熱砂




灼けつく 砂と石の町横切る影
何度もみかけた
かげろう 冷めゆく大地をつつむころ
その腕とらえた

さあおまえ どこから来たのか
かげろうの衣装は 遠い異国をにおわせる

ゆらめく炎の踊り子
ひかりの刃 夜の闇きざむ
眠った心を切り裂く鈴の音
響くよ宴

さあおまえ 顔を見せて
金の杯につがれた 琥珀の水を飲み干せ






さあおまえ よその国の話を
もっともっと神秘を 話して聞かせておくれ

飽くことなき旅へのあこがれに
広げた腕 天に高く融け

私は目を閉じ想いはせる
ずっと遠い旅の果て 遠い旅の果て







(無断転写、無断使用禁止。ミルククラウン)