【New Arrival 🎶🇨🇿🚢🇯🇵

チェコ共和国からP118P1ビーチ艶消モデルが新入荷!外装は乳白色のブナ材、オーダーから日本到着まで6ヵ月待ちました♪

お客様からも早速試弾のご予約、弊社の技術に信頼をお寄せくださり誠に有難うございます😊

 

PETROF P118P1 Beech Satin FInish

イタリア製ピアノベンチは近日入港予定・・・🚢

 

壁には1912年のプラハの写真、まだ創業者アントニーン・ペトロフが生きていた時代です。そんな由緒あるチェコの名器をこうして日本の皆様にお楽しみ頂いている日々に歴史ロマンを感じます🏰

 

お客様と同じく、店主自身も欲しいと思えるクオリティまで整備しているのが専門店のこだわり。ユーザーにとってかけがえのない楽器を一台一台大事に提供しています。

 

そのために必要不可欠なのがプレップアップ(精密調整)、その風景を公開しているのも弊社のポリシー。言葉だけでなく確かに作業している様子をご紹介することでお客様に安心もお届けしています😊

 

まずはピアノのクリーニングから開始!チューニングピンを1本ずつ磨いていきます。

 

こちらはビフォー、2か月かけてコンテナ船で輸送されるため新品でも曇っています。

 

アフターがこちら。各チューニングピンが輝いています✨

 

アクションを外して同様に弦もクリーニング✨一般のお客様の目に触れないところでピアノ店の技術と意識の差が現れます。

 

鍵盤後部の真鍮製キャプスタンスクリューもクリーニング✨アクションへの力の伝達が滑らかに👍

 

鍵盤をすべて外して内部の木屑など綺麗に掃除していきます。以前は調整はおろか掃除すらなされず販売されていたことも...。それも専門店を立ち上げた理由のひとつです。

 

キーピンをひとつずつクリーニングすることで快適な弾き心地に。

 

鍵盤の高さ、深さを調整するためのパンチング紙も規格を統一。専門店としてピアノ技術者が作業し易いように手間をかけてプレップしています。これも同業者が支持してくださる理由のひとつです。

 

フロントキーピンの角度も修正。細かい作業の積み重ねが大事。

 

鍵盤を戻す前にキーホールをブラッシング、残った木屑を掃除して除去。

 

鍵盤遊びを一鍵ずつチェック&調整して鍵盤調整が完了。

 

続いてアクション調整、入荷直後はハンマーの間隔が乱れています。

 

ハンマーと弦の接点を確認しながら正確なポジションにスクリューで調整します。

 

ハンマーの進行方向をのり紙で修正。地道にハンマーの間隔、角度、進行方向を整えていきます。

 

ハンマー先端が正しいポジションで打弦。綺麗に整いました👍

 

ハンマー調整を終えたら鍵盤の高さ&深さ調整。まずはキャプスタン上下調整。鍵盤の力がアクションに100%伝わるようロスをなくします。

 

バランスキーピンの前後位置も正確に修正します。

 

まずは白鍵の高さから。パンチング紙を抜き差しして調整。

 

定規はもちろん白鍵レベルに視線をあわせて僅かな凹凸もチェック。

 

黒鍵も12mmで正確に均していきます。

 

鍵盤の深さは10mm、同じくパンチング紙で調整します。

 

強弱、トリル、連打の演奏表現に影響するハンマー接近調整。0.5mm単位で精密にセットしていきます。

 

バックチェック、ブライドルワイヤーなど専用プライヤーで適切なポジションに調整。

 

ハンマーなどアクション各パーツの間隔、角度が綺麗に揃いました!

 

この日はここで作業をいったん終了、続きは翌日に・・・

 

作業を再開!まずは鍵盤の高さ&深さの微調整から。作業を重ねることで精度も上がります。

 

ハンマーストップ調整、弾き心地に一体感が生まれます。

 

ダンパーのチェック後に調律。新品のためA=443Hzにセット。

 

そしてハンマー整音、硬い箇所には針刺し、柔らかすぎる箇所はフェルトを引き締めてハンマー弾力性を揃えていきます。

 

そして3弦合わせ、ハンマー先端が3弦と同時に触れるよう慎重かつ緻密に微調整。音に輪郭が宿ります✨

 

ハンマーフェルトの針の痕跡や毛羽立ちを整形。艶っぽい音色に...✨

 

こうして手間と時間をかけてプレップアップ作業完了!

 

光の射し方で変わる木目の表情。鍵盤も美しく均されています👍

 

ビーチは日本ではブナ材と呼ばれています。北欧家具を想わせる木の温かさ、和洋どちらの空間にもフィットします✨

 

あとはイタリアから特注ベンチの入荷を待つばかり🚢

 

一部の高級メーカーを除き、工場出荷したピアノはほとんどが規格を満たしているだけの「半製品」。ペトロフピアノもここまで手を入れることで一流ブランドに引けを取らない「楽器」に仕上げられることを10年かけて示してきました。これだけのファン&ユーザーが支持してくださるのがその何よりの証明です。

 

 

PETROF P118P1 Beech Satin Finish

Discacciati Piano Bench Mod.105

そしてイタリアから専用ベンチが到着、ペトロフ社推奨のディスカチャーチ社製をご用意しています♪

 

光の射し方で表情が変わるのも木目ピアノの愉しみ・・・

 

ぜひ皆様もご自身だけのチェコ製ピアノを手にしませんか?

ピアノプレップはPETROF社とともに全面的にサポートいたします!

 

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