ついに!!お店に遊びにいらしてくださいました
取材でも、講演でも、そして世界的巨匠を前にしても全く動じることのない横山ですが、
横山が常々持ち歩く「お店で演奏してほしい演奏家メモ」にはかれこれ12年以上、
先日、当店に遊びにいらしてくださいました。ブログでご紹介して良いものかと自粛していたところ
久元祐子さんのブログでご紹介頂き大変光栄です。
「先生はやめてくださいよ」とにこやかにお話される久元祐子さん。
にこやかで柔らかなオーラを放つ祐さんの、
一体どこがそんなにお声掛けしにくかったのだろうかと謎に思ったのですが、
ひとたび久元さんの演奏を聴いてすぐにわかりました。
何年ぶりかに聴く、魂を揺さぶられる独特のゆらぎ。
もうこの世では聴けないだろうと思っていた、夢のような音色。
デームス先生が降りてきたかのようで、思わず涙が出そうになりました。
(↓タローネのグランドピアノを弾く久元祐子さん。横山ペテロが、
イエルク・デームスさんから譲り受けたピアノのひとつ)
(↓デームス先生の絵の前で、並行弦のエラールを奏でられた久元祐子さん。
こちらも横山がイエルク・デームスさんから譲り受けた1台)
(↓当店と関わりのある方にはおなじみのブリュートナー創業50年記念モデル ジュビリー。
こちらも横山がイエルク・デームスさんから譲り受けた1台)
ご存知のとおり、久元祐子さんはベーゼンドルファー・アーティストの称号を持つピアニストでもあり、
ウィーンをはじめ世界的な活躍をされています。オリジナル楽器でも数多く演奏され、
ご自身でも様々な歴史的な楽器を所有されています。
タローネ、エラール、ブリュートナーはそれぞれ方向性の違う楽器で
音色もタッチもかなり違うのですが、それぞれの楽器の音色をごく自然に引き出して
楽器に合う曲を次々と奏でられていました。
とくに並行弦のエラールがこれほど素敵な音色で歌ってくれる楽器であることを忘れていました。
楽器たちがみんな、喜んで歌っているようでした。
横山ペテロ:「先生、このショールームでまた弾いていただけませんか」
久元裕子さん:「はい、喜んで弾かせていただきます」
夢ではありませんよね?!
嬉しすぎて、頭の中はリオのカーニバル状態
数日経った今もまだウキウキしています。
今回は、横山がピアノに手を入れる時間がないまま先生をお迎えしてしまい申し訳ない思いでしたが、
コンサートの時にはしっかり手を入れて、先生をはじめ皆さんにも喜んで頂けるように準備いたします!