一昨年の夏頃より、篠笛教室で「寿獅子」の笛と太鼓の手を習っています。
先生に「プロを目指しています」と告白した時から、現在に至るまで継続的にお稽古を受けています。
「通り神楽」「屋台」「早鎌」などの楽譜を、ひとつの曲を暗譜できたら、次の楽譜をいただくという形で、吹ける曲を増やしていってます。
昨年秋の発表会では、先生の太鼓に合わせて「寿獅子囃子」として発表しました。
笛の出来栄えはともかく、その演奏時間の長さに客席からのどよめきをいただいたのを覚えています(笑)。
「寿獅子」を始めるに合わせて、古典調の篠笛にも初めて触れました。
朗童管古典調六本調子。
唄用とは違い、勢いのある大甲の音が鳴る、威勢のいい笛です。
お囃子も勢いのある曲なので、ついつい息が強くなってしまいますが、基本は落ち着いた細い息をまっすぐに前に飛ばして吹く。そこは唄用の篠笛と同じ。
元々が息が強い傾向にあるみたいで、いつも「今の7割で」と言われ続け、約1年半経過した現在、随分と吹き方が安定してきている途上にあるようで。
獅子舞の演奏は、20分~1時間もの長丁場となる場合もあり、息が強いと最後まで続かなくなってしまうので、ペース配分なども考慮して練習では、「『一通り×2回』を笛を口から離さずに吹けるように!」という課題を、先生から与えられています。(今のところ出来た試しなし)
あと、太鼓も持ち回りで叩ける事が求められるので、そちらのお稽古も受けています。
本物の太鼓ではなく、バチになる物を手作りして、机の上で叩きます。
こちらの練習は、なかなかはかどらず、、打楽器はどうも苦手分野のようで、、
でも、そうも言ってられないので、しっかりと覚えていかねば!
昨年の秋頃から、「寿獅子」の演舞にご一緒させていただくようになり、笛を吹かせていただく機会をいただいています。
初めての演奏の時は、当日の本番前に初めて獅子舞の方と合わせ練習をして、「おお、これがプロの仕事の現場!!」と唸ったものでした。
二度目の時は、2日間で計4回のステージで演奏。
初っ端に笛でミスをして、獅子舞の方(先生だったのだけど)にご迷惑をお掛けしてしまい。
あとの3ステージではミスを教訓にして、獅子の動きにも集中し、徐々に見せ方などにも気が向けられる余裕も感じられるようになり。
同じ時に、同じステージを何度も経験できて、本当にたくさんの事が学べた貴重な機会となりました。
「寿獅子」は、まだまだ現在進行中。
まだまだ更に新しい楽譜もいただくでしょうし、太鼓の手も、、、、(>_<)
お囃子を吹くのは、本当に楽しいし、やり甲斐もあります。
せめて笛は、合格点がいただける演奏ができるようになりたいと思います。
動画は、昨年の京都 白峯神宮 観月献燈祭での「寿獅子」の模様です。
ほんの短い動画ですが、私の晴れ姿(笑)をご覧くださいませ。0:15~です