【New Arrival】
チェコ共和国から新たに入荷したペトロフP118D1モデル、和の空間にも合うウォルナット艶消&スマートな猫脚です
PETROF P118D1 Walnut Satin Finish
ペトロフ特有の落ち着いた艶消しのウォルナット外装、そして貴族的なセンスを感じる猫脚は隣国オーストリア譲りでしょうか🇦🇹
A.Dvořák/Humoresque,Op.101,No. 7 played on a P118D1 Walntut Satin Finish
先にプレップアップ後の音源をご紹介!今回はチェコの偉大な作曲家ドヴォジャークのユモレスク。軽快なタッチ&ボヘミアの抒情的な響きが感じられるピアノに整えました🎶
演奏中ビールを飲みながらチェコ鉄道ČDに揺られた情景を思い浮かべた店主🍺🚞😌
チェコのローカル線「チェコ鉄道 (České dráhy)」の車窓から。PETROF社のあるフラデツ・クラーロヴェーからプラハまで2時間ほどの鉄道旅。
車内販売で社会主義時代に生まれたチェコ版コーラKofola、
さらに人気のチェコビールBudějovický Budvar🍺を購入👍
個人的にコフォラはコーラよりドクターペッパーぽい??
そしてブジェヨヴィツェ・ブドヴァルはそう、あの銘柄バドワイザーの語源。美味しいと評判のチェコビールをバドワイザーは実は真似ました。(味は全然違う💦)
ドヴォジャークは元祖「鉄道オタク」、最新機関車の製造番号を弟子に調べさせたという逸話も。。
工業的なクオリティは同じく隣国ドイツに影響を受けるチェコ製品。高級ブランドとも遜色ない素材だけに「プレップアップ(精密調整)」が楽器としての鍵を握ります。
まずは内部のクリーニングから開始!
チューニングピン&弦を綺麗に磨きました✨
一弦ずつ真鍮棒で駒打ち、密着させます。
88本の鍵盤をすべて外してキーピン磨き。円滑な弾き心地を作ります。
キーピンの角度も定規をあてて細かく修正。
ブラシでキーホール内の木屑を掃除します。
鍵盤後部のキャプスタンスクリューを研磨✨
鍵盤、アクションを搭載してハンマー弦合わせ。
キーピンの前後位置も細かく調整。
鍵盤高さを定規でチェック、凸凹を均します。
鍵盤の深さは10mm、パンチング紙で整えます。
トリル、連打に関わるハンマー接近調整。0.5mm単位で精密に。
ハンマーストップ位置を調整、弾き心地に一体感が生まれます。
調律、針刺し整音後にハンマーフェルトを整形。
3弦合わせ、各弦とハンマー先端が同時に接するように微調整。pppの発音に輪郭が宿ります。
最後にハンマーフェルト表面を綺麗に仕上げて完了!
美しく整ったアクション&鍵盤、もちろん音も😌
鍵盤蓋&パネルを装着、美しい木目です🌳
しっとりと落ち着いたウォルナット材、英国では17世紀初頭から高級家具に広く使用されていたそうです。
ペトロフP118D1ウォルナットサテン(艶消)モデル
専用ピアノベンチはイタリアから現在航海中...🚢
ペトロフ社工場担当者の話によると、「艶消モデル」は日本を除く海外からの注文はほとんど無いとのこと。
日本のピアノ愛好家には素朴な木の響き、侘び寂びを想わせる外観が共感を誘うのかもしれません。
到着したPETROF専用ピアノベンチとともに👍
オーダー、製造、日本に輸入されるまで通常モデルより時間が掛かる艶消の希少なPETROF、皆様のご試弾をお待ち申し上げます😊
ペトロフピアノ専門店&輸入元
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