中島 未月 さん著
夜の
まんなかで
空をあおぐ
遠い国の
空 を思う
旅するみたいに生きてもいい と思いながら
今日にしがみつかなくていい と思いながら
中島さんの、だから優しく、と空が言う より・・・。
初めて、中島さんを知った本。
やっぱりとても好きな言葉が、一杯散りばめられている。
私の場合、遠い国の空ではなくて、
少し遠いけど、繋がっていると信じられる人のいる 空。
体は離れていても、心はずっと傍にいる。
初心な子供みたいな純粋な心で、思い合える人。
自分の幸せより、相手の幸せを願える人。
今はまだ、旅するみたいには生きられない。
色んな事が、私の足枷となっているけど、
もう少し、後もう少ししたら、
もう、自分の事だけを考えて、生きてみたいと思う。
その日まで、心だけ彼の元に旅させて、空を駆けよう。
同じ月を見ながら、
同じ雨に打たれながら。
体の温もりは届かなくても、
心はちゃんと繋がってるから、
今日も、夜の真ん中で、同じ空を見ていよう。