私を上部だけでしか知らない友達は、私を羨ましいと言う。


結婚して長いのに、旦那さんと一緒に外食して、仲良くて羨ましい。

(たまには一緒に行かないとうるさいから、だけなのに。)


子供に手を掛けなくて済んで、好きな事が出来て羨ましい。

(旦那さんの子供を欲しいと、思えなかっただけなのに。)


仕事はバリバリして、良いお給料も貰ってそうで、羨ましい。

(父の借金で長い間苦しんだのに。)


ブランド物も自由に買えて、羨ましい。

(以前はお金で置いてると、全部持っていかれたからだけなのに。)


そして、どこで聞いたのか、若い恋人がいて羨ましい。

(もう、全然若くないんですけど 笑)


弥生って好きに生きられてるよね。

締め括りはこの言葉。


そんなに羨ましいなら代わってみる?と、言いたい。


仕事でトラぶったら、夜中まで缶詰になるし、

スタッフに約束反故にされたら、謝りに走らないといけない。


繁忙期は、朝まで寒い倉庫で、力仕事もするし、

飲みたくない相手の、お酒の付き合いもしなければならない。


義母に毎月数万のお小遣いをあげ、家の支払いに頭を痛める。


親戚付き合いもこなすし、

高齢の父の面倒も見なければいけない。


毎朝5時には起きて、お弁当と、夜の食事の下ごしらえをする。


旦那さんのわがままや、派手な遊びにも目を瞑って、

やっと逢える彼との時間を、作るのにも苦労して。


中に入ってみると、全然、思ってる事とは違うんだよ。


でもね、私は自分を人より不幸だなんて思ったこと無いよ。


だって、今こうしてちゃんと生きてるもん。

美味しいご飯も食べられるし、大好きな彼の声も聞く事が出来る。


幸せなんて、羨んで手に入れるものじゃないでしょ?


自分の出来る事を頑張るしかないと、思うんだけどな。


だから、私の隣のお家の芝生は青くなんか無いの。