Hausmusik Japan 主催 音楽探求シリーズ第4回『知られざる巨匠 レーガー』 | ピアノクリニックヨコヤマ最新情報
2018年10月15日

Hausmusik Japan 主催 音楽探求シリーズ第4回『知られざる巨匠 レーガー』

テーマ:公演情報
今年もやってまいりました。じわりじわりと浸透してきた感があります。
レストランでいう、隠れ家的レクチャーコンサート ともいえる
Hausmusik Japan 主催の音楽探求シリーズ!
 
クラシック音楽のコンサートといえば、音楽ホールで素晴らしい『演奏』を聴くことをまず
思い浮かべると思いますが、Hausmusik Japanは、
もっと演奏者と聴衆の距離を近くしたい。

音楽そのものをコンサートの中心にしたい。

という思いから、小規模な会場でのレクチャー・コンサート、室内楽コンサートを始め

気負わず楽しめるプログラム構成の季節のコンサートなどを中心に提供されています。

 
前回はクリスマスシーズンの開催で、お子様もOKのミニコンサートもあり
大変ご好評を頂きました。(過去の公演はこちら→Hausmusik Japan WEB
 
第4回目となる今回は、東山洸雅(Pf)さんによる
レクチャー&コンサート『知られざる巨匠 レーガー』です。
 

 


「第二のバッハ」あるいは「ブラームスの後継者」とも目されていたドイツ・ロマン派の大音楽家、

 

マックス・レーガー。その生涯、ピアノ作品、「ピアニストとしてのレーガー」についてなど、

演奏や最新の研究成果を交えてわかりやすく解説します。

 

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第4回レクチャーコンサート『知られざる巨匠 レーガー』

Hausmusik Japan 主催 

日時:2018年11月11日(日)午後2時~4時

会場:リシュモア音楽教室・ピアノクリニックヨコヤマ修理工房

入場料:1500円(学生1000円) ※お飲物

お申込み:ピアノクリニックヨコヤマ申込フォーム

※公演名、人数もご入力ください。

 

【プログラム】

マックス・レーガー
即興曲集 Op.18-1
青年時代より Op.17-8
7つの幻想小曲集 Op.26-5
J.シュトラウスの《美しき青きドナウ》による即興曲
私の日記より Op82/l/No.10   他
そのほかシューマン、ブラームス、リストなども一部演奏

 

演奏&レクチャー:東山洸雅(Pf)

(京都市立芸術大学音楽学部を首席で卒業後、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程へ進学。

修士課程修了後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士課程へ進み、その間にさらに

ドイツ・フライブルグ音楽大学へ留学。同大学Advanced Studies課程を満点の成績で修了ののち帰国し、

今春、京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士課程を修了。第6回レプティーンピアノコンクール2位、

ハンス・フォン・ビューロー国際ピアノコンクールプロ部門2位など)

