王妃の館 / 浅田次郎 | 趣味は読書です

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ひたすら読んだ本たちの記録


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思いっきり笑えて泣ける、人情巨編!
150万円の贅沢三昧ツアーと、

19万8千円の格安ツアー。

対照的な二つのツアー客を、

パリの超高級ホテルに同宿させる!?

倒産寸前の旅行会社が企てた、

“料金二重取りツアー”のゆくえは…。







面白かったです!!

さすが浅田次郎さん。

これだけ登場人物が多くても、序盤ですぐに

全員のキャラをつかませてくれます。わかりやすい。

貫一とミチルがいいですねえ。後は、クレヨンと近藤も。

玲子と戸川はどうなんだろう?

玲子ひどすぎません?言っていたことは、本当なのかな?

嘘だと信じたいです・・。


エッセイ を読んで知っていましたが、もう“笑い”が満載。

面白すぎます。笑えます。

この物語は、現代と、ルイ十四世とかがいた

大昔のフランスとを行き来するのですが、特に

その昔のフランスパートがめっちゃ面白い!

丁寧な言葉遣いが、逆にシュール。

こんな感じ。


一瞬の間を置いてから、まず宰相コルベールが

「トレビアーン」と呟き、拍手を送った。

それを合図に閣僚たちは、口々に

ルイ王のユーモアのセンスを讃え、

笑うというよりは驚嘆をあらわにしつつおごそかに笑う。

そして笑いながら、

ブルボンの栄光とルイ王の知性とを、

称賛し続けねばならないのであった。


“おごそかに笑う”って、ちょっと今後

使っていきたい言葉です。笑

後は

 

「どうやらわが子オーギュストが、

畏れ多くも一方的にいじめ奉っておるようで」


とか!

“いじめたてまつる”

って斬新!笑


フランスパートではやっぱり、マイエが愛しすぎました。

もう大好き!とても素敵な人です。

「愛されようとするな。愛するのだ。」

この言葉、刺さります。


やっぱり浅田次郎さんは、人間愛にあふれているなと

読んでいて感じました。

みんなそれぞれの事情の中で頑張っている。生きてる。

というのがこの物語の大テーマ。

まさに私が一番好きなやつです!

励まされる言葉もたくさんありました。


「あれこれ考えたってロクなことないよ。

思うようにならないのが人生なんだからね。」


後は、夜間高校の教師の言葉もよかったです。

「平和は無知な人間によって壊されるのだと。          

だから平和のために必要なものは、

真の教育と、それによって培われた豊かな教養である、と。」


「べつだん何の取柄があるわけじゃなし、だったら

自分のかわりに世の中のためになる子供らを

育てた方が早かろうって、

ずいぶん卑怯な考え方ですが。」


北白川先生のモデルは、誰なんだろう?笑

浅田次郎が描く作家ってすごい、

作家という職業を風刺してるような気がします。


いや~読みごたえがあったな。

良い読書ができました!                                                                                                                                                                                                                                        




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