「まんぷく」第3回~今度は私がお母さんに恩返しする番 | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第3
第1週 「結婚はまだまだ先!
今度は私がお母さんに恩返しする番

 

 

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お母さんが突然倒れて、

福ちゃんたちは大騒ぎ。

 

気が気じゃない福ちゃんは、

仕事でも大失敗。

 

ところが…。

 

福子) お母さん? ツナ缶!

鈴) おなかが痛い~!

福子) ええ~!

 

**********

 

鈴) おなかが、

 痛くなるのはほんまなのよ。

克子) でも食べてたんでしょ、缶詰。

咲) もういい。

鈴) そんなこと言うても、

 おなかがすいたから…。

福子) おなかが痛いのにおなかがすくの?

鈴) おなかがすく時は、痛くないの…。

克子) そんなんおかしいわよ。

咲) 克子ももういいから。

 お母さんを責めんといてあげて。

克子) お母さん。お母さんは、

 咲姉をお嫁に行かせたくないん?

福子) あんなに喜んでたやない。

鈴) 喜んでたわよ。うれしいわよ。

 そやけど…。

咲) そやけど…何?

(手ぬぐいを握りしめる鈴)

鈴) ちょっと、冷たそうに見えるのよね、

 真一さんは。

咲) ええっ…。

鈴) あなたが初めて連れてきた時かて…。

 

(回想)

咲) 小野塚真一さんです。

真一) 初めまして。小野塚です。

 

鈴) ニコリともしなかった。

福子) 今更何言うてるんよ。

克子) 真一さんは大きな会社に勤め

 てる人やし、咲姉のこときっと幸せ

 にしてくれるわよ。

鈴) 克子に言われてもね…。

克子) 何?

鈴) あなたこそ、

 男を見る目がないやない。

 あんな売れない、

 絵描きの嫁になって…。

克子) 何でいつまでもそんな事言うん?

咲) もうやめて克子。

克子) せやかて…。

咲) ええから。

 真一さんが、冷たそうに見えることが、

 結婚に反対する理由なん?

福子) ほかにあるんでしょ、お母さん。

咲) ねえ、ほんまの理由を言うて。

 お母さん。

鈴) 咲が、いなくなったら、

 福子と、2人きりになるのよ。

福子) えっ?

咲) それは、心細いってこと?

鈴) 福子よ…。

克子) 福子が駄目なの?

福子) え~!

咲) 福子は、

 大きなホテルに就職できたやない。

克子) 仕事だって、

 ちゃんとやってるし。ねえ。

 

(回想)

うた江) 何をしでかしたんですか?

福子) 違う部屋に

 電話をつないでしまって…。

うた江) ちゃんと確認しなさいって

 言ったでしょ!

 

克子) お母さん。そんなこと言うたら

 咲姉はいつまでたっても…。

(おなかが鳴る音)

克子) もう、こんな時に

 おなか鳴らさんといてよ。

 缶詰、食べたでしょ?

(福子を見る咲)

(自分を指さし、居心地の悪い福子)

 

**********

 

<姉妹の部屋>

咲) 私、結婚するのやめよかな。

福子) えっ?

咲) ほんまは、後ろめたかったの。

 お母さん置いてくのが。

福子) 何言うてるんよ、咲姉ちゃん。

 結婚やめるなんて言わんといて。

 咲姉ちゃんはずっとこの家を支えて

 きたんやから。これからは、

 自分の幸せを考えて。ねっ。

 私がしっかりするから!

 咲姉ちゃん。

(福子に微笑む咲)

咲) もう寝よ。なっ。

 

**********

 

<電話交換室>

電・福子) 北島様、六甲山商事の村川

 様より、お電話が入っております。

 どうぞお話し下さい。

うた江) もっと手際よく。

福子) すいません。

 

**********

 

<休憩室>

福子) まだ謝ってばっかり…。

 

(回想)

鈴) 咲が、いなくなったら、

 福子と、2人きりになるのよ…。

 

福子) 問題は私なんや…。

野呂) これあげるわ。

福子) えっ?

野呂) コーン ビーフ。

福子) いや、でも…。

(走り去る野呂)

福子) コーンビーフ?

