「まんぷく」第5回~3年後の再会・・・結婚はされてるんですか? | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「まんぷく」 第5
第1週 「結婚はまだまだ先!
3年後の再会・・・結婚はされてるんですか?

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

1941年、昭和16年。

咲姉ちゃんの結婚式から、

3年がたちました。

 

福子) 私は、この日のために、

 特別な出し物を用意しました。

 

(萬平の作った幻灯機)

(披露宴会場に映し出される

 咲の幼い頃からの写真)

 

その間に、

第二次世界大戦が始まり、

日中戦争は、

日本軍の連戦連勝という報道に、

世の中は高揚していました。

 

**********

 

昭和16年(1941) 秋

 

咲姉ちゃんは、

真一さんと穏やかに暮らしており…。

 

<小野塚家>

咲) はい。

真一) ありがとう。

 

**********

 

<香田家>

克子) タカ、学校行く時間よ。

タカ) は~い。

 

克子姉ちゃんには、4人目の子ども、

学(まなぶ)君が生まれていて。

忠彦さんは、

相変わらずの貧乏画家でした。

 

**********

 

そして、21歳になった福ちゃんは…。

 

福子) 今日も頑張るぞ~。

 お母さん行ってきます。

鈴) 今日はいつもどおりの時間に

 帰ってくるのよね?

福子) 遅くなるって言うたでしょ、ゆうべ。

鈴) 聞いてません。

福子) 言いました~!

鈴) 今日は、かやくごはん作ろうと

 思って今仕込んでたのに。

福子) 帰って食べるから。

 ただ遅くなるだけ。

鈴) 何時やの?

福子) 分かりません。行ってきます!

鈴) もう!

 

**********

 

<家の前>

福子) あ~もう!

 

**********

 

<大阪東洋ホテル>

恵) ありがとうございました。

客) 世話になったね。

恵) またご利用下さいませ。

福子) ごゆっっくりお過ごし下さいませ。

恵) そうや、伝票整理しとかな。

福子) あっ、もう私がやっておきました。

恵) ありがとう。

 もうどっちが先輩か分からへんわね。

福子) 何言うてるんですか保科さん。

大前田) 今日6時からの宴会、

 分かってるね。

恵) はい支配人。

福子) 承知しております。

大前田) 君たちも接客係やから、

 よろしゅう頼むよ。

恵) はい。

福子) お任せ下さい。

 

**********

 

<裏庭のベンチ>

(ちりめんじゃこ弁当を食べている福子)

野呂) 今井さん。

福子) はい。

野呂) 今日は、残業やて?

福子) はい。商工会の宴会に

 駆り出されるんです。

野呂) 厨房も今日は大変や。

(福子に缶詰を差し出す野呂)

野呂) これあげるわ。

(トマトスープの缶詰)

福子) えっ、野呂さん…。

野呂) ええねん。ええから。

福子) でも私が入社した時からずっと…。

野呂) お母さんに食べさせてあげて。

(去って行く野呂)

福子) ありがとうございます。

 

**********

 

<宴会場の受付>

加地谷) 理創工作社の、加地谷です。

萬平) 立花です。

 

**********

 

<宴会場>

(トレーにシャンパンを乗せ、

 客を迎える恵と福子)

福子) いらっしゃいませ。

 どうぞお取り下さい。

恵) いらっしゃいませ。

 どうぞお取り下さい。

萬平) ありがとうございます。

(お互いに気づかない福子と萬平)

 

**********

 

男性) それでは、大阪商工会会長、

 三田村亮蔵様より、ご挨拶を頂戴

 いたします。お願いいたします。

(拍手)

加地谷) 大阪実業界の親分や。

萬平) 親分。

三田村) 三田村でございます。

 ああ…東亜の情勢は今まさに、風雲急を

 告げております。我々実業界の人間は、

 自分の儲けだけを考えとってはいかん。

 お国のために、

 頑張らなければ、なりません。

 

**********

 

恵) いらっしゃいませ。

 どうぞ、お取り下さい。

福子) いらっしゃいませ。

恵) いらっしゃいませ。

福子) いらっしゃいませ。

 

**********

 

三田村) むしろ今こそが、我々の出番やと。

 ここ大阪から、お国をもり立てるんやと、

 そういう気概で、頑張っていこうではあり

 ませんか。

男性) そうだ!

男性) そのとおり!

男性) 会長!

(拍手)

三田村) 長たらしい話は嫌いなんで…

 ご静聴ありがとうございました。

(拍手)

加地谷) 行くで。

萬平) えっ?

(名刺を用意し、動き出す加地谷)

(戸惑いながら、付いていく萬平)

加地谷) 三田村会長、

 理創工作社の、加地谷と申します。

三田村) ああはいはい。

加地谷) 我が社は今、

 小型の根菜切断機を作っておりまして。

三田村) 小型の何?

加地谷) 根菜切断機です。

三田村) コンサイ?

