「わろてんか」第131回~兵隊さんのためにできること | 日々のダダ漏れ

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ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪


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「わろてんか」 第131
第23週 「わろてんか隊がゆく」
兵隊さんのためにできること

 

 

兵士) この手紙、天満のある人に、

 届けてもらえませんでしょうか。

リリコ) え?

兵士) 僕は明日、前線に行きます。

 その前に、これを彼女に送りたい。

 そやけど、書簡の検閲があるさかい…。

リリコ) ええで。届たるわ。

兵士) ありがとうございます。

 

**********

 

<控え室>

風太) おい、次の部隊の兵隊さんらが集

 まったさかい、ちょっと早めに始めんで。

一同) へえ。

リリコ) なあ、団長さん。

風太) おう、何や?

リリコ) 恋文書いたことある?

風太) あるかい、そんなもん! 何や。

リリコ) そんなんやから兵隊さんの

 気持ちが分からへんねん!

風太) 何やお前まで。

 はよ準備や、おい! 早くせえ!

 おう、行くぞ。あ?

リリコ) うちらこんな色気ない

 高座やっててええんやろか。

四郎) え?

リリコ) あ…。

(テーブルの花を髪飾りにするリリコ)

リリコ) 万丈目はん。

万丈目) へえ。

リリコ) 今すぐ台本考えてもらわれへん?

万丈目) 今すぐ?

リリコ) そうや。よし!

 

リリコの負けん気が、

むくむくと、わいていました。

 

**********

 

<ホール>

風太) 最後は、これまた今回のために

 再結成しました、伝説の漫才コンビ、

 ミス・リリコ アンド シローです。

 どうぞ。

(拍手)

(花飾りを付けたリリコ)

風太) おう、ちょっ、待て! これこれ…。

 痛っ! おい!

(拍手)

リリコ) リリコです。

四郎) シローです。

リリコ) 早速やけどな、うち、実は軍隊に

 入って外地に行った恋人から手紙もら

 いましてん。ちょっと読んでみまひょか。

四郎) こ…こ…恋人でっか!?

 

**********

 

風太) あいつら何してんねや、おい。

万丈目) さあ…。

 

**********

 

リリコ) 「恋しい恋しいリリコ様、

 お元気でしょうか。昨日、僕は

 君に会う夢を見ました」。

(どよめき)

リリコ) 君やて! もう、いやや、もう!

 卵の黄身ちゃうで。

(笑い声)

リリコ) 「夢の中で君は、夜空に輝く

 月を眺めながら泣いてました」。

四郎) かぐや姫!

リリコ) ええとこで合いの手いらんねん。

 もう! 「そこで目が覚めた僕も、気が

 付いたら、枕を涙で濡らしてました」。

四郎) あぁ~!

リリコ) 何泣いてんねん、もう~!

四郎) ええ話や。

リリコ) そやろ。つまり、これは、

 我爱你(ウォーアイニー)や。

四郎) ウォーアイニーって何でんのん?

リリコ) 日本語で言うたらな、

 「私は、あなたを、愛してます」…。

阿久津) 中止だ! 中止!

 

*********

 

風太) アホ。何を勝手な事してんねや!

万丈目) すんまへん。

リリコ) 万丈目はんは悪ない。

 うちが「台本書いて」て無理やり

 お願いしたんや。

風太) 中止になったんが最後のお前ら

 でよかったけど。せっかく来てくれはっ

 た兵隊さんらに悪い思わんのか!

四郎) ホンマすんません。おい。

風太) 何や。

リリコ) 昨日兵隊さんから、内地に

 届けてほしいて預かった恋文や。

風太) え?

リリコ) ちっちゃい頃から天満の 

 風鳥亭によう来てくれてたんや。

風太) アホ、返してこい!

リリコ) 多分前線行ってもうおらんわ!

万丈目) わてらも預かりました。

 愛想のええ兵隊さんで、歌子が

 お母ちゃんに似てるて。なあ。

歌子) そう言われたら、

 手紙断る訳にはいかへん!

アサリ) わいらも預かったで。

キース) 近いうち前線行くさかい、

 この先どうなるか分からん言うてな。

四郎) 兵隊さんらみんな、内地に

 残してきた人の事が気がかりで

 つらいんやと思います。

風太) 俺らの仕事は、

 手紙を預かる事やない。

 それに、こないな事がバレたら、

 北村の責任問題や!

風太) よこせ。これは、俺が預かる。

 ええな!

(軍用機の飛行音)

 

大陸の戦火は、

どんどん拡大してゆきましたが、

それでも、日本には連戦連勝の

朗報しか伝わらず…。

 

*********

 

(新聞を見るてん)

てん) 「兵隊さん等に満面の笑み」、か。

 よかったぁ。

トキ) そうですな。けど、うちの人の

 写真、どこにもありまへん。

てん) 写真のないのが

 ええ便りいう事やろ。

トキ) そうですな。

てん) うん。

 

*********

 

<伊能商会>

山下) この戦争は、いつまで続くんやら。

 不動産もデパートも、この先どうなって

 いくか正直分かりません。映画の方も、

 堅実にやっていきませんと。

栞) ん? それは、軍部の意向に沿って、

 孝行忠義の物語を作れという事か?

山下) いや、社長は、そういう方やない

 のは分かってます。けど…。

(伊能に資料を差し出す山下)

山下) この新世紀キネマとの提携話、

 真剣にお考え頂いた方がええと思い

 ます。もう、大きな流れには逆らえん

 世の中なのかもしれません。

 

*********

 

楓) 面白ないですか?