 

**********

 

<フロント>

恵) (英)またのお越しをお待ちして

 おります。ブラウン様。

ブラウン) (英)電話交換手に伝えてくだ

 さい。本当に気にしなくていいからと。

恵) (英)電話交換手ですか?

ブラウン) (英)英語のとても上手な

 女性です。サンキュー。

(首をかしげる恵)

 

**********

 

<電話交換室>

福子) ご苦労さまでした。

うた江) ご苦労さま。

福子) 失礼いたします。

(部屋を出た福子の前に保科)

恵) ちょっといい? 今井さん。

福子) ん?

 

**********

 

恵) どこで英語を勉強したの?

福子) あっ、子どもの頃、

 イギリス人の家庭教師に。

恵) お金持ちなのね。

福子) 違います。あのころは、父の

 仕事がうまくいってたんですけど。

 そのうち駄目になって今はもう…。

恵) でも、勉強は続けたの?

福子) はい。

 母がきっと役に立つからって。

恵) そう。とにかく、ブラウンさんは怒って

 らっしゃらないから気にしないで。

福子) でも、電話をかけてこられた立花

 さんっていう方は、きっとまだ…。

 

**********

 

<たちばな工房>

竹ノ原) 立花さん。立花さん。

 お客さんです。

(蝶ネクタイ姿の男性)

加地谷) ふ~ん。

 

**********

 

加地谷) ポジフィルムを使わんと、紙焼き 

 写真をそのまま投影できる幻灯機があ

 るいうんは知ってたけどな。それを国内

 で作ってる人間がいるいうのを聞いて、

 驚いたんや。

萬平) 僕なりに改良して、

 作ってみたんです。アメリカ製のものより、

 優れているという自信はあります。

加地谷) 立花君は、どこの人や?

 大阪やないんやろ?

萬平)  実は、子どもの頃に両親を亡

 くしてて、あちこち転々としてまして。

 大阪に来たのは、3年前です。

加地谷) そうか。苦労したんやな。

 陸軍の偉いさんに、俺の知り合いが

 いてな。きっとこれに興味を示してく

 れるはずや。

萬平) えっ、軍が?

加地谷) やっぱりな。

 君は経営に疎いようや。

 よっしゃ、俺が、手伝おう。

萬平) 手伝う?

加地谷) 会社を作って、

 共同経営するんや。

 俺が、営業担当やったるわ。

萬平) えっ? 

 営業やって下さるんですか?

 加地谷さんが?

加地谷) そうや。

萬平) おおきに!

 

**********

 

<今井家>

(コンビーフを食べる鈴)

鈴) うん…おいしいわ。

福子) おいしい。

鈴) コンビーフ、初めて食べたわ。

福子) 厨房係の人が下さるの。きっと私

 がちゃんと仕事してるから親切にしてく

 れるんやと思う。お母さんには分からん

 やろけど、電話交換手の仕事って、意

 外に難しいんよ。でも、もう私は任され

 てるの。今日もたくさん褒められたんよ。

鈴) 何が言いたいの?

福子) もうおなか、痛くないんやったら、

 咲姉ちゃん結婚させたげて。お母さん。

鈴) あっ、いたたたたたた…。

 

**********

 

<電話交換室>

大前田) ああ、今井君。

福子) おはようございます、支配人。

大前田) ちょっと、来て。

福子) えっ?

 

**********

 

<支配人室>

福子) 失礼いたします。

 あっ、保科さん。

恵) どうぞ。

大前田) 今井福子君。

福子) はい。

大前田) 明日から、

 フロントに立ってくれへんか?

福子) はっ?

大前田) 君はフロント係に異動だ。

福子) フロント係?

大前田) 保科君が、

 強く推薦してくれたんだよ。

恵) 英語ができる人材は貴重です。

 あなたなら大丈夫。

福子) え~でも…。

大前田) でも、何?

福子) あの…フロント係は、

 べっぴんやないと駄目なのでは?

大前田) ああ…まあ、べっぴんにも

 いろいろあるからね。

恵) あなたの笑顔はとっても素敵よ。

福子) えっ…。

 

**********

 

<今井家>

咲) すごいやない、福子!

克子) フロント係はホテルの顔よ、

 お母さん!

鈴) そうね。

福子) そやけどせっかく電話交換の

 仕事覚えたのに…。

咲) うれしくないん?