 

~~~以下、 Hausmusik JapanWEBよりそのまま掲載させていただきます~~~

演奏家インタビュー:ピアニスト 東山洸雅

2018年6月2日

現在、第4回レクチャー・コンサートの企画が着々と進んでおります。

現時点では、2018年1111日(日)午後の開催を予定しております

今回は、新鋭ピアニスト東山洸雅氏によるレクチャー&演奏というプログラムになります。

 

東山氏は富山県出身、音楽が身近にある家庭で育ち2歳の頃にはおもちゃ代わりにピアノに触れていたとか。高校の頃には音楽の道へ進むことを意識するようになっていたそうです。

 

京都市立芸術大学音楽学部を首席で卒業後、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程へ進学。修士課程修了後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士課程へ進み、その間にさらにドイツ・フライブルグ音楽大学へ留学。同大学Advanced Studies課程を満点の成績で修了ののち帰国し、今春、京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士課程を修了。第6回レプティーンピアノコンクール2位、ハンス・フォン・ビューロー国際ピアノコンクールプロ部門2位など、多くのピアノコンクールにおいて数々の受賞歴を持つ、注目の若手ピアニストです。

 

レクチャー・コンサートでは、東山氏の研究テーマである、マックス・レーガーのピアノ曲についてお話が聞ける予定です。レーガーといえば、まず思い浮かぶのはオルガン作品。ピアノ曲についてはほとんど知られていません。まず、レーガーの作品自体、日本ではあまりなじみがないのではないでしょうか。ピアノ曲に関しては演奏される機会もあまりないと思います。先日、東山氏にお会いして、お話を伺ってきました。(以下 インタビュー)

 

横田    「バッハ、ベートーヴェンをはじめとする、俗にいうドイツ音楽の作曲家がお好きだということですが、その中でレーガーという作曲家を研究テーマになさったきっかけは何だったのでしょうか。」

 

東山    「もちろん彼の作品が音楽的に面白いなと思ったからですが、それに加えて、高校の頃音楽の道へ導いてくださった先生がドイツ留学経験のある方で、ドイツ語の話し方やリズムなども含めて本当にドイツ音楽を理解するためには、レーガーとヒンデミットを勉強するべきだとおっしゃっていたのが頭の片隅に残っていたことも理由の一つです。」

 

横田    「レーガーの作品というと一般的にはオルガン作品が思い浮かぶと思うのですが、まず日本で演奏されることも聴くこともその機会が少ない作曲家だと思います。東山さんからレーガーとはどんな作曲家なのか簡単にお話しいただけますか。」

 

東山    「レーガーは1873年にドイツのバイエルンという地域に生まれた作曲家です。父親は音楽家で、学校などで教えたりしていたのですけれど、弦楽器を始め、オーボエなどの管楽器、そしてもちろんオルガンも演奏する人で、レーガーはその父親から様々な楽器の弾き方を教わりました。ピアノの方は母親から教わりました。」

 

横田    「どんな音楽を書いたのでしょうか。」

 

東山    「作曲家としては、いわゆるドイツ3Bと言われるバッハ・ベートーヴェン・ブラームスの様式を受け継いで発展させると公言していた作曲家です。和声的にはおおむね後期ロマン派と言えますが、例えば室内楽では伝統的なソナタ形式や変奏曲形式といった、ウィーン古典派の伝統に則った形式による作品が多く見られます。あと、複雑で入り組んだ対位法もレーガーの特徴の一つです。ちなみにレーガー自身は、「私は対位法をバッハから学んだ」と言っていたそうで、この言葉にも先ほどお話しした「伝統を受け継ぐ」という意志が表れていますね。レーガーの楽譜を見ると音符や演奏上の指示がぎっしり書き込まれていて真っ黒だったりするわけですけれど、これがレーガーの音楽と言われて一般的にイメージされやすいところですね。レーガーは特に30歳頃、そのような作品を多く書いています。彼は43歳で亡くなっているので、創作の中期頃ということになりますね。」

 

横田    「確かに、レーガーというと音が多くて重厚なイメージですよね。今回はその中でも、私たち聴く方にしても珍しいピアノ曲を取り上げます。やはりそのイメージ通りの、重厚な音楽なのでしょうか。」

 

東山    「ピアノ曲に関しては、レーガーは実は大きな作品というのはあまり書いていなくて、小品がメインです。それも多種多様で、シューマンの子供向けのピアノ小品に通ずるような素朴なものだったり、一方で、とても入り組んでいてテクニック的にも難しい曲だったり。それらが一つの作品集の中に入っていたりするので、これはいったい誰が弾くことを想定して書いた作品集なのだろうか、と思ってしまうこともあります。」

 

横田    「興味深いですね。今回はそのピアノ曲をテーマにレクチャー・コンサートをしてくださるわけですが、どういったことをお話していただけるのでしょうか。」

 

東山    「まずはレーガーという作曲家の生涯や、具体的にどんな作品を書いていて、それにはどんな作曲家たちからの影響が見られるのか、などです。それから、レーガーは作曲家であっただけでなく、ピアニストとして演奏活動もしていました。僕の研究テーマは、レーガーが自分の作品をどのように演奏していたのかを探ることで彼の作品の演奏解釈について考えるというものなので、もしレーガーのピアノ曲をまさしくレーガーが弾いていたように演奏するとどうなるのか、そのようなこともお話ししたいと考えています。」

 

横田    「あまり知る機会のないレーガーについて、いろいろお話が聞けそうですね。とても楽しみにしております。ところで、すでに若手ピアニストとして活動をされている東山さんですが、この春博士課程も修了して本格的に活動されていくことと思います。今後についてですが、ご自身の理想像としては、どういったピアニストをイメージしていらっしゃるのでしょうか。」

 

東山    「それは僕自身が留学中にもよく考えていたし、帰ってきてからもよく聞かれる質問です。まず僕がずっと思っているのは、演奏を聴いた時に、『あ、この曲良い曲だな。』と思ってもらえるような演奏ができたらなと。特に日本に帰ってきてから思うのですが・・・ドイツでは、有名ではない曲が演奏されると、『あ、面白いね』とか、『こんな曲も聴けて良かった。』と興味を持ってくれるんですね。一方日本での演奏会であまり知られていない曲が演奏されると、『何か知らない曲だったな。』で終わってしまうことが多い。この受け止め方の違いにすごく違和感を持っています。」

 

横田    「確かに、それについては私も感じますね。来日するオーケストラにしてもピアニストにしても、結局どれも似たようなプログラムばかりだなと思います。それでいろいろ話を聞いてみると、日本にも来ているある有名な演奏家から聞いた話ですが、興行的な理由から日本での演奏会では必ず入れてほしいという曲目があり、それ以外の曲を演奏したくても結局思うようにプログラムを組めないといったこともあるようですね。名曲を知ることはもちろん大切だと思いますが、知らない曲を聴くことによってさらに音楽の世界は広がりますよね。ですので、今回のレーガーのピアノ曲というテーマは新しい音楽の世界を知る良い機会だと思います。東山さん自身、ピアニストとして名曲にはこだわらず、様々な音楽に挑戦していきたいという感じでしょうか。」

 

東山    「もちろん有名な、いわゆる名曲と言われる曲も素晴らしいとは思います。やはり、名曲は人の心をつかむ何かがありますよね。ただ、名曲は名曲と言われるだけあって、誰が弾いてもある程度曲が助けてくれる部分もあると思うのです。一方、そこまでではない曲というのは、良い所もあるけれど、やはり、そこまで人々に愛されない理由というのがどこかにあるのだと思います。作曲家も人間ですから常に完璧ではなく、そういった曲の中には、ここは少しわかりにくいなといったような部分があったりするわけです。でも、そういった曲の中にもここはとびぬけて面白いなとか、なんだか味があるなといった部分もあるので、。そういう面白いところや、その曲が持つ知られざる魅力をしっかりと引き出してあげる、そういう演奏ができるピアニストになりたいと思っています。」

  

横田    「今後のご活躍が楽しみです。今日はお忙しい中、お話をありがとうございました。」

 

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