加地谷) 立花。この立花が、開発部門を、

 そして私が、営業を担当して、2人で会社

 を回しております。三田村会長にはぜひ、

 うちの製品を、陸軍のしかるべき方に、

 ご紹介して頂ければと。

三田村) ハハハハ…。

加地谷) 立花、お前からも、お願いしろ。

萬平) あっ、ええ…

 私が作った、根菜切断機は…。

加地谷) 立花。

萬平) どんなにかたい根菜、例えば、

 ゴボウでも、ジャガイモでも…。

加地谷) そんな細かいことは

 説明せんでええ。

三田村) ハハハ。その根菜か。

萬平) はい。

加地谷) 説明してさしあげろ。

萬平) えっ…。

 一緒にですね…。

世良) 三田村会長!

 先日食事会に同席させて頂いた、

 世良でございます。

三田村) ああ、

 あの宴会はおもろかったな。

世良) ほんまに。

 あの時の写真が出けまして。

三田村) おお…。

世良) 男前に写ってまっせ、会長!

三田村) 何を言うてる、どこが男前や。

世良) めちゃめちゃ男前…。

加地谷) 世良勝夫や。

 個人で商社をやってる男や。

 君もあれぐらい調子ようならんと

 あかんぞ、立花。

萬平) いや…僕には無理です。

(福子に近づく外国人の男性)

男性) (英)コートを預けたいのだが。

福子) (英)私がお預かりいたします。

(笑顔でコートを受け取る福子)

萬平) あっ…。

 

(回想)

福子) この幻灯機、結婚式で

 使わせてもらえませんか?

(回想)

福子) それが、私の、

 心からの願いです。

 

(福子に気づく萬平)

福子) (英)お帰りの際にクロークで

 お受け取りください。

男性) (英)どうもありがとう。

(福子に近づこうとする萬平)

男性) ああ! 申し訳ない!

(萬平にぶつかる男性)

萬平) いやいや、こちらこそすいません。

男性) 申し訳ない。

恵) 大丈夫ですか、お客様。

萬平) ああ大丈夫です。

福子) お召し物が! こちらへどうぞ。

萬平) あっ…。

 

**********

 

<休憩室>

福子) ズボンをお脱ぎになって下さい。

萬平) えっ…今、ここで?

福子) あっ、私見てませんから。

 あのこう、スッと渡して頂ければ。

萬平) ああ…でも、脱いだら

 僕はどうしていたら…。

 下着のままというのはちょっと…。

福子) あっ、そうですね。

 大変失礼いたしました。気が付かなくて。

 

**********

 

(ズボンにアイロンをあてている福子)

福子) すぐ乾かします。

萬平) ありがとうございます。

(腰にバスタオルを巻いた萬平)

萬平) 今井さんですよね。

福子) えっ?

萬平) 福子さん。覚えてませんか?

 3年前お姉さんの結婚式の時に…。

福子) あっ!

萬平) 幻灯機で写真を。

福子) 立花さん!

萬平) そうです!

福子) 大変失礼しました。

 全然分からなかった。

萬平) いやもう3年前ですからね。

福子) あの時は、

 本当にお世話になりました。

萬平) いや、こちらこそ。

 このホテルにお勤めだったんですか。

福子) はい。あの、姉が結婚した

 頃からここで働いてます。

萬平) そうだったんです…あっ!

(バスタオルを落としてしまう萬平)

福子) あ~!

萬平) あっ、すいません。

福子) すぐ、乾かします!

(バスタオルを巻き直す萬平)

福子) いや~ご立派になられましたね。

萬平) えっ…?

福子) いや、あのころと、

 雰囲気が全然違うから、立花さん。

萬平) ああ…今は、友人と2人で、

 共同経営をしてます。

 根菜切断機の、製造販売を。

 あっ、野菜をこう、細かく切る機械です。

福子) えっ…幻灯機は?

萬平) ああ、それもやってますけど。

 やっぱり、新しいものを考えていかないと。

福子) はあ~…

 発明家なんですね、立花さんは。

萬平) いやいや。

 ただ考えることが好きなだけです。

 経営は、友人に任せっきりですから。

福子) へえ~。あっ、早くしないと。

萬平) ああ、ハハハハ。

福子) 失礼しました。

萬平) いえいえ。

(はにかんだ笑顔でそっと福子を見る萬平)

 

**********

 

<宴会場>

(会場に戻る萬平と福子)

萬平) ありがとうございました。

福子) お時間を取らせてしまい、

 申し訳ありませんでした。

萬平) いや…

 また、お会いできてよかったです。

福子) 私もです。

 では、仕事に戻りますので。

萬平) はい。あっ、あの…。

福子) はい?

萬平) 福子さんは、ご結婚は?

福子) ん?

萬平) 結婚はされてるんですか?

福子) まだです。

萬平) そう。

(戸惑いながら微笑む福子)

福子) 失礼します。

萬平) はい。

(満面の笑みで福子を目で追う萬平)

世良) 立花君。

萬平) はい。

世良) 世良商事の世良です。

萬平) あっ、はい。

世良) 実は僕は前から

 知って

 るんやで、君のこと。

萬平) えっ?