福子) うれしい。

克子) そらそうや。

 お給料かて上がるんでしょ?

福子) うん!

咲) そう!

克子) もうこれで心配いらないわね、

 お母さん。咲姉がお嫁に行っても、

 福子がちゃんと、支えてくれるわよ。

鈴) えっ?

克子) 福子はしっかりしてる。大丈夫。

咲) お母さん。

吉乃) どうしたん、おばあちゃん。

タカ) 咲おばちゃんに、

 お嫁に行ってほしくないん?

(戸惑いながら座り直す福子)

福子) お母さん。

 私が、フロント係になれたのは、

 お母さんのおかげです。

鈴) えっ?

福子) お母さんは、子どもの頃から

 私に英語を習わせてくれました。

 お父さんが亡くなって、うちが貧乏

 になっても、私を高等女学校に通

 わせてくれました。そやから、私は

 大阪東洋ホテルに就職できたし、

 フロント係になれたんです。

克子) そやね。

福子) お母さんには、

 心から感謝しています。

 今度は私がお母さんに恩返しする番。

鈴) えっ…。

福子) 私がしっかりお母さんを支えて

 いきます。これからずっと。だから咲

 姉ちゃんを気持ちよく嫁がせてあげ

 てください。

咲) 福子…。

克子) そうやん、お母さん。

福子) お願いします。

(鈴を見つめる福子)

鈴) 分かりました。もう何も言いません。

 咲…真一さんと、幸せになりなさい。

克子) お母さん。

咲) ほんまにええの?

鈴) 武士の娘に、二言はありません。

福子) 咲姉ちゃん!

咲) ありがとう、お母さん。

福子) よかったね。

 お母さん、ありがとう!

克子) 咲姉の花嫁姿、楽しみやな!

子どもたち) うん!

タカ) 楽しみやね、重ちゃん。

咲) ありがとう。

 

**********

 

鈴さんが咲の結婚を反対したのは、福子と2人

っきりになってしまうのが心細かったから~!

(チコちゃんの口調のつもりで書いていますw)

そういえば、お友達の敏子さんも言ってたっけ。

 

敏子) 福ちゃんと2人きりになるのが
 不安なのかも。

 

さすが、歯に衣着せぬ仲のお友達。福子の事

をよく分かってる。福子が頼りないというよりも、

頼りなく見えてしまってるんだろうなって事を。

末っ子だし、おっとりしてるし、姉と比べてしま

ったら、そりゃあ頼りなくみえるのも仕方ない。

 

でもね、あれはさすがにね。ここはやっぱり…

チコちゃんに叱ってほしくなる案件だったかも。

 

ぼーっと食ってんじゃねえよ!

 

ま、可愛かったけどね。いろいろ面倒くさいけ

ど、愛すべき、かわいいお母さんだと思うよ。

福子を餌付け?缶詰を貢ぐ野呂さんの存在

もジワジワくる。ツナ缶に続いてコンビーフを

おいしそうに食べる親子の姿もかわいらしい。

 

初めての仕事にあわあわして、失敗して、謝り

に行って、勉強していた英語が役に立ち、それ

を認めてくれる人がいて、フロント係に推薦し

てくれる人がいて…。全てが、自然につながっ

ている。何気に、運命の人ともつながっている。

 

福子) あの…フロント係は、
 べっぴんやないと駄目なのでは?
大前田) ああ…まあ、べっぴんにも
 いろいろあるからね。
恵) あなたの笑顔はとっても素敵よ。
福子) えっ…。

 

このやりとりにほっこり。支配人の、「べっぴん

もいろいろあるからね」っていう返し方が好き。

それをいうなら福子は笑顔がべっぴんさんだ。

フロントであんな笑顔が見れたらうれしくなる。

笑顔の力ってすごい。まんぷくが始まって、な

んだか自然と笑顔になる。福子の笑顔を真似

たくなる。笑顔に見えるワンコは、飼い主さん

が笑顔で、その顔をずっと見ていて真似るか

らだって聞いたことがある。なるほど~と感心

したのだけれど、私もワンコになってるかも!

 

今は声だけの出会いだけれど、福ちゃんと萬

平さんがどんな風に出会うのか…ワクワク♪

恋はゴールじゃないからね。そこから始まる

2人の物語が、本当に楽しみで仕方がない。

 

 

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