BGMを制作していて、
色々と面白い音色を作りたい時に
エレキギターのエフェクターの「アコースティックギターシミュレーター」が
欲しくなったのだが、
手持ちのIKのAmplitubeやNIのGuitar RIGに該当するエフェクターがなかった。



BOSS AC-3


BOSS AD-8


BOSSのAC-3やAD-8、あるいはマルチエフェクターにも
アコースティックシミュレーターが入っているが、
思えばDTMでは使った記憶がない。


元はロックなどのライブでエレキギター&ベースや生ドラムなどに混じって
生のアコギを演奏することは音量的にかなり難しく、
マイクで増幅するのもほかの音との被りが激しいため、
このエフェクターが開発されたのだが、
DTMではほとんど顧みられることはない。
(エレキギターの音を擬似的にアコギっぽい音にしてくれるエフェクターです)



IKのAmplitubeは結構何でも揃ってそうな感じだが、

意外や見つからない。

Amplitube3のストンプエフェクト色々


Amplitube3、追加パックのMETAL、Jimi Hendrix Editionなどは持っているけれど、
最近出ている細かい追加パックを全部買っているわけではないので、
ひょっとしたら探せばあるのかもしれない。


そもそも、擬似的にアコギの音を作り出すくらいなら、
DTMの場合はライブのような制限はないのだから
本物のアコギを使えばいいのだけれど、
あのチープなシャリシャリした音が欲しくて、
フリーのVSTを探してみた。



NUSofting DeepBoard

http://rekkerd.org/nusofting-releases-deepboard-beta/


NUSofting DeepBoardは32bitプラグインなので、j-brigeをかまして64bit化して使ってみたが、
なんとなくそれっぽい音になる。
(DTM環境が64bitオンリーの方はj-brigeを使うしかない)



フリーソフトとしては十分な出来だと思う。
有難い。


アコギを生録音するのが難しい環境にいる人にも
エレキギターをライン録音して、
NUSofting DeepBoardを使えばアコースティックシミュレーターとして使えるので
便利かもしれない。

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DTMマスタリングのやり方


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noveltechの「Vocal Enhancer」導入した。

noveltech「Vocal Enhancer」


エンハンサープラグインは山のようにリリースされているが、
文字通りボーカル専用と銘打ったエンハンサーで、
通常のエンハンサーとは異なり、かなりボーカルに適した設定を
細かく追い込んでいくことができるのが特徴だ。


最近作ったボカロ曲の「ごはんのうた」で初音ミクに使用してみたが
これがなかなか良かった。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21843095?mypage_nicorepo
【ごはんのうた】ニコニコ動画へのリンク


ほかにもエンハンサーはいくつか持っているのだが、
一番使いやすいと感じたのは
エンハンサーが掛かる周波数のレンジを調整できる点だ。

エンハンサーが掛かる範囲を設定できる。


エンハンサーの周波数レンジを調整して、
高域だけに輝きを与えたり、
高域は抑えて、中域のみをエンハンスしたり、
といったことをイコライザー感覚で行えるという点が
非常に繊細な表情を持つボーカルに適していると感じた。


ローは1kHzからハイは20kHzまで設定できるので、
女性ボーカル(初音ミク)ならおおよそ3倍音あたりから
エンハンス効果を細かく設定できることになるが、
ミクの丸みのある可愛い声にもうちょっと「張り」や「高域の輝き」を与えたいときには
ピッタリかもしれない。