亀井) そやなぁ。

 この歌がよう分かりまへんねん。

てん) 歌て、何です?

亀井) ああ、これです。

楓) 「ああ、おとうとよ、君を泣く。

 君死にたもうことなかれ。

てん) 与謝野晶子か。

楓) うん。

亀井) 有名な歌でっか?

楓) 日露戦争の時に、出征する

 弟に宛てて書いた歌です。

てん) うん。けど、この歌やと、

 話が暗うなるんとちゃいます?

楓) そうですやろな。

亀井) わしが、昔寄席やってた時、

 戦争行く、若い芸人見送ってな。

 あいつ、兵隊行かんと、あのままや

 ったら、ええ噺家になってたやろな。

てん) 戦死しはったんですか?

亀井) いや、そのまま軍隊残りよった。

てん) えっ、戦死しはった…。

亀井) いや、今も元気やで。

 暗そうな話でも、笑えまっしゃろ。

楓) 亀さん…。

てん) よかったわ。

 

*********

 

<北村家>

(仏壇に手を合わせている伊能)

てん) 月命日にわざわざお越し

 頂いて、ありがとうございます。

栞) いや、

 藤吉君と話がしたかったんだ。

 ちょっと、弱気の虫が出た。

てん) 伊能さんが?

栞) 何でもない普通の映画を作りた

 いだけなんだが、その普通が、だん

 だんと難しくなってるのかもしれない。

 こんな時、後先考えずに突っ走る

 藤吉君の事を思うんだ。

 彼は純粋だった。

てん) へえ。

 

*********

 

アサリ) 昨日わろうてくれた人が、

 今日は死んでるかもしれんてなぁ。

キース) けど、泣いて死ぬより、わろて

 から死んだ方がええんちゃうか。

アサリ) そうかもな。

キース) なあ、お前は死ぬ前、

 最後に何したい?

アサリ) え?

キース) 俺は、お前と漫才やりたいわ。

 やっぱりお前がええ。

 内地に帰っても、コンビ、続けてくれ。

アサリ) お…おお。

 

*********

 

歌子) わろてくれた兵隊さん、みんな

 自分の親戚みたいに思えてつらいわ。

万丈目) えらいとこ連れてきて

 しもうて、すまんな。

歌子) うちはここに来てよかったで。

万丈目) え?

歌子) マンマンでみんなにコーヒー出し

 て、日がな一日おしゃべりしてるだけ

 の事が、どんなに幸せな事かよう分か

 った。こうやって手ぇ握ってくれる嫁は

 んいてるだけで、あんたも幸せやで。

万丈目) 歌子。

(見つめ合う2人)

(通りがかる兵士)

歌子) よっしゃ、その意気や! 

 …っしゃ! 次も頑張んで、漫才。

 な! ハハハハハ!

(照れて万丈目をどつく歌子)

万丈目) イッタ…。

歌子) 恥ずかし、ホンマに…。

 

*********

 

<控え室>

(机の上に大量に置かれた手紙

 の中から一通を手に取る風太)

 

(回想)

トキ) 必ず無事で戻ってきてや。

 そやないと承知せえへんで。

風太) 大丈夫や。安心せえ。

 なあ飛鳥。お母ちゃんと、

 ちょっとの間待っててな。

飛鳥) うん!

風太) よっしゃ。

 

(涙を拭う風太)

 

*********

 

風太) 兵隊さんから預かった手紙の

 事や。あれは皆、俺の荷物の中に

 入れて、内地に持ち帰る。

キース) ええんか? 

 バレたらえらいこっちゃで。

風太) まあ団長の荷物まで

 いちいち調べへんやろ。

歌子) さすが団長さんや!

万丈目) これでスッキリして、

 漫才できるわ!

歌子) うん。

風太) その漫才の事や。リリコ、四郎。

 お前らの漫才、好きにせえ。

リリコ・四郎) え?

風太) 万丈目はん、

 新しい台本書いてもらえるか?

万丈目) へえ…。

風太) よっしゃ。集まってくれ。

 

明日は、いよいよここ上海での、

最後の慰問で、ございます。

 

**********

「わろてんか」を楽しくご覧になってる皆様
は、この先は華麗にスルーでお願いします。

 

前線に送られ、先が分からない兵隊さん達

を笑わせてあげるのが、わろてんか隊のお

仕事。検閲されない本当の気持ち、言葉を

手紙に託して、大事な人に届けてほしい兵

隊さんの気持ちは無碍にはできないよね。

 

戦争を通して描きたいだろうところは分か

らなくはないけれど…描き方があまりにも

下手すぎ! それぞれの芸人の見せ場は

悪くないけど、思いつきのごった煮なんだ

よね。恋文をネタにするのはちょっと酷い

と思う。恋文をリリコに託した兵隊さんは、

かなり複雑な気持ちになったと思う。渡し

たことを激しく後悔したかもね…。残念…。

 

わろてんか隊は、結局いつものメンバー

がいるだけで、代わり映えのない漫才と

代わり映えのないセリフの繰り返し。てん

の存在感はますます危機的状況だし…。

 

こんな時、後先考えずに突っ走る
藤吉君の事を思うんだ。
彼は純粋だった。

 

後先考えず…と、サラッと藤吉をディする

伊能に、ちょっと笑ってしまった。「純粋」

と書いて、「アホ」と読む…だったりしてw

 


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