「わろてんか」第128回~名無しの手紙と慰問団の巻 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc
日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、
ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪


テーマ:

「わろてんか」 第128
第23週 「わろてんか隊がゆく」
名無しの手紙と慰問団の巻

 

 

隼也への愛情と、北村笑店

社長としての責任の狭間で、

ギリギリの決断をしたてん。

それから数年がたち…。

 

昭和14年(1939年)

 

風太) 今日も、よろしゅう

 お願いします。よいしょ。

てん) 飛鳥ちゃん、学校楽しいか?

飛鳥) うん、楽しい!

トキ) お友達もぎょうさんできたようで。

てん) そらよかったなぁ。

 何や日に日にしっかりして。

 ホンマ子の成長いうんは早いな。

トキ) へえ。

飛鳥) 行ってまいります。

トキ) うん、おはようお帰り。

てん) 気ぃ付けてな。

飛鳥) うん。

風太) あっ、おトキちゃん。

 あのな、何やまた俺に、

 名無しの手紙が来てな。

トキ) 消印はまた川崎か。誰やろなぁ。

風太) ああ。

トキ) あんたちょっと読んで。

風太) また? まあ…うん。

 ほないくで。

トキ) うん。

風太) え~

 「おじちゃん、おばちゃん、

 北村の皆さん、お元気ですか?

 僕は、相変わらず工場で働いて、

 毎日汗をかいています。息子の

 藤一郎も、ようやくハイハイが

 できるようになり、あちこち動き

 回って目が離せません」。

 ふ~ん。

 「妻とあたふたしながらも、家族

 三人で、仲良く毎日笑って生き

 ています」。

 

隼也は、年に数回、風太に

手紙を送って近況報告。

風太は、伝書鳩になって、

それをてんに伝えていました。

 

トキ) 元気そうでよかったな、

 隼ちゃん。

風太) (せき払い)

てん) そろそろ行かんと。

トキ) あっ、じゃあ…。

風太) ああ、そやな。よいしょ。

 そや何や、今朝は陸軍さんから

 少佐殿がわざわざおいでになる

 らしいさかいな。

てん) ああ、芸人さんらまで出席

 せえ言わはったけど、うちらに

 何の話やろ。

風太) うん…。

トキ) あんた、目ぇつけられる

 ような事したらアカンで。

風太) へえ! もめ事にならんよう、

 丁重にお迎え致します。

てん) もう軍人さんごっこやあらへんえ。

風太) へえ! 行ってまいります。

 

*********

 

佐藤) 北村笑店の諸君! 

 帝国陸軍はかねてより、演芸、演劇、

 映画といった、大衆娯楽の輝かしい

 人気と、業績に注目しておりました。

 そこで、時局に鑑み、芸人諸君には、

 演芸を通じて民心をまとめ、聖戦完

 遂に資するべく、協力をお願いした

 いのであります。

てん) 協力?

佐藤) 具体的には、伝統文化の力を

 持って、忠義や、親を思う心を尊ぶ、

 日本精神が発揮されるような演目を

 やってもらいたい。挙国一致、国民

 精神の総動員は、かかって芸人諸

 君の奮闘にあるのであります。それ

 を肝に銘じ、高座、即戦場の心構え

 で取り組んで頂きたい。終わり!

アサリ) はっ!

(一人、敬礼するアサリ)

 

*********

 

万丈目) いや~びっくりしたなぁ。

 軍人さんに頼られるやなんて、

 悪い気せんなぁ。

アサリ) ああ、昔は芸人いうたら、

 お上からにらまれてばっかり

 やったけどなぁ。

楓) おだてて利用したいだけちゃい

 ます? 結局は台本を堅苦しいもん

 に変えろいう事ですやろ?