メーカーデモのMP3は人間のボーカルに掛けているが、
これもなかなか素晴らしい感じだ。

http://www.miyaji.co.jp/MID/product/noveltech/Vocal_Enhancer.php
メーカーページ


ほかにもここが良かったという部分を紹介したい。



まずFOCUS FREQUENCYのパラメーターでは、
一番エンハンサー効果をフォーカスしたい部分を設定できる。


〇kHzあたりに焦点を当ててエンハンサーを掛けたい、
ということが出来る。
これも重宝した。


ENHANCEMENTのパラメーターで
エンハンサーの強弱も微調整ができるので、
フォーカスする周波数と全体的な効果のバランスを取っていくことが出来る。


レゾナンスとフィルターの切れを調整


またエンハンスされる箇所のフィルターの切れ具合を
-12dB/octと-24dB/octで選択できる。


-12dB/octも-24dB/octもどちらも緩くすぎず、鋭すぎず丁度良い切れ味だ。


またフィルター部分のクセをレゾナンスで調整することも可能であり、
これはなかなか珍しい機能だと思う。



コンプも内蔵されている。


さらにエンハンス量に合わせて入力と出力のピークレベルが一定になるよう
自動でコンプレッションしてくれる機能も付いている。
これは便利。


総合すると、そんなにたくさんのパラメーターがあるわけではなく、
どちらかというと直感的に使えるプラグインだが、
人間にもボカロにも声に艶や輝きを与える素晴らしいプラグインといえる。



WAVES Aphex vintage aural exciter


以前はWAVESの aphex vintage aural exciterをメインで使っていたが、
こちらは細かい設定がほとんど出来ないヴィンテージタイプで
ヴィンテージな味が好みに合うなら良いけれど、
緻密な音作りをするならnoveltechのVocal Enhancerのほうが
ずっと便利ではある。


片やヴィンテージ、片や現代科学の最先端という感じで、
どちらも一長一短で好みの世界になるが、
求めている音に合わせて使い分けていけると
ボーカルのミックスには重宝するかもしれない。


Vocal Enhancerと銘打っているが、
実際にはギターやキーボードにも使えるので、
普通のエンハンサーと同じように使うことも出来る。


これは買って正解だった。
今後ともボカロ、人間問わず使っていきたいプラグインだ。


ヴィンテージと最新テクノロジーを上手くミックスしながら、
ミキシングやマスタリングを行うやり方が、
最近の自分の中の流行りになっている。


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ボーカロイド(初音ミク)の新曲です。
良かったら聴いて下さい。

【ごはんのうた】

画面サイズがおかしい方はこちらのリンクからどうぞ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21843095?mypage_nicorepo

【備考】初音ミク3作目です。
(やっとボカロに慣れてきた感じです)

【歌詞】

お米★大豆☆麦♪粟△小豆
全部おいしく食べよ☆彡

お米を食べると
勇気が湧いてくるんだ ホントさ(食べてね☆)
 
野菜を食べると優しい心が育つんだよ
食べ物は大事

お肉を食べると優しさが減る
魚を食べると知恵が付くんだ~

五穀野菜をおいしく食べよう
お米が一番ヘルシー
消化にいいよ しっかり噛んでね
さあ!おいしく食べよ☆

食べ過ぎるのは体に悪いよ
お腹は8分目がイイ~
「まだ食べられる」くらいで止めよう 
健康の秘訣なんだよ☆


お芋★大根☆葱♪茄子△トマト
牛蒡☆みんなで食べよ☆彡
 
ご飯を慎むと運がグングン良くなるんだホントさ
(試してね☆)

麦を食べてばかりだと陰気になりがちになるから
お米を食べよう

悪い食べ物を悪く食べると
不運と貧乏のフェスティバルだよ

だからご飯は8分目がいい 
昔の人は言いました
体だけじゃない心の材料
病気も良くなるよ☆

ごはんは僕らの人生を左右するほど大事

興味があればネットで調べてね☆
さあ!ググッってみよう!

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ボカロ通算4曲目、初音でミク3曲、IAで1曲だけど、
やっとボカロの扱い方に慣れてきました。

ボカロの良いところ、悪いところ、扱い方、人間との違いなど、
やっとわかってきた。


とりあえず10曲くらいは練習で作ってみようと思っているので、
取り組んだことのない曲調をあと6曲くらい作ってみたい。


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イコライザーは誰でも直感的に使えるプラグインであり、慣れてくると「どんな楽器」の「どのくらいの周波数」に「どんな楽器の音色」が含まれているのかがわかるようになりますが、なかなかイコライジングカーブを視覚的に確認できないヴィンテージタイプのパラメトリックEQが苦手という人が多いので、今回はQ幅について書いてみたいと思います。


現代のPC上で動くパラメトリックEQはイコライジングカーブを視覚的に確認できるものが多く、これのお蔭で初心者の人でもQ幅を視覚的に確認しながら使うことが出来ます。