世良) 2年前まで僕も技術屋やったんや。

 幻灯機を作ってた。でも君の幻灯機を

 見てやめたんや…。あれは実によく

 出来てた。正直愕然としたがな。

 ほんまの技術屋っちゅうのはこういう

 やつのことをいうんや。僕には到底

 かなわへんって。あれ見て僕は作る

 方から売る方に転身したんや。

萬平) えっ?

世良) おかげさまで仕事は順調や。

 君のおかげやで。

 で、今は立花君は何を作ってるんや?

萬平) あっ、今は、

 根菜切断機を作っています。

世良) ほう。

萬平) 小型で、持ち運びやすくて、

 野菜だけでなく、肉でも魚でも、

 細かく刻める。

世良) ほう、小型の根菜切断機か。

萬平) はい。

世良) 戦場で重宝しそうやな。

 ええとこに目ぇつけたな。

 今度是非、見せてくれ。

萬平) はい。

世良) 高平社長! 

 ご無沙汰しております。

 世良でございます。

 お久しぶりです。お元気でしたか?

高平) 元気にしてるよ~。

(世良の名刺をポケットにしまい、

 福子を目で追う萬平)

 

**********

 

<今井家>

鈴) 幻灯機の人?

福子) 咲姉ちゃんの結婚式で

 写真を映してくれた人。

 今日の宴会に来てたの。

 すごくご立派になって。

鈴) 覚えてないわ。

福子) もう、

 お母さん泣いてたやな~い。

鈴) 写真見て泣いたのよ。

 映してた人なんか知らないわ。

 それより、今日、克子が来てね。

 咲が、体調崩したらしいの。

福子) えっ?

 

**********

 

<小野塚家>

咲) お帰りなさい。(咳き込み)

真一) 風邪でもひいたんか?

咲) すみません。大丈夫です。

 

**********

 

<今井家>

福子) 咲姉ちゃんが?

 

**********

 

<走る車の中>

加地谷) もっともっと、

 人脈広げんとあかんな。

 

(回想)

萬平) 福子さんは、ご結婚は?

福子) まだです。

 

(加地谷の横で微笑んでいる萬平)

 

**********
 

咲の披露宴から3年。あわあわしていた福子は、

すっかりベテランの風情。3年分の変化が、ちゃ

んと感じられるのが素晴らしい。そして3年経っ

ても野呂缶が健在だったのも楽しい。缶詰の大

きさは、気持ちと比例して大きくなってるのか?

報われない片思いキャラとして、応援してるよ。

福子の良さに一番に気づいた男として、女を見

る目があるいい男として、心に刻んどくから~。

3年ぶりの再会で、先に気づいたのが萬平だっ

たのがいい。自分の名前を呼ばれて警戒心を

あらわにした福子がツボる。さすが咲姉ちゃん

から悪い虫を追い払ってきただけのことはある。

嫁入り前の娘さんの恥じらいと警戒心は大事!

 

そして、幻灯機の人だと思い出してからのやり

取りがもう、微笑ましくて。脱いでと言われたり、

バスタイルを落としてパンツ姿を見られてから

の「ご立派になられましたね」に戸惑う萬平の

可愛さよ。ああ、何これ。ニマニマしてしまう~。

 

萬平) 結婚はされてるんですか?
福子) まだです。
萬平) そう。

 

萬平の嬉しそうな顔ったら!何て可愛いんだ。

福子に惚れる萬平に視聴者が惚れる~の図。

朝ドラにつきものではあるけれど…今回特に

強烈に湧き上がってくる親戚のおばちゃん感。

そうなのそうなの、この子はホント良い子なの。

あんた見る目がある。この子の良さが分かる

なんて、あんたもいい男だね。気に入ったよ!

なんて、ポンポン背中を叩きたい気分になる。

まだたった5日の付き合いなのにすっかり知

ってるような気にさせられる脚本の上手さよ。

 

恋心に疎いのはヒロインのお約束。まだ恋は

始まってもいないのに、2人が結ばれるのが

待ち遠しくて、勝手にキュンキュンしてしまう。

好意を目で語り合う2人にみぞみぞする~!

 

加地谷といい世良といい、キャラが濃すぎて

萬平さんがだまされやしないかと勝手にハラ

ハラしてしまう。役者さんの持っているキャラ

イメージを逆手に取って、視聴者が勝手に憶

測してハラハラ踊らされているような気すらし

てくる脚本の妙。咲や克子の夫たちも濃いの

だけれど、普通にいい人だったりしたように。

いい意味で裏切ってくれるキャスティングが、

今回の朝ドラの醍醐味かもしれないなあと♪

 

 

「まんぷく」関連ブログはこちらから↓

「まんぷく」関連ブログリスト
「朝ドラ」関連ブログリスト

●「まんぷく」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村