逮捕写真
いきなり穏やかじゃない見出しですが、
まずはコチラ
👇
イギリス🇬🇧のヒーローと言えば？
そう！
デヴィッド・ボウイ！
個人的にはそんなに異論が無いと–🙉
っで、上の写真なんですが…
1976年3月22日にアメリカでライブ後の
ホテルでイギーポップらと薬物所持の罪で
逮捕され、
その3日後に識別のため
裁判所で撮られた写真であります。
手に持った板の文字を見れば何となく
解りますね。
因みに、世界一美しいマグショットで
結構有名な写真だったりもします。
また、
『イギーは70年代半ばから乱用していた薬物中毒から救ってくれたのはデヴィッド・ボウイだと死後のインタビューでも回想している。』
流石ヒーロー👍
顔でなく
ツイツイ
そのお顔ばっかりに目がいってしまうのですが、
自分は癖のように着衣(=ヤッパりシャツ👍)
に刮目–
驚いたのは身頃のソノ釦穴！
全てが横穴じゃあぁありませんか！！？
今一度部分拡大して
👇
っね😉
ジャケットの上衿から
しっかりと顔をのぞかせているので、
台襟付きのいわゆるドレスタイプのシャツだと
見受けられます。
一般的にネクタイを締めて決まる
"ワイシャツ"と呼ばれるタイプですね。
通常
この手のシャツは、
台襟部分=一番上のボタンホールのみ
横穴で、
あとは縦穴が主流です。
モノによっては
一番下も横穴(シャムズもこのタイプ)ってぇのが
あります。
👆
コレですね。
憶測&推測ですが…
釦の留め外しが横穴よりスムーズにいくのと、
釦を縫い付けるとき
ソノ位置が多少ズレても
縦穴の方が融通がきくからでしょうか？
–勉強不足ですみません💦
まぁ何にしても
スポーツシャツ=開襟シャツ以外では
私は見たことがなかったので、
ビツクシでした。
更に！
ならば！っと–。
作ったのであります。
しかも、前立て有りで！
襟と前立てと–
さて、
ココからが本番
襟型は、
写真が台襟釦を外して着ているので
留めたら恐らく同じ角度–
とういことの「レギュラーカラー」
ココもオマージュ！
セミワイドよりも
狭い開きの襟型ですね。
開けると
同じ雰囲気かと。
ただ、第二釦の位置がSHAMS独特なので
全く同じで無いのは
言わずもがな。
全て横穴！
前立ての
中央にグッと寄せたステッチが
ボタンホールにお構い無しで
グイグイと喰い込んでいるその様は、
大仰に言えば…
19世紀末に華開いた
イギリスのダンディズム–衣服としてのではなく
精神のダンディズム。
–それは、
徹底とした自己批判に裏打ちされた精神！
勿論、
それは"自虐"とは凡(おおよ)そ似て非なり
幾らか気高く、
矛盾と相剋がぎりぎりのところで調和を
求めている魂のゆらめき…。
今一度の考察で–
もしかしたら、
前立てのステッチを中央寄せにした時
ボタンホールに掛からないようにする為に
縦穴なのかもしれませんね🤔
100年前
コノ新型early centuryにも
標準仕様となりました。
100年前のシャツに実際にあった
背中中央にハギが入る
Tバックスタイル！
佳き仕上がりです。
職人さんによる手裁ちの賜物は
SHAMSのアイコンディテール！
っと呼ぶに相応しい–。
そして、
もう一つのアイコンディテール
2連グリカンもばっちり👌
コレも『失われた古の意匠』です…。
その古の意匠を携え通常よりも
長く取られた四角剣ボロ
から続く
手首の丸みに沿うように裁断された
ラウンドカフ。
そのカフに華を添える
3本タック！！！
コチラも併せて読んで頂けたらと
👇
生地はウエイトのある
デッドストックの麻100%で
年代不詳です。
生地の段階で水洗いしてますので、
縮みの心配御無用です。
因みにこの生地では
S×1,L×1の
超限定生産となります。
…ヒーローのマグショットから
インスピレーションを受け、
オマージュを込めて脱構築した
ちょっと違うシャツの完成です。
・regular collar shirt
"59640 LINEN"
early century fitting
LINEN:100%
size:36/S×1sold
40/L×1sold
price:¥30,000-(+tax)
Limited production
御注文お問い合わせは
shamsoftokyo@gmail.com