あたりまえを増やす | あんなこと、こんなこと。

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息子は凸凹ピアノ男子&NO塾(市販教材のみ)の公立中/学校のこと、ピアノのこと、読書のこと

バイト先で暴力事件を起こした

主人公・円人(えんと)

 

指導委託先の煙火店で

花火師になることをいつしか夢見る

 

 

 

 

 

俺みたいな存在が

受け入れてもらえるのか

 

 

そんな円人に

委託先の主人が掛けた言葉が

印象的だった

 

 

 

メシを食うとき、手を合わせていただきます。それ、こんなちっこい子どもでもできることだよな。でもそれができない、っていうか、あたりまえのことをしなかったり、忘れているやつもけっこういるんだよ。

(中略)

おれは人を見るとき、あたりまえのことができる人間かどうかを一番に見るようにしてる。あたりまえのことを、あたりまえのことができる人間は、これからもそうやってあたりまえを増やしていく。増やしていける人間だと思ってる。

p.150

 

 

 

「あたりまえ」を増やしていける人間

 

そんな大人に息子もなってほしいなと

思って育ててきているのだが

最近、息子から「あたりまえじゃん」

というセリフを聞くことが増えた

 

例えば

〇〇片付けておいて~とか

◇◇忘れないでね~といった直後にである

 

 

先日も学校最終日の朝に

「上履きを忘れないでね」と声をかけたら

「あたりまえじゃん!!」と返ってきた

 

 

結果は

やっぱり持って帰ってこなかった泣

 

 

 

 

 

現代っ子の「あたりまえ」の認識が

昭和世代と違うのであろうか

 

それとも息子の「あたりまえ」が

次元を超えた先にあるのか

 

「あたりまえ」とは、なんなのか

 

ふと分からなくなった今日この頃である

 

 

 

 

 

 

息子と読んだ いとうみくさんの作品たち