お待たせしました!
18世紀ヨーロッパの宮廷文化で一世を
風靡したロココ様式のP118R1モデル、
プレップアップが完了しました♪
Französische Suiten Nr.5 G-Dur BWV 816
ロココ様式はルイ15世のフランス宮廷から
始まったので、ここはフランスとかけまして
J.S.バッハ『フランス組曲』で試奏しました。
小型アップライトでもトリル入ります(^^)
マットな白色が基調、古びた雰囲気に
塗装された金色のオーナメントが優雅、
イタリアDiscacciati社製ピアノベンチも
特注で2種類ご用意、あなたの好みは
どちらでしょうか??
気になるペトロフP118R1 Rococoとの
コーディネートは記事の最後で...。
まずはプレップアップの模様を公開!
チューニングピンをクリーニング、
そしてアクションを外しました。
キャプスタンスクリュー先端を磨いて
滑らかな弾き心地を作っていきます。
(右がビフォー、左がアフター)
鍵盤も外してキーピンをクリーニング、
弾き心地をつくるには土台から。
フロントキーピンの角度を修正します。
鍵盤を戻す前にキーホールに残っている
木屑をブラシで掃除、工場から出荷した
新品ピアノはチェックが必要な工程。
バランスキーピンの前後位置を調整。
均し定規と様々な厚さのパンチング紙で
白鍵、黒鍵の高さを平坦に均します。
均し作業が終わった状態、鍵盤レベルで
横からみると一枚板のように綺麗です。
鍵盤の深さもパンチング紙で調整、
深い状態を正確に10mmにセット。
ハンマーと弦の合わせ作業もOK、
弦との接点、間隔、角度を正しく。
ハンマー接近調整、pppを表現しやすく
トリルを弾きやすく精密に整えます。
ハンマーストップは15~13mmで調整。
ダンパー動作、掛かりをチェック。
新品のためA=443Hzで調律を実施。
硬い音質のハンマーフェルトに針刺し、
適度なクッション感をつくることで音の
強弱を奏でやすい弾力に整えます。
最後に3弦合わせを実施してハンマーの
フェルト表面を綺麗に仕上げて完了!
プレップアップが完了したP118R1、
内容も外観もまさしく「楽器」に...。
あらためてロココ・モデルの外観を、
古き佳きヨーロッパの薫りを醸します。
PETROF P118R1 Rococo Model
Discacciati Piano Bench Mod.110
with Azzurro Velvet seat.
イタリアカラーの「空色」のシートで
特注したピアノ椅子、装飾部には
ロココ本体同様にカラーリング♪
PETROF P118R1 Rococo Model
Discacciati Piano Bench Mod.110
with Oro Velvet seat.
こちらは「金色」の特注シートです♪
落ち着いた金色と白でコーディネート、
文字通り「白金」モデルです(^^)
購入の際はどちらかお好きなピアノ椅子を
付属サービス、朗らかに歌うような音色と
美しいフォルムで空間を彩りませんか?
ご試弾を楽しみにお待ちしています♪