発表会やコンクール、大事な本番、いざ弾き始めて、

 

「うう、思うように弾けない!ピアノが言う事をきかないじゃないか!」

 

となって必死になって挽回しようともがいているうちに演奏が終わってしまった。

 

ということございませんか?

 

もちろん、緊張やアガリ、そもそもの練習不足など様々な要因があると思いますが、

 

メンタル面や演奏技術のことはピアノの先生方にお任せするといたしまして、

 

わたくしは自宅のピアノや普段練習するピアノついて考えたいと思います。

 

わたくし、ちょっと変わっているようでして、

 

今回のお話も、賛同者はわたくしの周りにも僅かしかいないので(笑)、

 

あくまでご参考までに適当に聞き流して頂ければ幸いです。

 

まず、発表会やコンクールのピアノが“きちんと調整された上等のピアノ”と仮定します。

 

あくまで“仮定”です。

 

対して私たちのピアノですが、

 

調律前でしたら、ある程度音程がズレてきているのは仕方がないとして、

 

ある程度弾きこんでいることから、ハンマーのフェルトは固くなってきており、

 

各音の鍵盤の動きにもバラつきが生じ、

 

簡単に言ってしまえば“持ち主のクセ”がついた状態になってきていると思います。

 

よって普段ご自身のピアノにはいろいろ不満やご要望もあることかとは思います。

 

しかし逆に、理屈はまた別の機会にするとして、

 

私たちのクセに少しずつ順応してきているのも確かで、誤解を承知で言いますと

 

お持ちのピアノは現状、“ある意味ではご自身にとって寛容で心地よい”状態にもあります。

 

そこで、発表の1ヶ月でも2カ月前でも良いので通常の調律に加え、

 

“整音”と“整調”を調律師さんにお願いしてみてはいかがでしょうか?

 

“整音”はハンマーフェルトを適度な弾力性になるように調整することで

 

“整調”は各鍵盤の動きにバラつきがなくなるように調整することです。

 

一口に“整音”と“整調”といっても、その内容は調律時にサービスで行ってもらえるものから、

 

部品交換や時間の掛かる作業を伴なう有料のものまで様々ですが、

 

「○○に発表会があるので、整音と整調をお願いします。」と伝えて、

 

演奏者の気持ちに沿って、前向きな姿勢で作業内容を丁寧に説明してくださる

 

調律師さんでしたら、安心してお願いして間違いないと思います。

 

またハンマーフェルトに針を刺したり、フェルトの表面を磨く簡単なファイリングでしたら、

 

調律時にサービスで行って貰えることもあります。

 

それだけでもガラリと雰囲気が変わることもありますので、

 

やってみる価値は十分あるとおもいます。

 

さて、調律によって音程がしっかりしたピアノはそれだけでも緊張感があります。

 

“整音”や“整調”の効果はいかがでしょうか?

 

以前にも増して気持ちよく弾けるようであれば言う事なしです。

 

そして、ここからが大事なのですが、

 

音が思うように“鳴らなく”なってしまった。鍵盤が重い、もしくは動きにくい。

 

このように感じられる場合もあるのですが、“これ”ある意味正解だと思います。

 

音程、各音の鳴り方や鍵盤の感触などのクセがリセットされ正常な状態になったことで、

 

これまで通りのニュアンスの打鍵では、これまで通りのニュアンスの音も鳴らなければ、

 

これまで通り鍵盤も動いてくれないこともあると思うのです。

 

音程が確かになったピアノではミスタッチに対しても神経がデリケートになりますし、

 

よく整えられたピアノで日々の練習をすることで、強弱、リズム、テンポのすべてにおいて

 

正常なバランスで打鍵する習慣が自然に身に付いてきます。

 

若い頃、プロのコンサートのピアノを調律をされている方にピアノを調整して頂いたのですが、

 

あまりに弾きにくくなってしまったので「なんてことするんだ…」と思ったものですが、

 

今おもえば、わたくしが良く分かっていなかったんだ…と恥ずかしい思いでおります(笑)。

 

猛練習されているのに本番が今一歩上手くいかない方、よろしければお試しくださいニコ