「ハノン1番〜を弾き進めていくと、すぐに腕が疲れてしまうのですが、どこに気をつけて練習をしたらよいでしょうか?」
「生徒が疲れる、力が入るというときに説明できない。力の抜き方を教えられない」
という質問、お悩みを考えてみたいと思います。
2つめの「疲れる」のは、生徒さんはどこが疲れるのか?わからないのですが・・・
一般的にピアノを弾いて「疲れる」のは、腕(特に前腕の肘の近く)だと思います。
指をよく上げるとモコモコと動く筋肉です。
『ピアニストのためのカラダの使い方バイブル』P.27参照
上の写真の場所が疲れる場合は、「指を上げすぎ」が原因だと思われます。
(この筋肉は、指を上げる、伸ばすための伸筋です)
下の写真の場所が疲れる場合は、「弾くときに鍵盤を押し込みすぎ」が原因だと思われます。
(この筋肉は、指を下げるための屈筋です)
指は鍵盤の高さ以上に上げる必要はありません。
また、脱力ができたなら、指を上げなくても、重さを取り除くだけでいいですね。
”鍵盤は自動的に上がってくる” んですから。
鍵盤を押し込みすぎの場合には、鍵盤は1cmしか下がらないことを思い出しましょう。
なんなら定規などで1cmを確認してみてください。思っているよりも少ないかもしれません。
「鍵盤の底についた音」は音楽には必要ないですから、よく音を聞くことでも判断できるかもしれませんね。
脱力ができれば、この筋肉を使うことも激減できますよ。
もしも上腕(肩から肘まで)が疲れるなら、肘を使いすぎているのかもしれません。
(肘が上がる動きは上腕二頭筋とともに、三角筋が多く使われます)
音(曲)を弾いていくときに、「指先がリードして、腕、肘は後からついていく」と思ってみてください。
動き始めを指先からにすると、必要なだけの筋肉を使った動きになるので、疲れにくくなると思います。
生徒さんが力が入るということは、脱力して弾けてないのでは?と思います。
手っ取り早く教えるには「手首の動きで弾く」ことを教えてあげてください。
「手首が動いていいよ」というだけで、疲れることが軽減できますよ。
また、椅子をピアノから離して座らせてあげてください。
それだけでも弾きやすく、力が入るのが軽減できます。
根本的には、脱力して弾くことを教えてあげてくださいね。
著書でもピアノを弾く姿勢、脱力について詳しく説明していますよ。
ご参考になさってください。
導入講座 10月13日、11月30日です。
詳しくはホームページをごらんください。