 

WAVES H-EQ

 

 

 

 


T-Racks Classic Equlizer

 

 

Vienna  Equlizer


こういった現代のEQのメリットは何よりも、目でイコライジングカーブを確認できることです。パソコン上で動くプラグインエフェクトの恩恵とも言えるでしょうか。


ところが実機が存在するいわゆるアナログモデリングタイプのEQはEQカーブを目で確認することが出来ないタイプがほとんどで、アウトボードEQにもQ幅をグラフィカルで表示してくれる画面など当然ありません。

 

 

 

WAVES SSL EQ

 

 

 

WAVES SSL G-Channel

 

 

ABBEY ROAD TG 12412


概ね実機が存在するヴィンテージタイプのEQプラグインはQ幅そのものが設定できなかったり、出来ても数値で細かく設定できるのではなく、3~5段階くらいでQ幅を大雑把に設定できるものが多いですが、「目でカーブが確認できないと使いにくい」という理由でこういったヴィンテージタイプを敬遠する人も多いように思います。


やはり目でカーブが見えたら安心だし、直感的に使うことが出来るでしょう。


しかし、そういう選択の仕方で長年多くのエンジニアたちに愛用されてきたヴィンテージEQの質感、味をまるまる捨ててしまうのは勿体ないとも思えます。


もちろん現代的なカーブを目で確認できるタイプでもヴィンテージっぽさを残している素晴らしいEQもたくさんあるが、「目でカーブが確認できないと使いにくい」という理由でそのヴィンテージEQを使わないのは惜しいと言わざるを得ません。


この時にヴィンテージタイプの敬遠の原因の一つになるのがQ幅を目で確認できないことです。

 

 

 


SSLコンソールのEQの設定画面。


上の画像はWAVESのSSLコンソールのEQ設定画面ですが、フリケンシー(周波数)とゲイン(dB)はわかってもQ幅が非常にわかりにくいです。

「1,44」とか「0.92」とか「8,7」のように数値で指定してもいまいち自分が指定している周波数を実感しにくいですね。
 

 

Q幅が広いのか?狭いのか?どのくらい広がっているのか?が
目で確認できないと安心できないという人も多いかもしれませんが、これはQ幅の意味を理解してしまえば完全に「慣れ」の問題で
使いこなせるようになります。


というわけでQ幅の意味をちょっと整理してみましょう。


Q幅(バンド幅)の数値はとはブースト(カット)のピークから3dB上(下)の帯域の幅を指す数値を指しています。

 

 

 


例えば1000Hzを3dBブーストしたら、
そのピークの3dB下(ここでは0dB)のバンド幅の広がりを
数値化しているのがQ幅の数値です。

 


数値が大きいとQ幅が狭くて、数値が小さいとQ幅が広いくらいのことは多くの人が知っているだろうし、説明書などにもよく書いてあるが、ここからもう一歩進んで、さらにQ幅への理解を深めてみましょう。


実際にはちゃんとした数式があるですが、それは省略してQ幅の数値と広がりの関係のみを数値で考えてみます。


まずQ幅が「1,44」の時はオクターブのバンド幅を持っている
というのを基準で覚えましょう。


2オクターブなら半分の「0.67」、半オクターブなら2倍の「2.9」です。
 

 

 

 

Q幅「1.44」時のバンド幅のイメージ図。


上の画像では1000Hzを3dBブーストするとオクターブ上の2000Hzあたりが0dBになり、オクターブ下の500Hzも同じく0dBになっています。

 

 

 

Q幅「0.67」時のバンド幅のイメージ図。

 

Qの値を1.44の半分の0.67にすると影響するバンドは中心点から上下2オクターブになるので、1000Hzのオクターブ下の500Hz、そのまたオクターブ下の250Hzで0dBになっています。

 

