日曜午後、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」は面白い。
いろいろな人生を観て考えることが多い。
 
広島で犬と猫の保護活動をしている中谷百里さん。
「犬猫みなしご救援隊」と書かれたバスで、どこへでも行く。
相棒の田原さんと一緒に(*^▽^*)
 

 
何度か中谷さんの活動をテレビで観た。
その頃より広範囲になっている気がするあせる
今回、前編は見損なったので後編のみ。
 
多頭飼育崩壊の男性の家に行く。
大きな一軒家なのにゴミ屋敷もいいとこ。
死んだ猫までもがいるところに80数匹!
逃げまどってセミみたいにガラス戸にしがみついている猫さんを捕獲する中谷さん。
「セミみたいになって・・・・・・幸せに暮らそう」って。
そう言った途端に、ワタクシ号泣タラー
すばるを抱きしめながら、わんわん泣きました。
飼い主のおっちゃん。
母の介護中は人が来るから掃除をしていた。
人間、誰もこんかったら掃除とかしないもんだ。
はあ~~~?
猫は家族じゃないんかい炎
すかさず中谷さん。
「猫が好きなら掃除せにゃいかんのじゃって、猫はキレイ好きなんじゃって炎」と怒っていた。
 
犬を拾ってきては増えて増えてSOSを出した女性がいた。
増え続ける猫のために、働いても働いてもご飯を食べさせられなくなった女性がいた。
彼女たちは、犬猫みなしご救援隊で働いている。
中谷さんは、犬猫も救うが人も救う。
自立できるように支援している。
 
東北の震災後の保護の映像は観るのが辛い。
人がいなくなった福島の町。
ガリガリになった首輪をした犬。
力尽きて横たわる飼い犬。
中谷さん、涙声でワンちゃんたちを呼ぶ。
行方不明になった猫や犬を救出に行く。
車体に潜りこんだ子猫を救い出して抱きしめる中谷さん。
あの震災は人にとって未曽有の出来事だったが、動物たちにとってもそうだったのですね。
 
人を威嚇する犬がいる。
チビちゃん犬
老夫婦の大事なチビちゃん。
避難所では飼えないから預かったが、精神的に不安定になり尻尾をかじり唸る。
中谷さんと田原さんには抱かれるようになったが。
避難所を出た老夫婦に会わせるためにチビちゃんを連れて行く。
広島から福島まで車
おじいちゃんが大好きなチビは、大喜びラブラブ
入院先にも連れいていく。
膝に乗ったチビちゃん犬
嬉しそうなおじいちゃんおじいちゃん
 
突然、大好きな家族がいなくなったんだもんね汗
辛かったよね。
おじいちゃんに再会して喜ぶチビちゃんに、またまた泣けるワタシ。
 
移動のバスの中には、なぜか鹿がいたりヤギがいたりびっくり
なぜか、カラスのような九官鳥のような真っ黒い鳥も、ちらっと見えた。
救わなくちゃいけない生き物がいたら放っておけないのかな?
 
中谷さんに賛同する獣医師や支援者。
有形無形の支援で成り立っているらしい。
 
さまざまな保護団体があって、考え方も保護方法も、それぞれ違うのだと思う。
何が正解かは分からない。
中谷さんが、冒頭で言っていた「とにかく避妊去勢手術。それしかない。」
の言葉が響く。
それは、どの保護団体も個人ボランティアさんにも共通した思い。
生き物を飼うには覚悟が必要だ。
預かった命を最期まで見届けること。
肝に銘じた時間だった。