てん) そこが心配やわ。寄席はわろて

 もろてなんぼの商売やさかいな。

トキ) そうですな。

 修身の教科書みたいな漫才やって、

 お客さん喜ばはるやろか。

風太) まあ、オモロかったら何でもええ

 っちゅう時代やのうなってきたんやな。

亀井) さっきみたいな偉い軍人さん

 には逆らう事できまへんしなあ。

(机をたたく音)

アサリ) お国のためになるんやったら、

 一肌脱いで頑張るしかないやろ。

 

*********

 

<伊能商会>

(主演女優と写真を撮る佐藤少佐)

 

佐藤) 今日は撮影所の案内、

 ありがとうございました。

栞) いえ。

佐藤) あんな立派な所でしたら、

 どんな映画でも作れますな。

山下) ええ、それはもう。

佐藤) これからは是非とも、大いに

 お国のためになるような映画を作

 ってもらいたい。劣情を催させる恋

 愛映画や、英米の思想にかぶれた

 映画などもってのほか。伊能社長、

 いかがかな。

栞) もちろん、日本のため、

 大衆のためになる映画を、

 これからも作ってまいります。

山下) そうですな、社長。大衆の為

 いうたら、親孝行や、忠義の心を

 描く娯楽映画が人気ですし。

佐藤) そのとおりだ! よろしく頼む。

山下) はっ。

 

*********

 

栞) やっと日本にも、華やかな大衆

 文化が咲き誇る時代が来たと思っ

 たのに、悔しいよ。

てん) うちらも、ただお客さんに

 わろてもらいたいだけやのに。

 そうもいかんいうて、

 みんな頭悩ましてます。

栞) 経営者としては、国や軍の顔を

 立てるギリギリの選択をしなけれ

 ばならないのはよく分かってる。

てん) へえ。

栞) だが、恋愛映画まで目の敵に

 される世の中がまともな訳がない。

 こういう時こそ、愛や自由をうたっ

 た映画をつくるべきなんだよ。

てん) 「マリアの恋」や。

栞) え?

てん) 伊能さんが初めて

 輸入しはった映画。

栞) ああ…。

てん) 伊能さん、昔から全然変わった

 はらへんわ。あん時から大事なんは、

 愛と自由やったんですね。

栞) そういう事かもしれないね。

てん) それやったら、うちらにとって

 大事なんは、お客さんにわろてもら

 う事です。うちもそこだけは筋曲げ

 んと、やっていきます。

栞) うん。

 

*********

 

楓) それやったら意外でも何でものうて、

 笑えませんわ。

アサリ) そらそやけど…。ええんか?

 軍人さん、言うてはったやろ。

楓) 確かに、親孝行は大切ですけど、

 芸人さんはウケてなんぼですやろ。

アサリ) 確かにそや。ほな、頭で親孝行

 の話するだけにしよか?

小寺) ごめんください。

社員) へえ、どちらはんでっか?

小寺) 毎報新聞の小寺と申しますが、

 社長さん、いらっしゃいますか。

社員) はあ、少々お待ちを。

楓) 小寺さん!

小寺) 何や、君かいな!

 

*********

 

楓) 小寺さんはうちが新聞記者やっ

 た時にお世話になった方です。

小寺) お忙しいところ、お時間頂き

 まして、ありがとうございます。

てん) いいえ。それで、お話いうんは?

小寺) 実は、うちの新聞社で、戦地に

 慰問団送ったらええんやないかという

 話になりまして。是非、北村笑店の芸

 人さんらで慰問団組んで、戦地に行っ

 てもらえんかと。

てん) 戦地へ?

