30歳でピアノを辞めて起こったこと

●30歳でピアノを辞めて起こったこと

30歳のトキ、ピアノを辞めてみたくなって、他の仕事についていた時期がありました。

生まれてはじめての解放感！

ずっと音楽の世界にいたので、周りに音楽や教育関係の人間関係しかなくて。

それが窮屈で。　

「ピアノの教室ってたくさんあるし、自分が苦労してやらなくても　いんじゃない？」

な、発想でやめてしまった。

電子ピアノは持って出たものの、電子ピアノでは向かう気になれず　『趣味』にさえならなりませんでした。

30年年近く、毎日弾いてきたピアノ。

仕上げの期限がなくなってしまったので、弾かなくなって・・

指がうごかなくなって

あっというまに　弾けなくなりました

早かったぁ

ブランクを後悔はしていないし、その間の経験は今に活かせているので　良い経験でした。

で、辞めてみて知ったことは、

○それまでは夜遅くまでレッスンがあって　行けなかった演奏会に行けるようになった。

○一般企業へ面接にいくと、ピアノを続けてきたことが評価される、ということに気が付いた。

○プレゼンにリズム感があって聞きやすい、と言われた。

○「ピアノが弾けるの～　いいなぁ」　と羨ましがられて、挫折した経験談をたくさん聞いた。

○ピアノが弾けることで重宝された。

○まっすぐで透明感がある人相をしていて　営業向き、と言われた。

○「うちの子、どうしたらピアノの練習をするようになるのかしら？」の相談をたびたび受けた。

○30代で３回転職しましたが、希望する会社に100％の確率で社員として採用された。

結局、いい歳して　【自分探し】　のような経験をしてみましたが。

反対側に身を置くことで　気付かなかったことが見えたことが大収穫でした！

40歳で、わが子のためにピアノを再開することになろうとは考えていなかったのですけれど。

今は、この経験が役にたっているのです。