上も1000Hzの2オクターブ上は4000Hzなので丁度そのくらいですね。



こうやって考えると特に難しくないはずですしイコライジングカーブを視覚的に確認出来ないヴィンテージEQも頭の中で大体のカーブをイメージできるはずです。


もう少しQ幅の数値と番バンド幅の広さをまとめてみたい。


Q幅      バンド幅

115.4      1/80oct
57.7       1/40oct
17.3       1/12oct(半音)
2.9        1/2(半オクターブ)
1.44      1oct(1オクターブ・基準値)
0.67       2oct
0.40       3oct
0..267            4oct
0.182              5oct
0.127             6oct
0.089              7oct(概ねピアノの全鍵盤の広がり)


上の表はQ幅の数値とバンド幅の広がりを数値化したもので、私「1オクターブ=0.144」基準にして覚えると良いと思います。


どのくらいのQ幅を設定できるかはEQの性能によりますが、大体100~0.1くらいのものが多いです。(EQの性能によって数値は変わります)

Q幅      バンド幅
115.4      1/80oct


極端な数値ですが、Q幅が115.4で考えるとオクターブの1/80の狭さ、半音0.15個分の狭さになります。かなり限定的な狭さですね。



半音1個分の幅のみをピンポイントでブーストしたいならば
Q幅      バンド幅
17.3       1/12oct(半音)
なので、Q幅を17.3にすればOKです。


実際によく使うのは
Q幅      バンド幅
2.9        1/2(半オクターブ)
01.44      1oct(1オクターブ・基準値)
0.67       2oct
0.4        3oct
あたりの設定で、半オクターブの広さなら2.9、2オクターブなら0.67、3オクターブなら0.4と覚えておくと楽です。


Q幅      バンド幅
0.089              7oct(概ねピアノの全鍵盤の広がり)


Qの数値とバンド幅が頭の中で一致すれば視覚的にイコライジングカーブを確認できないヴィンテージEQも怖くないはずです。


また別の話になりますが、マスタリング専用EQだともっと大雑把にしか設定できない場合が多く、
WAVESのLinear Phase EQの場合は6.5(3度くらい)~0.65(2オクターブ)の設定までしか出来ません。

 

 

WAVES Linear Phase EQ

 


マスタリングでは過剰に帯域を破壊しないために、このようにQ幅が制限されているタイプが多いです。細かく弄りすぎると音像が崩れるからでしょう。


アナログモデリングタイプのEQはQ幅の設定が出来なかったり、出来ても大雑把にしか出来ないものがありますが、そういうタイプは最初から美味しいポイントを押さえていたり、あるいは適切な動作(ゲインに応じてQ幅が自動で変化するなど)をするものもあり、慣れてくるとヴィンテージタイプの味を上手く使えるようになります。

音色の面でも倍音が付加されるものもあり、有利な場合もあります。


私は普段WAVESのSSL channelを使うことが多いのですが、最初の頃は下の画像のように目盛の位置とバンド幅を画像データ化していました。

 

 

 

SSL channelのQ幅と数値の表。


わからなくなったら自分で作った表を見ればいいし、ずっと使っていれば嫌でも覚えてしまいます。そうなってくるとSSLの良さみたいなものがわかってくるので、使うのも楽しくなってきます。


 

WAVES SSL G channel


WAVESのSSLコンソールのようなタイプはEQカーブが見られないという意味では使いにくく、また単純な性能としても何でもありの現代的なプラグインよりも出来ることは少ない場合があるけれど、こういうタイプの方がミックスが上手くいくことが多いです。


もちろんこれは私の場合がたまたまそうだというだけであって、全員に当てはまるということはないと思います。



昔のエンジニアさんはみんなこういう「カーブが見えない」タイプでやっていたわけですし、TGシリーズやSSLシリーズは慣れてくると、普通に使えるようになるので、現代的なEQばかり使ってミックスしている方で新しい方向性を模索している方にはお勧めの方法です。


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DTMマスタリングのやり方
 
 

(初心者向けの作曲導入本です)

 

 

「作曲基礎理論~」の誤字脱字(9月分)の改訂が出ています。

先月以前に関してメールを頂いた方には
既に個人的に今回の分をお送りしております。

また既にDLsite様に最新版がアップロードされておりますので、
再ダウンロードして頂くことが出来ます。



画像などの差し替えもありますので
現在お読みくださいっている方は出来れば
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http://www.dlsite.com/
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