小寺) ええ。故国を離れて戦っておら

 れる兵隊さんらに、漫才や、落語を

 見せてあげたいんです。

風太) なるほど、笑いの慰問団ですか。

小寺) はい。

てん) 兵隊さんを慰問するんはええ事

 やと思いますけど、向こうは大丈夫な

 んですやろか? 行って、芸人さんが

 危ない目ぇに遭ういうような事は…。

小寺) アハハ、心配いりません。慰問

 に行く所は、前線から離れた、安全な

 とこばっかりです。

楓) ホンマにそうですやろか…。

 

当時、中国との戦争、

いわゆる支那事変は、

連戦連勝の報道に沸き返っており、

一般市民は、この戦いが延々と続く

事になるとは思っていませんでした。

 

風太) 社長、これはお受けする

 べきなんやないか。えらい名誉

 なこっちゃ。

楓) でも、安全いうても戦地です。

てん) いやもうそれやったら俺が

 慰問団の団長になってちゃんと

 みんなを守る。

てん) 風太!

風太) 大丈夫や。

 

*********

 

てん) どないしたらよろしいんやろか。

(仏壇に置かれた手紙に目を留めるてん)

てん) また風太が、

 名無しの手紙忘れていきましたえ。

 ホンマに…ねえ、全く。あ~あ。

(手紙を読むてん)

てん) 藤一郎か…。

トキ) おてん様! おてん様!

てん) はい!

 

*********

 

トキ) 戦地へ慰問へ行くて、

 ホンマですか?

てん) まだ決まった訳やないえ。

風太) 危ないとこ行くんとちゃうて

 言うてるやろ。

トキ) うちは反対や。関東の大地震

 の時みたいに、毎日心配するんは

 もういややわ。それに、今は飛鳥も

 いてるんやで。何であんたが行か

 なアカンの?

風太) 飛鳥がいてるからこそや。

 飛鳥や、お前や、てんのために、

 この先北村笑店が立ち行くように

 していかなアカンねや。そのため

 には、今回の慰問団の話、絶対

 に受けて成功させる必要がある。

トキ) けど…。

風太) そら芸人らだけを戦地に

 送り出す訳にはいかんやろ。

 あいつらも大事な家族や。

 それを守るのが、俺の仕事や。

 てん、今は迷てる場合とちゃう。

 東京から歌手や芸人らが次々

 慰問団組んで行くらしい。実はな、

 おっきい声では言えへんけど、

 俺は、これは北村笑店のええ

 宣伝になると思てんねや。

 慰問団の事が、新聞に大きく載る

 やろし。それに、俺の写真が一面

 飾るかもしれへんやろ? そしたら

 どや! 飛鳥だって学校で自慢で

 きるやろ。お父ちゃんはお国のた

 めに頑張ってるって。ん?

トキ) アホ…。

 

風太の言う事が、もっともだとは

分かっていても、すぐに決断を

下せないてんでした。

 

**********

「わろてんか」を楽しくご覧になってる皆様
は、この先は華麗にスルーでお願いします。

 

あれから4年が経ちましたとさ。そして隼也

は川崎の工場で働き、たぶん(笑)つばき

さんと結婚し、藤一郎という名前の子供も

生まれたそうな…。ちゃっかり風太と連絡

を取る、どこまでもあまちゃんな隼也の図。

まあ、どうでもいいし、きっとそのうちしれ

っと戻ってくるんだろうし。その時は是非、

親にならって借金の申し出をしに戻ってき

てほしいものだけど。歴史はちゃんと繰り

返してもらわないとね。楽しみ~(棒読み)

 

伊能さん、昔から全然変わったは

らへんわ。あん時から大事なんは、
愛と自由やったんですね。

 

伊能が初めて輸入した映画「マリアの恋」

は愛と自由をうたった映画だったそうで。

…だ~か~ら~セリフで後出しやめれっ

て! 誰もピンと来ない話をされてもねぇ。

伊能は愛と自由が、北村は笑いが大事

って話に持っていきたいのはわかるけど。

毎度毎度の無理やり展開がひどすぎる…。

あと1ヶ月…。我慢我慢我慢…。冷静に…。

 


「わろてんか」関連ブログはこちらから↓
「わろてんか」関連ブログリスト
「朝ドラ」関連ブログリスト

●「わろてんか」HP

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

taaさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス