みなさまお待たせしました
(待ってないか。。
)
以前、好評を博しておりました、「お豆ピアニストさんご紹介」、
久しぶりに、その機会がやってきました

今回は、満を持してのご登場
のお豆ピアニストさん、ですっ




そう・・・
お豆ピアニストさん紹介♪第18回は、
のぶちゃんこと、金子信子さん


です
のぶちゃんは、私と継続勉強会2期の同期

からの~、ずっとお豆サロンメンバー


そして・・・
自称ジストニアの私より、とっても大変な、
ちゃんと診断を受けて、ご苦労されてきた、
筋金入りフォーカルジストニアの方・・・
だったのでございます
では、そんなのぶちゃんの自己紹介から、いってみましょう

のぶちゃんご自身による自己紹介♪
子供時代、ピアノとの出会い
米農家の娘として生まれ、遊び弾きが大好きで、
ピンクレディーの曲を歌い踊り、弾いて遊んでいました
当時習っていた先生はとても厳しくて、何度か間違うと叩く先生でした
怖い思いが強いせいか、その先生の顔は今もどうしても思い出せないくらいです
この時期に「先生の前ではちゃんとする」の初期設定がされたと思います
(
のぶちゃんは、真面目なのでね
私の先生も怖かったけど、そんな初期設定は入らなかったな~
)
でもその先生のおかげ
で練習し、その後も良い先生に恵まれて、
弾く機会を沢山いただきました。
(
そうですね、先生は怖かったけど、先生の後ろではもっとちゃんとしなかった私は、そのまま練習せず、あまり弾く機会もなかったです。。。
)
いわゆる真面目な子供だったのかなと思います。
(
「カチッとした感じ」は今もだよん
www)
仕事としてピアノを弾く日々
音楽教育学ピアノ専攻で大学を出た後、地元香川県の音楽教諭になりました

音楽コースのある普通科高校と特別支援学校高等部で、
可愛い生徒さん達と楽しい日々を過ごしました

(
そう言い切れるのが、のぶちゃんのお人柄だわ~
)
その後結婚を機に埼玉県に引越しますが、体調を崩したこともあり
、
教員の道を諦めて自宅でピアノを教えることになります

(
そこから、「金子ピアノ教室」が始まったのですね
)
当時小さなお子さんを教えたことはなかったので、
片っ端からセミナーに通い、そこで出会った学びと仲間は今でも宝物、教える仕事は大好きです

(
実は、のぶちゃんは魂の鑑定書を受けてくださいましたが、ホント、「教師」が天職
なのよね~
)
同時に演奏の仕事もいただきました
主に伴奏ピアニストとして、香川県では混声合唱団、埼玉県では主に男声合唱団、
合わせて20数年間、毎年の定期演奏会や合唱イベントのほか、
作曲家個展演奏会などに出演させていただきました
作曲家に直に聴いていただいたり、ご指導を受けられたのも大変貴重な体験でした。
もともと私自身、小中高大と歌ってきたので、そのお仕事はとっても楽しかったです

(
のぶちゃんは、学ぶことも大好き
で、着実に、ご自分のものにしていかれる方、です
)
大きな試練
40代後半、ピアノを弾く手の感覚が何か変だと気づきました

ピアノを弾く私達は、楽器からの振動を受け取り、
無意識レベルでその心地よさを感じながら演奏しています。
それが手指に感じられなくなっていました
練習不足だからかもと、さらに練習を重ねても元には戻りません。
今思うと、年齢的なこととオーバーワークが重なり、知らない間に無理をしていたのかも知れません
「絶対これは何かおかしい」と気づいた頃には相当進行していました
右手が強ばる、突っ張る、固まる、自分の意志とはまるで違う動き。
当たり前に出来ていたことがだんだん出来なくなっていきます。
病院で「フォーカルジストニア(局所性ジストニア)」という脳神経系の病気だと診断されました

ピアニスト、ギタリスト、ドラマーなど繊細な動きを繰り返す人が発症し、
西洋医学では治療法がまだ確立されていない疾患です。
まさか自分が罹患するなんて夢にも思っていなくて絶望しました
診断を受けた当時、毎年出演していた約1000人のお客様の前での大きな伴奏のステージを約1ヶ月後に控えていて、
関係者の皆さまに大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
その後半年くらいで、みるみるうちに小学生レベルの曲も弾けなくなりました




その時期の手指と身体の感覚は思い出すと今でも気持ち悪くなります。
ごく簡単な音階でさえイメージする動きと実際の動きが違うので、
頭が混乱してまともに弾けず涙する日々。
いったいどうやってピアノを弾いていたのか分からなくなりました
ありがたくいただいていた演奏の仕事は全て手放し、
しばらくは片手で生徒さん達へのレッスンをしながら、
どうやって治していこうか…と、もがく日々が長く続きました。。
出会い、そして回復へ
沢山の先生のお世話になりました
今でも複数の先生の元でリハビリ中です
舘えりな先生を見つけたのは、全てのリハビリを中断せざるを得なかったコロナ禍のネット上。
99.99%の人が知らない本当のピアノの弾き方
なんだこれ
フォーカルジストニアの方もいらっしゃるのかな…
そしてよくわからないまま、半年間のオンライン継続勉強会に申し込みました


今思えばあの時思い切って良かったです。
(
実は、真面目で「一見思考型」ののぶちゃんは、直感の人
なのです(笑)。
その継続勉強会2期で、私はのぶちゃんと同期になりました。
私も、ジストニア症状で困っていて、「なにか一つでも得るものがあれば・・・」というノリで、申し込ましたが、
あれで、人生が変わりました
)
数年過ぎた頃、ふと症状を感じなくなる瞬間が訪れました
「これはどういうこと?」他にも沢山の治療やリハビリを試しているので、
何がどう繋がっているのかは自分でもよく分からないのですが、
現在はほぼ症状を感じないくらいにまで回復してきました


えりな先生は私にとって恩人です
人に対して壁を作らない方で、えりな先生を知らないままだったら、出会わなかった先生もいらっしゃいます

そして回復にもっと時間がかかっていたでしょう
こうやってまたステージに立とうと思える日がくるなんて奇跡のようです。
サロンメンバーの皆さんを含め、これまでお世話になった全ての方に感謝します。
今回はソロで弾くのをまだためらっている私に「連弾で一緒に出よう
」と、
砂川純子さんが誘って下さいました。
(
ラブリー純子りん
、ですね。
ラブリー純子りんについては、こちら:)
とてもありがたいです

(
いえいえ、のぶちゃんが居るだけで、先生に見守られているような気分
になります~
いつもありがとうございます
)
------------
ここまでが、のぶちゃんご自身に寄る自己紹介となります
そう、のぶちゃんは、サラッと書いてらっしゃいますが、
ジストニアで本当に苦労されたので、「弾けるよ
」と明るく言うえりな先生に対し、
出会った当初は何やら半信半疑・・・なのでございました
でも、お豆奏法を知って、いろいろされていく中で、
ご自身の雰囲気も変わっていかれ、人生経験に裏打ちされたなんとも言えない優しさと柔らかさで、
今では、サロンの中で「東の貴婦人
」と称されるくらいの、女っぷり
なんでございます
のぶちゃんへのその他の質問コーナー♪
Q1)好きなもの(こと):
ぼーっと過ごすこと
ぼーっと立つこと
ぼーっと座ること
気持ちよく寝ること
気持ちのいい景色の中で過ごすこと
花を生けること
生の音楽を聴くこと
食材を生かした美味しいお料理を楽しむこと
人の笑顔を見ること
生徒さんとの会話
家族と過ごす時間
Q2)喜びポイント:
田んぼに苗が並んでいるさま、苗が育って緑がどんどん増していくさま、カエルの鳴き声、田んぼの匂い、黄金色に実っている稲
。
子供時代は当たり前に見ていた景色です。
本来、一番の豊かさってこういうことかも知れないなと、故郷を離れて気づきました
Q3)趣味:
いけばな(しばらくお稽古に行っていませんが、小原流)
Q4)お豆奏法についての、のぶちゃんの「推しポイント」をあげてください。
音が美しいこと
身体が心地よいこと
Q5)のぶちゃんは長年、フォーカルジストニアで苦労されたと聞いておりますが、今、同じジストニア症状で悩んでらっしゃる方に、何を伝えたいですか?
(
ここから、のぶちゃんの経験に裏打ちされた、熱い思いが語られています。必要な方に届きますように・・・
)
もしかしたら自分はフォーカルジストニアかもと思われた方へ
痛みはないのに手指に今までにない違和感を感じる、練習不足ではないのに上達が全く感じられない、もしかしたら…と思われたら↓
①身体のチェック
脳の別の病気が隠れている場合もまれにあるそうなので、まずは病院へ
そして身体のプロに診ていただきメンテナンスを。
私は長い罹患期間で左右のバランスが大分変化していました
②心のメンテナンス
フォーカルジストニアに限らず世の中の多くの疾患は自分が引き起こしてると思います。
(
ほんと、それ
病気が重症であればあるほど、生活を変える必要があるなぁ~と、いろんな方を見てきて、思います。)
自分に向き合うことは大切なこと、特にこの疾患は否が応でもガッツリ向き合わされます

私もそうでしたが、自分の意思通り、イメージ通りの動きができなくなると欲求不満が高まり、精神的に不安定にもなる方もいらっしゃると思います。
③奏法の見直し
お豆奏法はいわゆる世の中の正しいとされているやり方とは真逆のアプローチで、
手の形や指の動きにフォーカスしないので、まず気持ちが楽になりました
またいくつかのボディワークも全身の繋がりを思い出せて良かったです。
あるべき本当の弾き方は身体が知っています
この3つは別々のようでいて実は繋がっているので、バランスをとりながら同時進行、が理想だと思います。
私は今50代ですが、80歳、90歳になっても健康でピアノを弾いていたいです。
全ての方が心身ともに健やかにピアノが弾けますように願っています。
(
できるよ
今は「貴婦人」だけど、そのうち「貴腐ワイン」になって~


)
Q6)お豆サロンについて、一言:
他にはないコミュニティだと思います
これはえりな先生のお人柄によるもので、アーティストとしてのストイックさ、
チャーミングさや人懐っこさ、明るくみんなを引っ張り上げるエネルギーの高さetc、
それらに魅了されてどんどん仲間が増えています
お互いをニックネームや「ちゃん」づけで呼び合っているのも楽しくて、
他のコミュニティで同じ方を「〇〇先生」と呼ばなければいけない場面ではドギマギします
またメンバーのなかには特定分野の専門家や超個性的な方達(みっちゃんは群を抜いてぶっ飛んでる方の一人
)、
年代・性別もさまざまな方達が集まっていて、とても刺激的です。
(
みっちゃんは、どうやら私のことらしいですが、もはや「普通」がわからない。。。
)
Q9)のぶちゃんが、最近興味を持っていることは何ですか?
ボディワークです
毎回いろんな気づき
があります。
金子信子さんへの連絡先
のぶちゃんは、埼玉県川口市でピアノ教室を主宰されています。
HPなどはなく、唯一公開・募集しているのはピティナ(全日本ピアノ指導者協会)の教室紹介サイト、だそうです
それでも、のぶちゃんのお人柄か、すでに満席だそうで・・・
(
2025年2月現在満室、既存生徒さんからの紹介以外は受付停止中、お問い合わせ下さりお待ちいただくことは可能です、とのこと。)
ピティナの、金子ピアノ教室の紹介ページはこちら
:
facebook:
「たまに近況などを綴っています。奏法以外の治療やリハビリについても書いています。」とのこと
金子信子さんのお豆コンサート出演情報♪
そんなのぶちゃんは、2月と4月にコンサートにご出演される予定です


のぶちゃんの音はとても綺麗です

皆様、是非足をお運びくださいね
第17回戸田音楽祭“あなた”が創るコンサート「癒しの音を感じるコンサート」
2025年2月23日(日)開場14:00 開演14:30
戸田文化会館 多目的ホールA
入場無料 要事前申し込み


2月戸田コンサートの事前申し込みはこちら♪
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ここから、4月の埼玉でのコンサートのご案内です
彩の国さいたま芸術劇場小ホール、円形のホールで、
舘えりな先生をはじめとするお豆ピアニストたちと、
舘えりな先生のお嬢さんで、これから世界的バレリーナになる予定の、
YUKINOさんとのコラボコンサートが開催されます
お豆奏法が世界へでていく第一歩となる、記念すべきコンサート
になる予感が、
私はしています
埼玉の方は、ラッキーですよね
でも、埼玉じゃなくても、関東圏の方や、その頃に関東に行かれる機会のある方は、ぜひ足をお運びくださいませ


そろそろ、お豆奏法も認知が高まってきました


楽にチケット取れるのも、今のうちですよ~
(そのうち、取れなくなるからね~)
お豆ピアノの世界(Piano Ballet special concert)
2025年4月13日(日)開場13:20 開演14:00
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
プレミアムシート5000円 一般3000円 当日券3500円


4月の彩の国さいたまでのお豆コンサート、予約のお申込みはこちらまで!
↓↓↓↓↓
※みなさま、ぜひ、のぶちゃんのお豆の音を聴きに、感じに、2月と4月のコンサートにいらしてください


のぶちゃん、これからもよろしくお願いします
ラブ

◯お豆奏法の、最新情報はこちらから

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