【高校化学】蒸留と分留、“分留”という言葉は使わない❗️ | 人気学参『高校物理発想法』著者 大阪で物理化学の家庭教師を行っています。生徒募集中!

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高校化学で「蒸留」と「分留」という用語が出てきます。今回は、大学入試対策として2つの用語をどう使い分けるか、をテーマにしたいと思います。




この使い分けケッコウ微妙です。


まず「分留」とは「分別蒸留」の略です。分留は蒸留の一種なんですね。


だから、こちらから入試問題の解答としてこの言葉を用いるときは「蒸留」という言葉しか用いないことにしましょう。分留も蒸留の一種なのだからバツにされることはないでしょう。


それで「蒸留」なのですが、蒸留とは沸点の違いを利用して混合物を分離する方法のことです。


そして「分留」は多くの種類のモノからなる混合物を順番にひとつひとつ蒸留していくことです。


ネットで調べると、固体と液体からなる混合物を分離するのが蒸留で、液体と液体からなる混合物を分離するのが分留だ、という説があるが、これは間違いだ、となっています。


私にはどちらが正しい説なのか断定することができません。


とにかく、こちらが使うときは「蒸留」しか使わない、で対応できると思います。


「蒸留」「分留」についてでした。