 

**********

 

(菜の花の咲いた田んぼ道)

福子) 今が一年で一番ええ季節ですね。

萬平) そうだな。

福子) 日本が戦争してるのが嘘みたい。

(畑に八重と権三)

八重) 萬平ちゃん。もうべっちょないんか?

萬平) はい。

福子) そうです。

権三) 萬平はん。

 元気になったったんやなあ。

萬平) ありがとうございます。

哲二) おっちゃん!

五郎) おっちゃんや。

子ども) おっちゃん!

子ども) おっちゃん!

ミヨ子) もう病気治ったったん?

福子) うん、治ったんよ。

 でもまだ元気が出ないの。

篤) 病み上がりっていうんやな、それ。

文) はようようなってな。

五郎) また魚とりしようでえ。

哲二) またしような、おっちゃん。

萬平) そうだな。

権三) あっ!

八重) えっ?

権三) あれ!

(上空に戦闘機)

萬平) みんな隠れろ~!

(銃声)

(畑の中の道具小屋の陰に隠れた萬平達)

萬平) みんな大丈夫か! 頭上げろ!

福子) もう大丈夫よ。

権三) みんな、べっちょないか。

八重) 大丈夫?

萬平) 五郎は?

福子) えっ…?

哲二) 五郎?

萬平) 五郎!

福子) 五郎君!

(草むらの中から顔を出す五郎)

五郎) ここおんで。

福子) 大丈夫? あ~よかった。

鈴) 今のは何!? 福子!

福子) 米軍の戦闘機が!

萬平) うわあ~っ!

福子) えっ?

萬平) ああ…。うわあ~っ!

福子) 萬平さん?

子ども) おっちゃん!

福子) 撃たれたんですか?

鈴) ケガしたの?

権三) どがいしたんなら!

萬平) 畜生! 畜生~!

 クソ! クソ! クソ! クソ~!

 ああ~っ!(泣)

(地面にうずくまる萬平)

福子) 萬平さん…。

萬平) (泣)

鈴) どうしたの?

萬平) 情けない…畜生! 情けない!

 ああ…。お義母さん…すみません。

 福子…申し訳ない!

 僕は、何もできない…何もできない!

福子) 何が?

萬平) あんな病気になって…

 こんな体で…。

 赤紙が来たのに、また…。

 みんな、お国のために働いてるのに、

 それなのに僕は…! クソ~ッ!(泣)

福子) そんなこと考えんといて!

 戦争に行かなくとも、お国の役に

 立てることはきっとあります!

 私は、萬平さんに生きていてほしい。

 誰に何と言われようと、

 あなたには、生きていてほしいの!

鈴) しかたないやないの。

 体を壊してしまったんやから。

 福子の言うとおり。ほかにも、

 お国の、役に立てることはあります。

権三) せや!

八重) せやで、萬平ちゃん。

ミヨ子) せやがなおっちゃん。

萬平) (涙)

福子) 帰りましょ、萬平さん。

(萬平を支える福子)

(立ち上がる萬平)

萬平) 僕に、できること…。

福子) 大丈夫。私が見つけてあげます。

(福子を見る萬平)

(笑顔で萬平を見つめる福子)

 

**********
 

三途の川の向こう岸にいたって! 萬平にとっ

ての鈴さんの存在って! こっちに来ちゃ駄目

と叱られて戻り、生き返ったことを喜ぶべきか、

お礼を言うべきか、迷う萬平。絶対お礼を言っ

ちゃ駄目だという福子。何それ、面白すぎるw

 

何しろあのぶしむすだからね~。素直に喜べ

ないのも分かるというか…あれよだね、あれ。

何か、ドラクエのセリフを思い出してしまった。

 

おお、萬平よ、死んでしまうとは何ごとだ!

おお、萬平よ、死んでしまうとは情けない!

 

こんなところで死んでないで、お国のために、

兵隊にお行きなさ~い!って戻されたような

気がしないでもないというか…ふ・く・ざ・つ。

 

腹膜炎の、五分五分の山は越えたものの…

入隊し、その日のうちに帰されてしまう萬平。

現代の私たちなら、よかったじゃ~んって思

うところだけれど…そういう空気感ではない

時代なんだよね。お国のため…いや、家族

を、愛する人を守るために、戦おうと思った

人もたくさんいたはずで。真一さんも、忠彦

さんも、世良さんも、竹ノ原君も、戦場へ…。

みんなのように成人男子の役目を果たせな

い情けなさや悔しさはいかばかりだったか。

鈴の言葉も、ジワジワ効いていただろうし…。

 

のどかな田園風景の中に訪れた突然のア

メリカ軍の爆撃で、リアルに命を脅かされ、

道具小屋に隠れるしか術はなく、何もでき

ない自分の無力さ、情けなさを思い知った

萬平。愛する人がいるからこそ、尚更思う。

 

萬平) 情けない…畜生! 情けない!
 ああ…。お義母さん…すみません。
 福子…申し訳ない!
 僕は、何もできない…何もできない!

 

お義母さん…すみません、の言葉に泣いた。

 

萬平) あんな病気になって…
 こんな体で…。
 赤紙が来たのに、また…。
 みんな、お国のために働いてるのに、
 それなのに僕は…! クソ~ッ!(泣)
福子) そんなこと考えんといて!
 戦争に行かなくとも、お国の役に
 立てることはきっとあります!
 私は、萬平さんに生きていてほしい。
 誰に何と言われようと、
 あなたには、生きていてほしいの!

 

うんうんうんうん! 生きていてほしいの~!

生きているだけで…価値があるんだよ~!

 

萬平) 僕に、できること…。
福子) 大丈夫。私が見つけてあげます。

 

人の役に立てること。萬平さんができること。

それを、これから2人で探していくんだね…。

福ちゃんがいれば大丈夫。うん。そう思える。

4週分…24話ですっかり魅了されてしまった。

この1か月、毎日朝が楽しみで、幸せだった。

ありがとう、福ちゃん、萬平さん、鈴さん!!

 

今回出てきた機銃掃射、NHKの特集で見た

けれど、のどかな場所でも、ゲーム感覚のよ

うに、ついでに撃っていくこともあったようで。

戦争って本当に怖い、嫌だって心から思った。

 

機銃掃射の番組の記事はこちら↓

戦後70年千の証言スペシャル 「私の街も戦場だった」

 

 

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●「まんぷく」HP

 

 

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